埼玉栄高 17歳生徒死亡事故 臨時保護者会を開催

 埼玉栄高校のグラウンドで無免許の男子生徒が運転する車が横転し、17歳の男子生徒が死亡した事故を受け、20日夜、学校で臨時の保護者会が開かれました。

 佐藤栄学園によりますと、午後6時から埼玉栄高校で始まった保護者会には、学校側からメールで呼びかけられ、出席を希望した全校生徒の保護者が参加しました。

 保護者会では、学校側が生徒の心のケアやグラウンド整備用で使う車の鍵の管理など、今後の対応策を説明したほか、保護者からの質問に答えたということです。

女を逮捕 生活保護費 約363万円を不正受給か

 生活保護費およそ363万円を不正に受給したとして、警察は越谷市に住む67歳の女を詐欺の疑いで逮捕しました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、越谷市東大沢の無職 小澤淳子容疑者(67)です。

 警察によりますと、小澤容疑者は、越谷市福祉事務所に収入がないなどのうその申告書を提出し、2019年4月からおよそ2年間、24回にわたり生活保護費およそ363万円を不正に受給した疑いが持たれています。

 調べに対し、小澤容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

 去年2月、市の介護保険課から福祉事務所に介護保険料が特別徴収になっていると情報提供があり、本人に聞き取りを行い、発覚したということです。

 警察は、小澤容疑者が2010年8月から12年以上、生活保護費を不正受給していたとみて、詳しく調べています。

所沢事件の回収役か 強盗被害品運搬疑いで逮捕

 先月、起きた所沢市の強盗事件で被害品を都内のコインロッカーまで運んだとして、県警は愛知県名古屋市に住む23歳の男を逮捕しました。

 盗品等運搬の疑いで逮捕されたのは、愛知県名古屋市港区の無職 安田勇介容疑者(23)です。

 県警によりますと、安田容疑者は、先月1日、氏名不詳の者から依頼を受け、所沢の強盗事件で奪われたクレジットカード2枚と通帳2冊を、東京都小平市のJR新小平駅で実行役から受け取り、被害品と知りながら、地下鉄永田町駅のコインロッカーへ運んだ疑いが持たれています。

 捜査関係者によると、安田容疑者は、所沢の事件現場付近まで車で向かい、実行役とされる森田梨公哉容疑者らを乗せ、新小平駅へ行くなど逃走の手助けをしたということです。

JAいるま野 箱根出場の城西大に米100キロ贈呈

 JAいるま野は、来年1月2日と3日に行われる箱根駅伝に出場する城西大学男子駅伝部に、地元で収穫された米100キロを贈呈しました。

 JAいるま野は、管内にキャンパスがある大学が箱根駅伝への出場を決めると、地元農家が生産した米を贈り選手たちを激励しています。

 20日は、JAいるま野の小川収一北部地域理事代表らが城西大学を訪れ「絆をたすきに込めて選手の粘り強い走りを期待している」とエールを送ったあと、県産ブランド米「彩のきずな」を使った金芽米を手渡しました。

