盛岡市の高齢者施設で虐待の疑い 市が監査を開始
盛岡市の高齢者施設で介護士が入居者に暴行を加えてけがを負わせたとして逮捕された事件で、市はこの施設で虐待があった疑いがあるとして、法律に基づく監査を始めました。
盛岡市にある有料老人ホームでことし9月下旬ごろ、この施設に勤務する36歳の介護士が当時100歳の入居者の女性の頭を殴るなどしてけがをさせたとして、18日、傷害の疑いで警察に逮捕されました。
警察によりますと、介護士は容疑を否認しているということです。
市によりますと、ことし7月ごろからこの事件で被害を受けた女性や別の入居者の家族などから「介護士からけがをさせられた」とか「暴言をはかれた」などといった相談が複数、寄せられたということです。
市はこの施設で虐待があった疑いがあるとして、18日から介護保険法などにもとづく監査を始めました。
すでに施設への立ち入り検査や関係者への聞き取りを行い、事実関係や職員の管理体制などについて調べています。
盛岡市介護保険課は「高齢者施設で介護士による傷害事件があったことは看過できない。警察の捜査を見守りつつ、必要であれば行政処分も行いたい」としています。
市は「警察の捜査に支障をきたすおそれがある」として施設の名前については明らかにしていません。