2023年6月24日の姫路ゆかたまつりでの知事の着付けについて | 兵庫県議会(姫路市)竹内ひであき「Web版ひであき日記」

2023年6月24日の姫路ゆかたまつりでの知事の着付けについて

2023年6月24日の姫路ゆかたまつりの際に、知事は播州織のゆかたを着用しています。県はこのゆかたを西脇市内の団体から6月中旬に無償貸与されたものと議会調査に公式回答しました(書面がないため贈呈説もありますがここでは貸与説を採用します)。

 

知事のこの貸与された、ゆかたの着付けを県中播磨県民センターから姫路市の観光部局に事前にお願いしていたとのことです。

 

姫路市では姫路市長やセレモニーに出席する他の来賓らと同じく姫路市立城南公民館でボランティアの城南婦人会の方に着付けを依頼して知事を待っておられました。ところが知事は城南公民館での着付けを当日直前にキャンセル(末尾知事会見で知事本人が「結構、直前だった」と認めています)。公民館に車をとめて他の来賓とは別に自分だけ西二階町商店街を300メートルほど歩いて急遽探された着付けができる専門店に行って持参した播州織のゆかたを着付けしたと聞きました(支出決定書で確認済)。

 

また、城南公民館での着付けなら無償であったこと、当日のドタキャンであり当初に予定のなかった支出であることから知事のポケットマネーで支払うと思ったら、公費で払うことになり、中播磨県民センターではなく、秘書課が負担することになったと聞きました。そこでこのことを公費で払うのは好ましくないと認識した関係者もいたということです(プロでなくても代替手段等があることが証明されればオンブズマンなどから監査請求が出る場合もあるでしょう)。

 

この話はドタキャンとあわせて県や姫路市の職員に知事のわがまま話として広まりました。これが私の把握している話であり、下記が公式調査回答です。

 

 

 

■調査回答

私費なら個人の話で調査終了と条件づけしていましたがそうではありませんでした。

 

 

 

 

公文書に支払内容「和装着付」摘要「夏物和装」と書いてあるとおり、着付けをお願いしただけで知事が貸衣装を借りていないことを事実確認しました。

 

いずれにしろ無償着付けを断ったのだから、少なくとも自分のポケットマネーで払うべきだと私は思いました。

※本来公費の支出先企業名は開示されていますが大変ご迷惑がかかるのが確実なので追加で黒塗りして配慮しています。

 

このほか、ゆかただけでなく、他のメーカーから常時提供を受けているスポーツメーカーのジャージなどもありますが、自宅での洗濯ではなく全て公費でクリーニングされていると確認されています。
 
2024年7月17日総務常任委員会 竹内質問
■議会再調査

 
この話は直後にかなり広まり、当該調査の前にも複数の職員から話を聞きましたが、本当に公費で着付け料を払ったとは思えず、公式に議会で調査したところ本当に公費で着付けをしていて驚きました。
 
他の首長にもこうした場合の支払のあり方について質問しましたが秘書に預けているポケットマネーで支払うべきものではという答えもありました。
 
その後、最初の着付けだから云々と記者会見でいっていたと記憶していますが(会見参照)、2回目以降もプロにお願いしているという話を聞きました(4回目はプロではない会館職員とのこと)。この支払事務については秘書課以外の他の部門の声も含めて様々な話を聞いています。要はあとで問題になる可能性もあるので誰も自分の部署では公費で払いたくないといった感じでした。これが私が把握している話です。
 
読売テレビ:
職員アンケートの中で、姫路のゆかた祭りで着付けをするのが、地域の婦人会の方に設定されていたことについて、「そんな素人にさせるんだ」という発言を基に呉服店を手配したという証言がありましたが、そのような事実は記憶にありますか。 
 
 知事:
記憶上、そういったことは言っていないと思いますね。 
 
※あくまで「記憶上」。職員の証言とあいません。
 
 読売テレビ:
呉服店を手配したという事実はあるのでしょうか。 
 
 知事:
それはあると思います。
私も記憶していますが、播州織の浴衣を初めて着る時でしたので、自分の着丈に合っているかどうかというのも分からなかったので、見てもらった方がいいのではないかということで、結構ぎりぎりになったと思いますが、呉服店の方にお願いしたということです。 
 
 読売テレビ:
呉服店には、どういう内容、どのぐらいのタイミングで言ったのでしょうか。
 
 知事:
結構、直前だったと思いますね。
ちゃんとプロに見てもらった方がいいのではないのということで、着丈がもし合わなければ、別のものを、やはりゆかた祭りですから、代替も含めて相談して、着付けをしてもらえるようにということで、お願いしたというふうに覚えています。 
 
 読売テレビ:
サイズ感を懸念されて、呉服店を呼んだということですか。 
 
 知事:
サイズとか体に合っているかどうかとかですね。
その辺りと、もし合っていなければ別のものも含めて相談できるように、呉服店でやるということになったと思っています。 
 
※城南公民館には来賓向けに姫路市が用意したゆかたもあったと聞いてます(当然無償)。持ち込みの着付けも可能と伝えてあり、商工会議所の役員の方は自前のものを持ち込まれたそうです。知事も持ち込みで着付けをしてもらう予定だったと姫路市に確認しています。知事は自分だけ直前にキャンセルして別のとこへ行った。しかも公費で払った。それを見聞きした関係者がどう思うか。だから話が広まったのではないでしょうか。
 
 読売テレビ:
地域の婦人会では、それはできないからということでしょうか。 
 
 知事:
そこはちょっと分からないですけども。
地域の公民館とかの指摘があったと思いますけど、立ち寄ってもないですし、元々、呉服店で、初めての播州織の浴衣ですから、見てもらった方がいいのではないのかなということで、その店に直前だったと思いますが、してもらったということだと思います。
 
※わからないと知事は言ってますが、ご自身の判断で婦人会の方ではなく、専門店に依頼するように指示して、結果として公費で払ったのではないですか。