カワサレネイター | 虚空のラクタ

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ようこそ

カワサレネイター

設計製造
カスタハリア造船
コルスタハリア

所有
コルスタハリア

艤装
二連重ハルブセイザー砲塔二基
二連ハルブセイザー砲一基
防壮湛滋装甲(ぼうそうでんじそうこう)
エルセデリ防幕発生装置一基、予備一基
レレスプラント制御装置一基、予備一基
ケイヒレレスプ装置一基、予備一基
連絡船コルスエマージョン一艘
サシスプ推進制御機構一基、予備一基
サテラベッタ遊揚機構一基、予備一基
ハルメトリプス砲塔搭載可能

所属
カスタハリア造船の船団

準同型
ラクタ級宇宙遊覧船

後継
コルスタ級強襲艇


コルスタハリアの宇宙艇。
その姿はアテラレネイターに似る。
ラクタ級の発展型。

コルスタハリアの妹、ラクタリハルアが操船するラクタ級宇宙遊覧船は、二人の母、ベルフェラクタが生前に設計開発した試作の宇宙船を礎として造られている。
ベルフェラクタの遺した試作船は、当時としては開拓的で優秀な性質を持ち、現代においても並の造船企業が建造した中上級の常用船に匹敵する性能を有したが、技術の革新により一部の仕様がやや時代遅れとなっていた。
故ベルフェラクタが自身の呼び名を船級としたその宇宙船ラクタを、成人した彼女の末子ラクタリハルアが現代に適応できる仕様に改良し、新たな生を与えたのである。
近代化されたラクタの改められた設計図を元に、ラクタリハルアはラクタの特長の一つである拡張性を活かし防弾性、耐久性に長ける素材を採用した二番船、自身が設計に携わった船としては初の宇宙船、アテラレネイターを建造したのである。
故に、アテラレネイターはラクタ級船である。
そして、そのアテラレネイターの設計をラクタリハルアの姉、コルスタハリアがやや戦闘性に長けるよう改修し生まれたものがカワサレネイターである。
元々ラクタ級船は艤装次第で大いに戦闘に耐えうる伸び代を秘めた宇宙船であったが、コルスタハリアの手によりそれは更に拡充された。
このカワサレネイターはラクタ級船の持つ拡張性の範囲内で性能を調整されたものではなく、ラクタ級の設計図を一部変更し改めて設計し直されているため、カワサレネイターはラクタ級の亜種であるものの、ラクタ級に属さない独自の規格を有する宇宙船舶となった。
とは言え、外観は設計者たちのように殆ど共通している。
それまで宇宙船を用いた航行を殆どしなかったコルスタハリアは、カワサレネイターの完成後、自ら造り上げたその船に乗り込み宇宙へ進出した。
妹のラクタリハルアは、自身よりも設計に長ける姉がいずれラクタの流れを汲む宇宙船を造ることは想像していたものの、己が手を加えた宇宙船に更に姉が変更を加え新型船を造り、自身、ヴェベル、レネメディエルダの三人でこなしていた惑星探訪に合流してきたこと、そして何より、ラクタからカワサレネイター建造までの一連の流れを鑑みると、それは自分が行ったように姉も母の試作機を重んじて近似する宇宙船を造ったことに他ならず、改めて感銘を受けた。
このため、コルスタハリアとラクタリハルアのそれぞれが持つ宇宙船は、持ち主の出生順と反し姉のものの方が若い結果となった。

後に、コルスタハリアの手によって武装が極まったカワサレネイターを基本として、高価で上質な部品が省かれた、または廉価品に置換された量産型の宇宙攻撃艇、コルスタ級強襲艇が誕生した。

カワサレネイターとコルスタ級強襲艇は船舶としては小型の艇に分類されるが、その船体規模は当然ながらラクタ級船に引けを取らない。
カワサレネイターの製作者コルスタハリアは、未来にカワサレネイターの一部設計が大型艦の建造に転用されることを予想しており、それが実現した場合、まだ見ぬその艦と比較された本船は極めて小さな艇と見做されるであろうとの私見に至ったため、本船とコルスタ級は艇扱いとされたのである。
後にベルフェラクタの長子の予感は的中し、カワサレネイターの設計を参照したハシエロラクタやアキアルコルスタを始めとする重戦艦が建造されることとなる。

知見の無い者からすればラクタ級、カワサレネイター、コルスタ級、レネメディ級、いずれも同型の宇宙船に見える。
事実、それらの船は根底の設計がほぼ共通しており、兄弟的船級と見做されても過言ではない。
因みに、それぞれの宇宙船を企画設計した者たちも根底の設計、つまり遺伝子が共通している血縁者であり、各々似通った姿をしている。
特にラクタリハルアとコルスタハリアは姉妹ということもあり恐るべき相似性を呈しており、暗所では二人をよく知る知人ですら見紛う。

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