不同意わいせつの疑い 警視庁警部補を送検

 ことし9月、川口市の路上で20代の女性の体を触ったとして不同意わいせつの疑いで、逮捕された警視庁警部補の男の身柄がさいたま地検に送られました。

 逮捕当時、容疑を否認していましたが「自分本意の行動をしてしまいました」と一転して、容疑を認めているということです。

 不同意わいせつの疑いで送検されたのは、警視庁大塚署地域課の警部補、登崇容疑者(38)です。

 登容疑者は、ことし9月14日午後11時45分ごろ、川口市の路上で県内に住む20代の女性の体を触るなどわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 調べに対して、登容疑者は「自分本意の行動をしてしまいました」と容疑を認めているということです。

 捜査関係者によりますと、去年から川口市と草加市で同様の手口の事件が複数発生していることから、県警は登容疑者が関与した疑いがあるとみて、調べています。

 警視庁の幡野徹警務部参事官は「捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。

今年度中間決算 武蔵野銀行 過去最高益を更新

 武蔵野銀行は、今年度の中間決算を発表しました。

 中間純利益は、前の年の同じ時期と比べて8億円増の71億円となり過去最高益を更新しています。

 武蔵野銀行によりますと、本業のもうけを示すコア業務純益は、前の年の同じ時期に比べて3億円増加し91億円となりました。

 国内外の金利上昇の影響で、貸出金利息や有価証券利息を中心に資金利益が増えたことや、ビジネスマッチングなどのコンサルティング手数料を含む役務取引等利益が増加したことが主な要因です。

 また、経常利益は与信関係費用の減少や株式関係損益の改善などから、13億円増の94億円となりました。

 中間純利益は8億円増の71億円で、4年連続の増益となり過去最高益を更新しています。

 長堀和正頭取は、県内経済について「超円安が若干修正され、原材料仕入れ価格の高騰に一服感が見られる。価格転嫁も一定程度進展し、緩やかな回復が進んでいる」との見解を示しました。

立教大学 学生が知事に政策提言

 若い世代の意見を県政の課題解決に生かしてほしいと、立教大学の学生が大野知事に政策提言しました。

 学生による知事への政策提言は、2010年に埼玉大学で始まり、立教大学で行われるのは、去年に引き続き2回目です。

 今回は、観光学部の学生25人が出席しました。テーマは「水辺を活用した観光振興」と「農業遺産を生かした地域振興」です。

 「水辺を活用した観光振興」では、秩父さくら湖や狭山湖など5つの湖で水上ホテルやグランピング施設の建設を提案しました。

 また、「農業遺産を生かした地域振興」では比企丘陵のため池、谷津沼を生かした博覧会を提言しました。

 博覧会は年に4回開催し、谷津沼の農作物を使った料理の販売や講師を招いた体験型の青空教室などを実施します。

 大野知事は「発想が面白いので、どうやったら実現できるか考えながら聞いていた。非常に柔軟で、刺激をもらえた」と話しました。

高校生が県庁の花時計に季節の花を植栽

 県立川越総合高校の生徒が、県庁東側にある花時計に季節の花の苗を植えました。

 県庁の花時計は、毎年5月と11月に県内の高校で農業を学んでいる生徒たちが、季節にあった花を育てて植えています。

 8日は、県立川越総合高校の3年生38人が参加しました。

 ことし4月からきょうに向けて準備を始めたという生徒たちは、8月上旬から育ててきたパンジーやビオラ、それにハボタンなど6種類の苗を丁寧に植えていき、2時間ほどで花時計を完成させました。

 参加した男子生徒は「みんなで和気あいあいと、今まで学んできたことを生かし植えることができた」と話していました。