わずか6時間で息子は死んだ ネット上の性的脅迫「セクストーション」に遺族が警鐘
わずか6時間で息子は死んだ ネット上の性的脅迫「セクストーション」に遺族が警鐘
アメリカ人の少年ジョーダン・デメイさんは、インターネットで「セクストーション」の標的になり、加害者とやり取りを始めてからわずか6時間で命を絶った。
セクストーションとは、「sex」と「extortion(恐喝、ゆすり)」を組み合わせた造語。性的な画像などを送信するよう誘導し、それを拡散させる可能性をちらつかせて金銭を要求するサイバー犯罪を意味する。
ジョーダンさんを脅迫したのは、ナイジェリアの兄弟サミュエル・オゴシ容疑者とサムソン・オゴシ容疑者だった。2人はアメリカに身柄が引き渡された。
4月には、オーストラリアの少年が同様の被害を受けて命を絶った。この事件でも、別のナイジェリア人2人が逮捕された。
ナイジェリアのサイバー犯罪当局のトップは、セクストーションを阻止するために取り組んでいるとし、同国の警察が十分に対応していないとの非難は「ばかばかしい」とBBCに語った。
この記事の内容に影響を受けた方に、BBCはイギリス内での相談先を紹介しています(英語)。
また、日本の内閣府が、性犯罪・性暴力相談の相談先をこちらで紹介しています。