坊主

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3つのお寺に毎日行っていて、

全部で60人くらいの坊主がいるんだよね。

 

そういえば猫も60強いるから坊主と猫と同じ数なんだね。

 

少しは猫の事を気にかけてくれている坊主が数人いるけど、

そのうちのひとりは、一緒に猫を面倒見てくれている、というレベル。

 

錦戸って呼んでるんだけどね。

 

というのも、そのエリアに昔、関ジャニ?の錦戸に似てる坊主が住んでいたの。

その人が一応そのエリア(錦戸家)の猫を気にかけてくれていた。

 

その錦戸が坊主を卒業して、

錦戸家に住んでいた錦戸の後輩坊主が、

猫達のお世話を引き継いでくれたの。

 

ついでに名前も引き継いで、今の錦戸は二代目なんだけどね。

 

まぁそんな事はどうでもいいんだけど、

二代目錦戸が本当にしっかりしてる。

 

毎朝預けてるカリカリをあげてくれて、

使ったお皿はすべて洗ってまとめておいてくれて、

人間の食べ物なんて絶対あげないし、

猫がお寺に捨てられたら自分のエリアに集めてくれて、

ちゃんと連絡もしてくれて、

そして何より猫を愛してくれている。

 

今までも錦戸家の猫は車にひかれたり、

犬に噛まれたりで死んでしまっているんだけど、

それを見つけるたびに錦戸が埋葬してくれている。

 

猫が死んでも遺体はそのまま放置されるのが普通のお寺で、

埋葬してくれるのは錦戸だけ。

 

そしてこの間も、子猫のムームーが犬に噛まれて死んでしまったの。

 

錦戸はその現場を見ていて、

助けに行ったんだけど間に合わなかったって。

 

その報告を夕方受けた。、

その日の午後に元気いっぱいに食べてた姿を思い出して

ものすごく悲しかったんだけど、

その現場にいて助けられなかったって悔やんでる錦戸の悲しさまで

その時は考えられなかったんだよね。

 

翌日会ったら、錦戸も涙ぐんでるし、

ごめん、って私に謝ったんだよね。

 

もちろん錦戸が謝る事じゃないのに。

 

私は一日のうち長くても15分くらいをムームーと過ごしているだけで、

でも錦戸は一日中いるし、

部屋の中に入れて一緒に寝たりもしてるし、

私の悲しさ以上に悲しいはずだよね。

 

しかも襲われているところも見てるし。

 

それ以来、大きな物音がしたり、

猫が喧嘩とかで叫んだりすると、

すぐに錦戸が部屋から飛び出してくるんだよね。

 

大丈夫かな、とちょっと心配になってしまう。

 

 

今日もお寺に多分母猫と子猫が捨てられたのか、

やってきたのか。

 

錦戸に言ったらすぐに確認しに来てくれて、

怯えて逃げ出した子猫を捕まえてくれて、

少しずつ少しずつ優しく撫でて慣らしてくれて。

 

そういえば、これは捕獲できない、という猫も、

いつも錦戸が捕まえてくれてたんだな、と思いだした。

 

坊主にしておくには惜しい逸材。

 

錦戸は将来何になりたいのだろうか。

 

私は一緒に猫活動がしたい!

 

 

この間私が猫に噛まれた時もさ、

すごい心配してくれたの。

 

日本語に直訳するとさ、

「その指は治る可能性はあるのか?」って。

 

そんな聞き方しないでよね。

私も指が腐るのかと不安の真っただ中にいた時だったんだから。

 

なんか気にいった写真。

颯爽と歩くラスカル。

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