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2024.11.21

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イタリアが11年ぶり5度目の優勝!希少がんを乗り越えた監督ガルビンと共にパオリーニらがトロフィー掲げる[ビリー・ジーン・キング・カップ]

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イタリアがスロバキアを下して11年ぶり5度目の頂点


女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」決勝が11月20日に行われ、イタリアがスロバキアを2勝0敗で破り、2013年以来11年ぶり5度目の頂点に立った。

【動画】イタリア 11年ぶり5度目の優勝の瞬間&優勝決めたパオリーニが監督ガルビンらメンバーと抱擁

昨年準優勝国のイタリアは、世界ランク4位のジャスミン・パオリーニやエリザベッタ・コッチャレット(同53位)、ルシア・ブロンゼッティ(同78位)、マルチナ・トレビザン(同126位)、サラ・エラーニ(ダブルス同8位))というメンバー。初戦となった準々決勝では日本を2勝1敗で下すと、準決勝ではイガ・シフィオンテク(同2位)を擁するポーランドを2勝1敗で破って2年連続の決勝進出を果たした。

この日は準決勝でイギリスを破ったスロバキアと対戦。第1試合でブロンゼッティがビクトリア・フルンカコワ(同238位)を6-2、6-4で下すと、第2試合のシングルスでエースのパオリーニがレベッカ・スラムコワ(同43位)を6-2,6-1で圧倒。2勝0敗でイタリアが5度目の優勝を飾った。

監督を務めた元世界ランク22位のタチアナ・ガルビンは、昨年の準優勝後に100万人に1人の割合で発症する病気「腹膜偽粘液腫」という希少がんが見つかり、手術を行ったことを公表。その後2度目の手術を受けた際には、イタリア選手らが入院中の彼女を見舞った。

その困難も乗り越え、再び監督としてコートに戻り、昨年の忘れ物を取り戻した。「今年ここに来られたことは私にとって贈り物だった。昨年は辛い瞬間だったから。でも、チーム全員の支えがあった。だからこそベンチで勇気を与え、彼女たちをサポートしようと思ったの。それは彼女たちが私にしてくれたことでもあるからね。ここにいることができてとてもうれしい。何度も言うけど選手たちを誇りに思う。素晴らしいチームよ」と万感の思いがあったようだ。

エースとして戦ったパオリーニは、「素晴らしい気分だ。国のため、チームのため、選手のためにプレーするが、裏方で支えてくれるスタッフのためでもある。タチアナにとって昨年は辛い瞬間だったと思う。でも、こうしてトロフィーをもってここにいることがうれしい。大切なことは彼女が元気で、私たちと一緒にいられること。これ(トロフィー)はおまけね」と喜ぶ。

また、自身はグランドスラムで2度決勝に進み、自己最高の4位を記録。男子ではヤニック・シナーが全豪オープンと全米オープンを制して世界1位に輝くなど、イタリア勢が躍進した1年にもなった。「イタリアのテニス界にとって信じられないような1年だったと思う。イタリアのスポーツにとってもいいことだし、テニスの楽しみがたくさんある。大きく成長しているしとてもいいこと。ヤニック(シナー)が世界No.1になったことも素晴らしい。彼はみんなのお手本で、良い人柄よ」と語った。

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2024.11.21

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ナダル、現役生活に終止符「テニスをすることに疲れたわけではなく体がもう…」。フェデラーら盟友も惜別メッセージ

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グランドスラム22勝のナダルが現役生活に幕


男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナルズ ファイナル8」(スペイン・マラガ)が11月19日に開幕し、準々決勝でスペインはオランダに1勝2敗で敗戦。今大会での現役引退を発表しているナダルは、試合後のセレモニーで「体がもうテニスをしたくないと言っている」と涙を流した。

【動画】”ラファ”コールにナダルも涙…引退セレモニー

10月に自身のSNSを通じて正式に今季限りでの現役引退を発表した38歳のナダル。最後の大会に選んだのは、母国スペインで開催されることとなった国別対抗戦デビスカップだった。

ナダルは第1試合のシングルスに登場し、ボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同80位)に4-6,4-6のストレートで敗戦。シングルス第2試合でカルロス・アルカラス(同3位)が、タロン・フリークスポール(オランダ/同40位)に7-6(0),6-3で勝利したものの、第3試合のダブルスでアルカラス/マルセル・グラノイェルスがウェズレイ・クールホフ/ファン・デ・ザンツフルプのオランダペアに6-7(4),6-7(3)で敗れたため、スペインは準々決勝敗退。引退を表明していたナダルにとってこの日の試合が現役最後の試合となった。

