今後のために、
今日のこの瞬間を目に焼き付けるべく参加してきた。
知事就任式。
令和6年11月19日午前11時、兵庫県庁1号館前芝生広場。
知事、副知事の就任式や退任式が執り行われる、
県職員にとってはおなじみの場所。
本庁には約3000人の職員が勤務している。
通常の就任式ならこの芝生広場は職員で埋め尽くされる。
でもこんなスカスカな就任式は初めてだった。
一般県民の方から就任式に参加したいとの問い合わせが、
昨日県庁に寄せられたようで、
職員エリアと一般県民エリアにロープで仕切りを作って分けられていた。
もちろんこんなことも初めて。
その場に居合わせた知り合いの職員から聞いたが、
あまりにも職員の集まりが悪いので、
庁内放送で改めて動員がかかったようだ。
それでもざっと見渡したところ、
出ていた職員はせいぜい300人程度。
一般県民の方が100数十人程度。
111万3千9百人の兵庫県民により選ばれた
齋藤元彦兵庫県知事。
職員は公務員なので、
上司の命令は絶対である。
違法な命令でない限り職務命令への絶対服従は、
地方公務員法で規定されている。
だから県民のためにしっかり仕事はするだろう。
しかし今日の就任式を見る限り、
現職の皆さんの心中は察するに余りある。
だから今日の記事は故渡瀬康英が残した職員の皆さんへのエール、
これを最後に添付して皆さんへの激励に替えたい。
【渡瀬西播磨県民局長最後のメッセージ(R6.3)】(抜粋)
我々は公務員です。仕事は県民の皆さんのためにするものです。自分のために、自分の栄達のために、仕事をしてはいけない、仕事を利用してはいけない、県民を利用してはいけない。そして、自分の損得勘定で行動してはいけない、人を選別してはいけない。昇任、出世は結果であって、それを目的にしてはいけない。
仕事は楽しく。そのためには一生懸命、しんどいことも沢山あります。楽しい=楽(らく)では決してないです。でも、乗り越えた先にはきっと何かが待っているはず。
これからいろいろな人生経験をすると思います。病気などで働きたくても働けないという経験もするかも知れません。でも「公務員として働きたい」という気持ちは持ち続けてほしい。初心を忘れないで欲しいです。「働きたい」ということと「お金がほしい」ということは同じようで違います。生業としての公務員の側面を否定はしませんが、「給料が貰えるなら、仕事は二の次、三の次」という気持ちにすり替っては自分自身も周りの人達も悲しすぎます。
同僚や上司、部下はもちろん、関りを持った人達から「あなたと一緒に仕事が出来てよかった」、「また一緒に仕事をしましょう」と言ってもらえる職員であって欲しいです。自分自身の県庁人生は胸を張って威張れるものでは全然無くって、逆に思い返せば情けない恥ずかしいことの連続だったですが、後輩の皆さんには是非兵庫県を支えていって欲しい、そうお願いします。
最後に、人を大切にすること、義を通すこと、誠実であることを、ひとりの人間としてずっと心に持ち続けて欲しいです。そして、筋を通そうとして挫けることがあっても、理不尽な現実の壁に跳ね返されても、諦めないで下さいね。「いつかきっと」と心に念じながら。
素晴らしい人にたくさん出会えますように。県民の皆さんの心に残る仕事に出会えますように。
長らくのご愛読ありがとうございました。お世話になりました。
おわり。