分数と小数を含んだ計算は、どのように計算をすれば良いのでしょうか。
今回はそのような問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
5/7–0.1×5
「小数と分数が混ざった計算」です。
今回の問題は、わかりやすいように分数で計算を行っていきます。
解説
今回の問題の答えは「3/14」です。
また途中の計算式は次のようになります。
5/7–0.1×5
=5/7–1/10×5
=5/7–1/2
=10/14–7/14
=3/14
どのように考えたか、順に解説をしていきます。
掛け算「0.1×5」の計算
まずは掛け算からです。
「0.1×5」の部分を取り出し、小数の計算を行っていきます。
この解説では、「分数に直す→掛け算」としていますが、「掛け算→分数に直す」でも構いません。
まず「0.1」を分数に直します。
これは「1/10」となります。
よって、この部分の掛け算は次のようになります。
0.1×5
=1/10×5
=5/10
=1/2
「5/7–1/2」の計算
掛け算の計算をしたことで、元の式は「5/7–1/2」になりました。
分数同士の引き算です。
分数同士の引き算では、通分をしましょう。通分とは、分母を同じ数に揃えることです。
分母が同じ数になれば、分子を引き算するだけとなります。
5/7–1/2
=10/14–7/14
=3/14
よって、今回の問題の答えは「3/14」です。
まとめ
「小数と分数が混ざった計算」では、最初に小数と分数のどちらで計算をするのかを決めてから、計算を始めると良いでしょう。
その後の計算は、通常の計算規則と同じですが、分数の計算には注意が必要です。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」