人びとに満遍なく衣食住が行き渡り、平等な社会であれば、「托卵」はありえないことだったかもしれない。生存競争に勝ち残るための「托卵」であるならば、不倫も生物が生み出した生きる知恵なのかもしれない。
さらに連載記事<深刻な「単身高齢者」問題を引き起こす「熟年離婚」の「4つの原因」と「1つの妙案」>では、熟年離婚の問題について解説する。
本記事の抜粋元『離婚の経済学 愛と別れの論理』(講談社現代新書)では、日本の労働市場の問題点が凝縮する母子家庭の貧困や、離婚と所得の関係など、離婚にまつわる現代日本のありかたについて詳しく論じています。ぜひ、お買い求めください。