 ことしの箱根駅伝でチーム過去最高の3位に入賞した城西大学は、来年の箱根駅伝でも上位入賞を目指し練習に励みます。

真冬並みの寒さ 各地で10℃届かず

 20日の県内は冷たい雨が降ったりやんだりして19日よりも気温が下がり、真冬並みの寒さとなりました。

 20日は、日本の南にある低気圧の影響で冷たい雨が降り、県内は厳しい冷え込みとなりました。

 各地の最高気温は鳩山で7.5度、所沢で7.8度、久喜で7.9度と、今シーズン初めて県内8つの観測地点すべてで10度に届きませんでした。

 冷たい雨は22日の朝まで降る予想ですが、午後からは日差しが戻り日中の気温も20日より高くなりそうです。

 この先は晴れの天気が続きますが、週末は北風が強まりますので、体調管理には注意してください。

酒気帯び運転と同乗した巡査を停職処分

 県警は、酒気帯び運転をしていた行田警察署地域課の24歳の男性巡査と、飲酒を知りながら同乗した県警機動隊の23歳の男性巡査を停職処分としました。

 停職3か月の懲戒処分となったのは、行田警察署地域課の24歳の男性巡査です。

 県警監察官室によりますと、男性巡査は10月4日、深谷市内の飲食店で酒を飲み、軽乗用車を運転した酒気帯び運転の疑いで書類送検されました。

 また、一緒に飲酒していた県警機動隊の23歳の男性巡査は、自宅に送ってもらうため男性巡査が運転する軽乗用車に同乗したとして、1か月の停職処分となりました。

 行田署の男性巡査は「アルコールが体に残っていることを分かっていながら、車を運転したことは間違いない」と話し、容疑を認めているということです。

 2人は、20日付けで依願退職を申し出ています。

 また、おととし3月からことし6月までに、警察情報を知人の女性らに漏らしたとして、川越警察署地域課の47歳の男性巡査部長を戒告処分としました。

 三浦孝一首席監察官は「県民の信頼を大きく損ねる行為であり、県民の皆さまに深くお詫びいたします。再発防止に取り組むとともに、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

昌平GK佐々木選手 清水加入内定で意気込み語る

 昌平高校サッカー部のゴールキーパー、佐々木智太郎選手が、来シーズンJ1に昇格する清水エスパルスへの加入が内定しました。

 20日、高校で開かれた記者会見では、元日本代表でチームを率いる玉田圭司監督が「ミスを引きずることなく、何事もなかったようにプレーができることは、キーパーにもプロにも向いている」と期待を寄せました。

 清水エスパルスのゼネラルマネージャーを務める反町康治さんは、佐々木選手についてプレーに加え人間性を高く評価したと話します。

 佐々木選手は188センチと長身ながらもスピードと俊敏性に優れ、シュートストップが持ち味のゴールキーパーで、U17日本代表にも名を連ねています。

 佐々木選手は「幼い頃から目標としてきたプロサッカー選手としてスタートが切れることを、心からうれしく思う。数字を残すよりも多くの人に愛され、応援されるような選手になれるようエスパルスで頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

スポGOMI甲子園 川口工業が健闘誓う

 全国の高校生がごみ拾いを競い合う「スポGOMI甲子園」の県大会で優勝した川口工業高校の生徒たちが、大野知事を訪問し12月に出場する全国大会での健闘を誓いました。

 県立川口工業高校掃除部の3人は、ことし6月に川越水上公園で行われたスポGOMI甲子園の県大会に出場しました。

 大会は、60分の制限時間内に集めたごみの質と量で争われます。

 3人はペットボトルを5.69キロ拾い集めて優勝し、川口工業が6年連続で県大会を制しました。

 大野知事は「6連覇おめでとうございます。今度は全国大会でのリベンジに向けて頑張ってください」と激励しました。

 全国大会は来月1日東京・墨田区役所周辺で行われ、川口工業は2年ぶりの優勝を目指します。

子どもたちが浴衣姿で茶道を体験

 子どもたちに日本の伝統文化に触れてもらいたいと、幸手市の小学校で児童たちが浴衣を着て茶道を学ぶ体験教室が開かれました。

 社会科の授業の一環として幸手市立権現堂川小学校で開かれた体験教室には6年生およそ10人が参加し、地元で茶道の作法を伝えるボランティア団体のメンバーのサポートを受けながら浴衣を着ました。

 このあと児童たちは、講師から手首を上下にしっかりと振って茶せんを動かすなど、茶のたて方を学びました。

 浴衣姿で自分でたてた茶を味わった児童たちは「あまり浴衣を着ないので、このような体験ができてすごく楽しいです」と話していました。

企画展「布をまとう~古代人の衣~」

 古墳時代に使われていた布を織るための道具や行田市などから出土した埴輪を通じて、当時の人たちが身に着けていた衣服を伝える企画展が行田市郷土博物館で開かれています。

 企画展では、古墳時代の糸を紡ぐための道具や機織り機、それに当時の衣装を伝える埴輪など、あわせて152点が展示されています。

 国の重要文化財に指定されている「筒袖の男子人物埴輪」がまとう手先が隠れるほどの長い袖の上衣は、朝鮮半島から伝わったものとみられています。

 行田市から出土した「たすきがけの女子人物埴輪」は胸と背中に、X字状の帯がまかれているのが特徴です。

 当時の衣装をイメージしやすいようにと、埴輪をもとに再現した人形も飾られています。

 国内で2例目となる「中筒受け」は、行田市から出土した機織り機の木製部品です。

 6世紀後半から7世紀前半のものとみられていて、日本で最も古い出土品となります。

 この企画展は11月24日まで行田市郷土博物館で開かれています。