市有地不正売却で懲戒免職 元職員を書類送検
JR与野駅西口の土地区画整理事業を巡る問題で、市の所有する土地を不正に売却したとして、懲戒免職処分となったさいたま市の元職員が19日、有印公文書偽造と行使の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、50代の元職員の男性で、ことし6月に市が浦和西警察署に刑事告発していました。
さいたま市の清水市長は「引き続き、再発防止に取り組み、信頼を取り戻せるよう全力を尽くします」とコメントしています。
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JR与野駅西口の土地区画整理事業を巡る問題で、市の所有する土地を不正に売却したとして、懲戒免職処分となったさいたま市の元職員が19日、有印公文書偽造と行使の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、50代の元職員の男性で、ことし6月に市が浦和西警察署に刑事告発していました。
さいたま市の清水市長は「引き続き、再発防止に取り組み、信頼を取り戻せるよう全力を尽くします」とコメントしています。
県の来年度の予算編成を前に、県の商工会議所連合会が19日、大野知事に要望書を提出しました。中小企業や小規模事業者の支援を強化することなどを求めています。
県商工会議所連合会によりますと、中小企業や小規模事業者は、大企業と十分に価格交渉ができない場合が多いということです。
会員を対象に行われたアンケートでは、およそ4分の3の企業が、原材料価格の高騰が「経営を圧迫している」と回答しています。
国は、発注企業と下請け企業が適正に取り引きできるよう登録制度を設けて、支援していますが、およそ4割は制度自体を「知らない」と答えたということです。
要望書では、▼中小企業などの価格転嫁が円滑に進むよう支援することや、▼大企業と、公正な取り引きができるよう国に働きかけることなどを求めています。
連合埼玉は、19日会合を開き、衆議院選挙の立憲民主党と国民民主党の躍進を評価するとともに、来年夏の参議院選挙の必勝を誓いました。
連合埼玉の平尾幹雄会長は、先の衆議院選挙の結果を受けて「立憲民主党と国民民主党が自公に代わって政権を担い得るもう1つの政治勢力の結集の核となることを強く期待したい」とあいさつしました。
また、立憲民主党県連の小宮山泰子代表は、「国民民主党としっかりと野党間で議論を戦わせて、ともに生活者、働く者の立場に立った政治をする」と述べました。
そして、来年の参議院選挙で連合埼玉が推薦する候補予定者全員の当選をめざすとした必勝決議案が採択されました。
スポーツ界のレジェンドが集まり、大野知事とスポーツ振興などについて意見を交わしました。
19日は元・西武ライオンズの石毛宏典さんや柔道女子48キロ級でオリンピック5大会連続メダル獲得の谷亮子さん、元バレーボール全日本代表の大林素子さんら、9人が知事公館に集まりました。
石毛さんは「子どもの適性を見極めてトップアスリートの指導を受けながら、埼玉から世界に羽ばたく第二、第三の大谷翔平のような選手を発掘したい」と述べました。
また、谷さんは「埼玉県はスポーツ王国で、知事もスポーツに理解のある方。私に協力できることがあれば応援したい」などと話しました。
レジェンドは、自身の経験を踏まえたさまざまな提案を知事に行い、意見交換は1時間にわたりました。県は、今後のスポーツ振興に向けて、19日参加したレジェンドたちと「連携の可能性を探っていきたい」としています。
埼玉栄高校のグラウンドで無免許の男子生徒が運転する車が横転し、17歳の男子生徒が死亡した事故を受け、高校を運営する佐藤栄学園が記者会見を開き、「亡くなった生徒やご遺族の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪しました。
また、車内には当初、生徒が3人乗っていたと発表されていましたが、現場にはもう1人生徒がいたことも分かっています。
事故が起きたのは、11月16日深夜で、さいたま市西区西遊馬にある埼玉栄高校のグラウンドで、無免許の男子生徒が運転する軽乗用車が横転しました。
