今、兵庫県下で繰り広げられている兵庫県知事選挙。
これは民主主義国家における選挙ではない。
インターネットを悪用して煽情的言説を撒き散らし、
情報弱者を洗脳する人心収攬術を展開しているだけである。
齋藤元彦氏陣営の作戦は大きく三つの要素で成り立っているように見える。
一つは街頭演説でありえない数の群衆を集め、
齋藤氏を支援する人々の多さを人々に印象付けること。
二つはマスコミや議会を悪者に仕立て上げ、
あたかも齋藤氏が被害者であるかのような印象操作を行うこと。
三つはインターネットと立花氏の街頭演説などを利用して告発者の人格否定を行い、
告発文そのものを否定することであたかも齋藤氏には何の否もなかったかのようなイメージを作り上げること。
これが「齋藤元彦性善説」演出の三大要素である。
まず一つ目のありえない数の群衆である。
当然齋藤氏側の戦術が奏功して人数が膨らんでいることは否めないものの、
あの群衆は明らかに組織だった動員で集められている。
それは集まっている群衆が醸し出す空気を肌で感じれば、
誰しもが感じる違和感である。
二つ目のマスコミや議会を悪者に仕立て上げる作戦。
これは突如参戦した立花孝志氏に全面的に委ねられている。
立花氏は百条委員会の奥谷委員長の自宅まで押しかけ、
奥谷委員長があたかも大悪人であるかのように印象付ける動画を配信した。
マスコミの報道についても、
齋藤氏を追い詰めて失職に追い込んだのはマスコミの責任であるかのような印象操作を行っている。
三つ目の告発者本人に対する名誉棄損。
これも立花氏の担当部門である。
10年間で10人の女性職員と不倫しただの、
職権を濫用して不同意性交に及んだだの、
全く根も葉もない話をでっち上げ、
異性問題には敏感な県民の感情を一気に変容させようとしている。
あたかも自分が見てきたかのように声高に吹聴し、
告発者の人格を否定し、名誉を傷つけている。
百万歩譲って仮にそれに類するような事実があったとして、
そんな内部情報が立花氏の手に渡っていたとしたら、
それこそが大問題である。
しかしそんな言説を撒き散らすことで告発文そのものの信ぴょう性を否定し、
告発文を無力化することが狙いである。
立花氏が大法螺を吹いて人々を惑わせ、
人心を収攬してきたのは、
従来の彼の言動を見れば明らかであり、
現に立花氏は現在、
不正競争防止法違反、
威力業務妨害、
脅迫罪という三つの罪で、
懲役2年6か月執行猶予4年の実刑判決を受け、
現在執行猶予中の身であるということを忘れてはならない。
そもそも思い出していただきたい。
齋藤元彦氏は質問に真正面から答えない記者会見を繰り返すことで、
不誠実な知事として県民感情を逆撫でし続け、
職員労働組合から辞職要求を突き付けられ、
後援会長からも見離され、
県議会の全会一致で不信任決議を叩きつけられた。
そして、今回の騒動の中で道義的責任を問われ、
「道義的責任が分からない。」
とまで口走った人物なのである。
そもそも明らかな公益通報者を法に基づいて保護することもせず、
自らに対する告発者の犯人捜しを行い、
絶大な権力を濫用して厳罰を下したのが齋藤元彦なのである。
彼の立会演説になぜあのような群衆が集まるのか。
不思議でならなかった。
しかし数日前、旧統一教会が齋藤氏支援を表明したことで、
全てが腑に落ちた。ああ、そういうことか、と。
また、立花氏が何のゆかりもない兵庫県に突然乱入し、知事選挙に立候補して他者を貶めることで齋藤氏のダーティーなイメージを強引に払しょくしていこうとする。
立花氏の登場したタイミング、極めて悪質かつ誇張に満ちた立花氏の立会演説や動画配信、これら一切に齋藤氏は関与していないかのような演出。
これらは巧妙かつ緻密に組み上げられた人心収攬計画に他ならない。
果たしてこれが選挙と言えるのか?
ウソと誇張の言説で善良な県民を騙して選択を誤らせ、
兵庫県をさらなる混乱に陥れる。
このように齋藤元彦氏の一連の行為(敢えて選挙戦ではなく)は、
知事に返り咲くためには手段を選ばない
極めて悪質な蛮行と言わざるを得ない。
彼らの所業は、
民主主義への冒涜行為そのものである。