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岡崎市民病院で主治医ががん転移見落とす 2か月後に容体悪化し死亡、市が350万円賠償方針

2024年11月20日 20時08分 (11月20日 20時55分更新)
 岡崎市は20日、岡崎市民病院で、50代の男性患者の胸部エックス線検査の際、主治医ががんの転移を見落とす医療ミスがあったと発表した。男性はその約2カ月後に自宅で容体が悪化し死亡した。市は遺族に350万円の損害賠償を支払い和解する方針で、12月2日開会の市議会定例会に関連議案を提出する。

医療ミスについて説明する小林院長(中)ら=岡崎市役所で

 病院によると、男性は2014年に他の病院で左大腿(だいたい)骨肉腫の手術を受け、19年から経過観察のため市民病院に通院。22年5月に撮影したエックス線写真では肺へのがんの転移が認められたが、主治医が見落とした。
 同6月に男性が他の病院に入院し、転移や呼吸不全が発覚。7月に市民病院へ転院したが、主治医は症状が重い...

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