この事故で、助手席に乗っていた17歳の男子生徒が頭を強く打って、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されています。
車に乗っていたのは、高校の運動部の寮で暮らす男子生徒です。
高校を運営する佐藤栄学園によりますと、軽乗用車はサッカー部の監督やコーチがグラウンドを整備するために購入したもので、鍵は去年4月から車内に置いて管理していたということです。
これについて、学園側は「鍵の受け渡しがなかなかできないため、こういう管理方法になった」と説明しています。
運転するのは、監督とコーチに限られていましたが、捜査関係者によりますと、運転していた生徒たちは任意の調べに対し、「過去にもグラウンドで運転した」と話しているということです。
学園側は「監督とコーチへの聞き取りでは、『生徒の運転が、常態化していたことはないだろう』と言っている」と述べた上で、「管理上の責任は重く受け止めている」と謝罪しました。
県警は当初、2年生の生徒3人が乗っていたと発表していましたが、捜査関係者によりますと、事故当時、3人のほかにもう1人、1年生の男子生徒が現場にいたということです。
警察は、危険運転致死などの容疑も視野に、生徒たちに任意で事情を聞いています。
大野知事は19日の定例記者会見で、さいたま市の浦和美園地区に新たな病院を開設予定の順天堂大学に対して、計画変更の申請書を12月2日までに提出するよう求めたことを明らかにしました。
新病院の開設をめぐってはことし7月31日付けで順天堂大学から開院時期が予定している2027年11月から「20か月遅れる」ことと、整備費は2186億円までかかるとしたメールが大野知事に届きました。
これに対して大野知事は、8月26日にメールで回答文書を送り、計画を変更する場合は申請書を速やかに提出するよう求めました。
しかし、大学から変更申請書は届いていません。このため、大野知事は10月25日にメールで文書を送り、計画を変更する場合は12月2日までに申請書を提出するよう求めたということです。
申請書が期限までに届いた場合は、県の医療審議会に諮問し、答申を踏まえて、承認の可否を決定する予定です。
老朽化などが課題となっている、県営競輪場「大宮双輪場」のあり方について考える第三者の検討委員会は19日、県に提出する意見書をまとめました。
「大宮双輪場」はこのまま残すことを前提にしていますが、建て替え場所は、移転を望む声もあり、「県に判断してほしい」としています。
「大宮双輪場」は1949年に大宮公園の中に開設しましたが、75年が経ち、施設の老朽化などが課題となっています。
検討委員会ではこれまで、▼大宮双輪場をこのまま残すか、▼残す場合は、今ある大宮公園の中に建て替えるか、などをポイントに、委員が議論を重ねていました。
意見書では、県内には、西武園競輪場と併せて、全国で唯一、競輪場が2か所あることに言及。
県の財政への貢献が今後も期待されることなどから、大宮双輪場はこのまま残し、「2か所あるメリットを最大限に生かすことが望ましい」とまとめています。
一方、建て替え場所については、「現在の位置で再整備をすることは可能」としていますが、一部の委員からはほかの場所への移転を望む声が上がりました。
このため、「さまざまな意見があったことを踏まえて、県に判断してほしい」としています。意見書は、年内をめどに県に提出する予定です。
最低賃金を決める目安の1つとなる「生計費」について、埼玉県労働組合連合会=埼労連は、さいたま市に住む1人暮らしの若者を対象にした調査結果を発表しました。
消費増税や物価高の影響で、市内では、生計費として現状の最低賃金より700円ほど高い、「時給1800円以上」は必要としています。
調査には、153人から有効回答がありました。
さいたま市内で若者が「健康で文化的な生活」を送るためには、男女ともに月額で27万5000円近く、時給に換算すると「1800円以上」は必要としています。
これは、埼玉県の最低賃金1078円より700円ほど多い結果となりました。
また、前回=2016年の調査結果、月額24万2000円と比べると、3万円以上増えています。
前回と比べて最も金額が上がったのが「食費」で、1か月あたり1万3000円以上増えています。