今週は2つくらい投稿するかも。

競馬と何も関係ないんですけど、年末になると仕事の追い上げだの忘年会の打ち合わせだのでだいたい皆さんも忙しくなる時期だと思います。この時期、本当に面倒だし忙しいですよねー。オイラは睡眠不足になると、常に頭がボーッとして何も考えられなくなるタイプの人間なのですが、この時期はそういう時間がちょっと多いｗ　最近は権威のある人の発言でショートスリーパーはただムリをしているだけ、百害あって一利なし、みたいな風潮が出てきていますけど個人的には体感レベルでそう思う。マジで頭も体も動かないし。
皆さんも、ムリをせずに休めるときには休みましょうね。

ちゅーことで、色々な回顧とマニアックな血統のお話というか。
今開催、GIがあってもあんまり食指が動かず、マイルCSも予想も特にすることはなく過ごしたわけですけど。でも、個人的には一応馬券は当たっていて、エリ女は単勝でマイルCSは複勝の豆馬券をひっかけましたね。エリ女の方はマジで土曜日の朝までステイヤー買おうかなって思っていたのですけど、朝の芝の一発目のレースを見た段階でそんな気は失せて…ｗ　マジで即行で前日販売の馬券を買ってそれ以降は一切なんも見てなかったですからね。深夜に魚拓取っておいてよかったというかｗ↓

朝の3レースをギリギリまで血統を考えてて、それから購入して見事に外したって流れなのですがｗ　心の底からマジでムダな時間を使ったと思った。で、この前日の第3レースが終わって結果を見て、前日販売のエリザベス女王杯の単勝のスタニングローズとピースオブザライフの複勝を購入して、そこから一切何も購入してないし見てもないって流れです。

なんでこういう行動をとったのかっていうと、理由ももう説明不要だと思いますけど、とりあえずまたこの一覧でも見てもろて↓

・京都大賞典→1着シュヴァリエローズ(父ディープ)
・秋華賞→チェルヴィニア(父ハービンジャー×母父キンカメ系)
・菊花賞→アーバンシック(父スワーヴ×母父ダンジグ系)
・スワンS→ダノンマッキンリー(父モーリス×母父ダンジグ系)
・ファンタジーS→ダンツエラン(父カナロア×母父ストームキャット系)
・ランフォーヴァウ→(父カナロア×母父ディープインパクト)
・スタニングローズ→(父キングカメハメハ×母父クロフネ)
・ソウルラッシュ→(父ルーラーシップ×母父マンハッタンカフェ)

はい。
もう本当に何度も言ってたことそのまんまで、雨が降った初週以外は父か母父にキンカメかダンジグの血を持っている馬しか勝ってないです。で、エリ女を勝った馬もその中で唯一の短距離経験者。
本当に何も考えなくて良いです。
これが今開催のガチガチに固められた京都の超高速馬場だったんですね。

エリ女もマイルCSも凄くわかりやすくて、結局のところ血統傾向と距離やダート適性の部分を見るだけで今開催って本当にビックリするくらいに予想が当たります。普通はこれだけ偏ることってないし本当に過去1番クラスで酷い馬場でしたねｗ
笑えないですけど、笑うしかない。

具体的にもエリ女の出走メンバーで、短距離経験のある馬・ダートの経験がある馬ってこの馬以外にはコンクシェルとピースオブザライフ以外にいなくて、この時点で血統とかわからなくても3頭の内のどれかが勝つってわかるんですよね。で、上記のように父か母父にキンカメ系かダンジグ系のどちらかを持っている馬はもうスタニングローズしかいないので、マジで予想10秒で終わります。確認してみてください、本当にこの馬しか該当馬がいなかったので。

マイルCSもキレイにその傾向通りで、オイラが複勝の豆馬券をひっかけたウインマーベルも『短距離主戦で走ってた・ダート経験あり』の典型的な馬で、父系も思いっきりアメリカダートなので、まぁそういうことかな？としか言いようがないですよね。
マジで予想する要素皆無だったというか。ずっと同じですからね。

ここらへんも本当に口を酸っぱくして何度も繰り返しているように、マジで血統的にも距離や馬場適性的にも他の選択肢がなかったんですよね。
こんな開催あったか？ってレベルですねｗ

両レース共にラップや勝ち馬の動きを見ても既にわかっている人が多いでしょうけど、結局アレってスプリント能力が試されてるだけなんですよね。特にエリ女の後続4番手以下ってドスローなので。やっぱり、菊花賞とかと全く一緒じゃないですか？　必要なのは短い距離を超高速で走れる馬であって、これはもう中長距離戦じゃないんですよね。中身は完全に超高速の短・マイル戦です。
どの距離でもそうですね。

少し話が逸れますけど。
ここまでわかりやすく傾向が出ると、もう完全に馬場施策ミスってると思いますね。もはや距離とか競馬場を変える必要が本当にないと思うので。マイルCSにやってきてた外国陣営も、今回もハッキリと…
『馬場が硬い』
っておっしゃっていましたけど、やっぱりJRA側が主張してるクッション性とか別にないんですよね。ここら辺の情報発信って、外国勢はいつも割とハッキリと明確に言っているのですけど、肝心の日本のメディアが大々的に何故か取り上げないですからねｗ　本当に腐った体制は変わらんな、と。

