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鶴岡路人

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慶應義塾大学総合政策学部准教授

報告

解説今回の件は、情報錯綜というよりは、「ICBM」と呼ぶことの意味をめぐる政治・外交上の思惑の錯綜という側面が強いのだろう。 ウクライナにしてみれば、ICBMが使われたことを喧伝し、ロシアが新たなエスカレーションに出たことを強調したい。それによってさらなる支援を得ることも視野に入る。対して米国は、今回のロシアの行動が、数日前に明らかになった米提供武器のロシア領内での使用許可への対抗措置だと認識されるのを避けるために、「新しくない」部分を強調したい可能性もある。発言の裏には思惑があって不思議ではない。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • JSF

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    軍事/生き物ライター

    解説発射されたのはおそらく6年前に開発凍結されていたロシア軍の新型弾道ミサイルの「RS-26ルベーシュ」…続きを読む

  • 村野将

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    見解米当局が「ICBMではない」としていることには2通りの解釈ができます。第一に、専門家の多くは今回発射…続きを読む

コメンテータープロフィール

鶴岡路人

慶應義塾大学総合政策学部准教授

専門は国際安全保障、現代欧州政治。慶應義塾大学法学部卒。同大学大学院、米ジョージタウン大学大学院で学び、英ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部で博士号(PhD)取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)を経て、2009年から2017年まで防衛省防衛研究所教官、主任研究官。その間、防衛省防衛政策局国際政策課部員、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)訪問研究員等を務める。2017年から現職。著書に『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』(新潮選書、2023年)、『EU離脱』(ちくま新書、2020年)等。また、2023年から2024年までオーストラリア国立大学(ANU)訪問研究員。

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