試合後に行われたセレモニーでナダルは、プロ生活の支えとなったファンに「次のポイントを取るサポートをしてくれ、悪い時には戦い続けるように背中を押してくれた」と述べ、最後の対戦相手となったオランダチームや自チームのメンバーにも感謝の言葉をつづけた。それでも、「テニスをすることに疲れたわけではないけれど、体がもうテニスをしたくないと言っている」と引退を決意させた理由を口にし、「この状況を受け入れるしかない」とした。

セレモニーで涙を流すナダル。スポーツ界で親交のあったデビッド・ベッカム(サッカー)やアンドレス・イニエスタ(サッカー)、セルヒオ・ガルシア(ゴルフ)らとともに、“BIG4”として男子テニス界をけん引してきたロジャー・フェデラーやアンディ・マレー、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)からのビデオメッセージが贈られた。

史上最多60度の対戦をしたジョコビッチは、「あなたの粘り強さ、ファイティングスピリット、コートにもたらしたエネルギー、パワーはこれから生まれてくる多くの世代に伝わっていくことだろう。あなたのライバルと呼ばれることをとても光栄に思い、感激しているよ。テニス界、そしてスポーツ界は、あなたがテニスにもたらした素晴らしいエネルギーを心から惜しむでしょう。 あなたの功績を祝福し、大切にすることがたくさんある」とコメント。

一昨年のレーバーカップで引退したフェデラーは、「信じられないような素晴らしいキャリアを祝福したい。君とプレーできたことはもちろん、特に君と対戦できたことはとても光栄なことだった。君との思い出で特に好きなのは、君にやられた2008年のウィンブルドン決勝だ。君の素晴らしい家族とともに、これからの人生が最高のものになりますように」と述べ、4時間48分の激闘の末にナダルが初優勝した試合を思い出の1試合に。

今夏のパリ五輪でキャリアを終えたマレーは、「君のプレーに込められた情熱と激しさは、すべてのテニスプレーヤーが憧れるものであり、すべてのテニスファンが記憶にとどめるものだと思う。君のプレーを見るのは本当に素晴らしかった。これまでありがとう。引退生活を楽しんで」とナダルのキャリアを称えた。

ツアー通算92勝(うちグランドスラム優勝回数は22度は歴代2位)を挙げ、全仏オープン史上最多14度の優勝などクレーコートでのマッチ勝率は9割超。数々の偉業をつくり、試合中は闘志をむき出しに勝利を疑うことなくコートを駆けたレジェンドが、また一人コートを去る。

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2024.11.19

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イタリアがシフィオンテク率いるポーランドを撃破し2年連続決勝へ。パリ五輪金ペアが勝負決める[ビリー・ジーン・キング・カップ]

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イタリアがポーランドを下して2年連続決勝進出


女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」準決勝が行われ、イタリアがポーランドを2勝1敗で破り、2年連続の決勝進出を決めた。

【動画】パリ五輪金ペアのパオリーニ/エラーニが躍動! シフィオンテクらポーランドペアを破って決勝へ マッチハイライト

昨年準優勝国のイタリアは、世界ランク4位のジャスミン・パオリーニやエリザベッタ・コッチャレット(同53位)、ルシア・ブロンゼッティ(同78位)、マルチナ・トレビザン(同126位)、サラ・エラーニ(ダブルス同8位))というメンバー。初戦となった準々決勝では日本を2勝1敗で下して4強入りを果たしている。

この日のポーランド戦では第1試合でブロンゼッティがマグダ・リネッテ(同38位)を6-4、7-6(3)で下したものの、エース対決となった第2試合でパオリーニがシフィオンテクを6-3、4-6、4-6の逆転負けを喫して、勝敗はダブルスに持ち込まれた。

運命のダブルスで、イタリアはパリ五輪女子ダブルス金メダルを獲得したパオリーニとエラーニのペアが登場。シフィオンテク/カタジナ・カワ(ダブルス同93位)に終始押されていたが、第1セット終盤でブレークに成功して7-5で奪うと、第2セットも1-5から挽回する。6-5のマッチポイントではエラーニがアンダーサーブを放ち、ラリー戦でシフィオンテクのミスを誘ってゲームセット。エラーニはその場で倒れ込み、その後チームで喜びを分かち合った。

2年連続で決勝に進んだイタリア。シングルスで2時間36分の激闘の末に敗れたパオリーニは、「ベンチにいたチームメイト全員が応援してくれ、エネルギーがもらえた。自分の国のためにプレーしていると、特別なモチベーションが生まれる」と、ダブルスも合わせて4時間以上の試合を戦い抜けた理由を明かした。

また、今大会を制すとロベルタ・ビンチ、フラビア・ペンネッタに続いて4度目の国別対抗戦優勝となる37歳のエラーニは、「第一に、イタリアのためにプレーすることはいつも特別なこと。とても幸せだし誇りに思う。今日は特別な一日だった。決勝に進めたことがうれしい」と述べた。

5度目の優勝をかけて20日に行われる決勝では、スロバキアとイギリスの勝者と対戦する。


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