長野中央病院で1時間の時限スト ボーナスめぐる労使交渉決裂

物価高騰などを受けて賃上げの動きが広がる中、冬のボーナスをめぐって労使間の交渉が決裂したとして、長野市の長野中央病院で22日朝、1時間の時限ストライキが行われました。
組合によりますとストライキが1時間に及ぶのは2001年以来だということです。

時限ストライキが行われたのは長野市にある長野中央病院で、22日午前8時45分の始業から1時間にわたっておよそ200人が参加しました。
組合側によりますと、ことしの冬のボーナスが去年よりも「0.9か月分」少ない「0.6か月分」と提示され、交渉で上積みを求めてきましたが決裂したということです。
集会では、参加者が「業務で疲弊する中、物価高騰で生活不安が広がり、がんばりが報われない。離職を考える同僚もいる」などと訴えたあと、病院の周辺でプラカードを掲げて賃上げを要求しました。
時限ストライキが1時間に及ぶのは2001年以来だということですが、院内に必要な人員を配置し、外来診療や入院患者への対応に影響はなかったということです。
「長野地域民医連労働組合」の原さえ子委員長は「職員が大事にされなければ未来は感じられない。患者さんが安心できる医療や介護を行うためにも、経営側には責任あるビジョンを示してほしい」と話していました。
一方、病院を運営する「長野医療生活協同組合」の井出吉人専務理事は「物価高騰で経費がかさみ、コロナ以降、患者さんの受診控えも進む中、診療報酬も下げられて、経営環境は悪くなるばかりだ。訴えは深刻に受け止め、交渉には誠実に対応していきたい」と話していました。

信州のニュース