ケータくんがモブ男にえろいことされて執事が激おこらしい。
今年一番ひどいタイトル賞を受賞しました。
これはひどい。あまりにもひどい。
タイトルにえろと書いてありますがR-18つけるほどではありません。事後なので。
それと連投申し訳ありません。
▼即興で書きました。思いつきネタなので中途半端・意味不明・ウィスケーの3つで構成されています。さぁ、皆さんもレッツモブケー! 広まれウィスケー前提モブケーの輪!!
▼ウィスパーがナチュラルに擬人化してるので苦手な方はご注意ください。 私はウィスパーとウィスパーの能力に夢を見すぎている感が否めない。
▼追記 14/12/18 ひええええ評価、ブクマ、タグありがとうございますンヒィ……!!特にこれと言って何も考えずに書いたので続きは未定ですすみませ…ッ!!!もしネタが降ってきたら続き書いてみようと思います!!
▼追記 14/12/19 ルーキーランキング 54位に入りました。ありがとうございます…!!
- 676
- 772
- 20,859
日曜日の朝、元気よくクマ、カンチと遊びに出掛けたケータを見送ったウィスパーは、今日はケータが帰って来るまで家でジバニャンとお留守番。
最近お母さんが買って来てくれた服なんだと、新品の洋服を身に包み「かっこいいでしょー」と自慢気に笑った主人に、「ケータくんによく似合ってます」と素直な気持ちを伝えたときの、あのときのケータくんの照れたような表情といったらもう可愛いくて可愛いくて……。
朝からずっと一人でニヤニヤするウィスパーに、ジバニャンは一言「気持ち悪い」と、特徴である語尾の「ニャン」さえつけずに標準語で吐き捨てた。
昼はジバニャンに頼み込まれてニャーKBのDVDを一緒に見て振り付けを覚えさせられたり、ケータの両親の目を盗んで冷蔵庫のプリンを食べるジバニャンに注意したり(どうせ後でケータのハリセンの刑に処されるが)、ああ今日も何事もなく日曜日が終わっていくなぁと、平和ボケした頭はそんなことを考えていた。
しかし、夕方の6時頃を過ぎても、晩ご飯ができた7時頃になっても、朝に出掛けて行ったケータがいっこうに帰って来ないのが気掛かりだった。
家に居た両親も次第に慌てはじめる。
まさか誘拐されたんじゃ、とか、それなら警察に連絡しないと、やら。
それを聞いていたジバニャンが「オレっち、ちょっと探してくるニャン」と真面目な顔をして二階の窓から出て行くので、ウィスパーも後に続いて外へと飛び出した。
辺りはもう真っ暗で、電灯が少ない通りなどは先がほとんど見えない。
今朝ケータはどこへ行くと言っていただろうか。確かおおもり山まで遊びに行くと言っていたはず。それならそこへ一度向かってみようと、ウィスパーがおおもり山までひとっ飛びしようとしたその時、どこかから啜り泣く声が聞こえた。
「………!?」
ここは人通りの少ない通りで、こんな時間なら尚更誰もいないはず。しかも声が聞こえるのは、更に暗くなっている路地裏からで。
まさか、と嫌な予感がしたウィスパーはすぐさま真っ暗闇の路地裏へと飛び込むように進んで行った。
「ケータくん! ケータくん、いるんですか!!いるなら返事してください!」
大声を上げて名前を呼んだが、本当は、返事など返って来なければいいと思っている。
啜り泣く声が聞こえたのは気のせいで、探している主人は実はもう何事もなく天野家に帰宅しているのではと、現実逃避する頭はそう考える。
そうだ、そうに違いない。ケータに限って、まさかこんな時間にこんなところにいるなんてことはないだろう。
しかし、そんな風に考えていたウィスパーは、それが結局は都合のいい妄想だったと痛感させられる。
「……ウィスパー…?」
くそ、やはり聞き間違いではなかったか!!!
「ケータくん!待っててくださいすぐ行きま…………」
月明かりを頼りに薄暗い路地裏を探すと、やっと見つけた愛する主人の姿に、ウィスパーはそこで、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。
「ぁ、うぃすぱ、…」
―泣き腫らしたような赤い目をした我が主(あるじ)、
―なぜそのようなお姿で蹲っておられるのですか?
今朝ケータが嬉しそうにウィスパーに見せた新品のあの洋服は、今ではビリビリに破れており最早服としての役目を果たしておらず、ただ布を羽織っているような、そんな状態で、こんな時間に人通りの少ない路地裏で見つかるなんて。
ケータは明らかに"乱暴をされた後"の被害者の姿だった、そしてあろうことかケータはまだ小学生。
自分の中の黒い何かが、沸き上がってくる。
ウィスパーは激しく怒り、憎悪で頭がおかしくなりそうな自分を必死に抑え、正気を保つよう心掛けた。
「ケータくん」
ボン、と煙に包まれ一瞬で人型になると、素早く着ていた上着をケータの肩へとかけた。
「夜は冷えます。これを着てください」
「うぃす、ぱ……おれ、その、山で転んで、それで、怪我しちゃってさ、だから」
「ケータくん。いいんです、分かってます。……つらかったでしょう」
「ぁ……う、ひっ、く、ぅ、うえぇ…!」
表情を歪めて大粒の涙を流すケータを、ウィスパーは力いっぱい抱き締めた。今まで堪えてたものを爆発させたように、それでも声は最小限に押し殺してケータはウィスパーの腕の中で泣いた。
ケータの嗚咽を聞きながら、ウィスパーは激しく後悔していた。
何故今日に限って一緒にいてやらなかったのか。
何故今日に限って一人にさせてしまったのか。
ケータに乱暴をした輩にも、そして守れなかった自分自身にも腹を立てた。
なにが妖怪執事だ。
主人が恐ろしい目に遭っていたというのに、何もできなかった。
少しでも早く異変に気付いていれば。夕方、小さな違和感に気付いたとき、迎えに探しに行っていれば。間に合ったかもしれない。
「ケータくん、すみません、すみません…!ワタクシとあろうものがいながら、助けに行けず…!!」
「なんでウィスパーが、ひっ、謝る、の」
「本当に、ワタクシは……!!」
自分の無力さを嘆き、顔も名前も知らない輩を憎み、そして腕の中にある愛しい存在を、もうこのような目には遭わせやしないと、ウィスパーは心に誓った。