馬場が剥がれやすくなってるから、馬場が荒れてる…みたいな論調で言われていましたけど、馬場が荒れようが路盤が硬くてクッション性がないから、血統的にも偏りがすごくて、出走するメンバーへの負担もデカくなるんでしょうね。
超高速化でのサラブレッドの負担って、ここ何年もずっと現場からも声が聞こえてるはずなんですけどね。実際に、ここらへんに関してはメディアに対してもちゃんと情報発信してるくらいだから。

実際にマイルCSもまた故障馬が出ちゃいましたけど、最近ほんとに故障馬が多くてここらへんも本当になんでもっとメディアは精査して指摘しないんでしょうね？　複合的な要因であることは違いないのでしょうけど、例えばオイラなんかはもうほぼ確実に超高速馬場＋斤量増の施策が大失敗も大失敗だったって思うんですけどね。

特に、日本のこの馬場での斤量増って疲労蓄積のことを考えても絶対に良くない、ってのはファンの間でも割と本気で実装前にメチャクチャ言われてましたから。で、いざやってみたらたった1ヶ月で故障馬がやっぱり出ちゃいました…みたいな流れでしたし。

で、その後に言い訳のように言い出したのが…
「過去の故障率と今の故障率は横ばいだ！」
とかわけのわからん主張で。
医療が遥かに発達した今で横ばいなら、実質的なサラブレッドへのダメージは激増も激増しとるだろ、って話でね。本当に意味不明ですよね。実際に、ここらへんの反論への回答もずっとダンマリですから。

騎手の不正続出もそうだけど、なんか性善説的な立場に立って騎手の言うことを信用していた、みたいなプロパガンダをやっぱりメディアが頑張って言い出し始めてるんですけど、性善説って結局は相手に責任を丸投げすることですからね？　純度100％の言い訳なんですよね。日本競馬は法律で成り立ってるのに、そんな勝手な超法規的な考えが通用して良いわけがなくて。
相手が社会的な弱者であったり、生活するのに苦労している人とかだったら温情でそういう処置をする…っていうのは粋で良いなぁって思いますけど、普通に偽装工作とかやっちゃう人達だから。
なんか本当に自分達の保身のことしか考えてないんだなぁってつくづく思いますね。まぁ本当に、何もかも残念ですしそら売上も落ちるよなって感じ。

で、話を戻すのですけど。
京都開催の重賞も、決着内容を見ても上位に来てるのって最後の最後まで、ダートとか短距離を走れる血統・実際に走っていた馬・超高速決着の経験がある馬の3つのパターンしかなかったですし。ソウルラッシュも、普通にダート経験ありましたしね。ここらへんも何回も言うように最後は自分で確認してみてくださいね。こういう条件に当てはまってる馬の方が少なかったですから。
マジで当てるの簡単だった。

オイラがここまでレース前に…
「傾向は絶対にコレ、この手の馬を買えば絶対に当たる」
って言い続けた開催ってなかったんじゃないかな？ｗ　言っても、オイラはメチャクチャ慎重派ですからね。種牡馬予想とかも安易に結果を予想しないですし。

そう考えると、京都の初週のあのメチャクチャ面白かった馬場はなんだったんでしょうねｗ　奇跡的に雨が降って面白い馬場になったのかもしれませんが。あの時は京都の造園課さん頑張ったんだなー…とかそれこそ安易に褒めていたのですけど、改めて前言撤回しますｗ　本当にすみませんでした。
誰がどう見ても異常馬場でした。

恐ろしいのが、この傾向って年末まで続く可能性がある点です。今開催の異常に固められた馬場って、阪神開催がない想定で造られているので、結局のところこうやって馬場をガチガチに固めないと3ヶ月連続開催なんて不可能だ、ってもうJRAが証明してるようなものですよね。
馬場造園の技術力が向上した…とは何だったのか？状態です。

で、これも最近言いましたけど今って競馬の重賞売上がやっぱりメチャクチャ落ちてて、理由もこういうの見てたら簡単でやっぱり単純に面白くないからだと思うんですよ。あと騎手の不正が多すぎるのも…ｗ
どんだけ不正しとるんやって話でね。湯水のごとく出てくるというかｗ

レース内容とかも、本当に全部焼き増しみたいな感じですからね。重賞売上が落ちてるってことは、それだけライトなユーザーが離れてるって証拠でもあるから、同じ展開を何回も見せられて飽きが来てるってことでしょうね。
もちろん勝った陣営とかに文句があるわけではないですよ？　どの陣営も素晴らしいので。それとこれとは話が違うってだけですから。

SNSとか見てても、最近の競馬って本当にわけがわからん…って嘆いている人多いですからね。特に血統的な解釈としても、やっぱり…
「いや欧州タイプの血統あんまり来てねーじゃん！」
って言ってる人ほんとに多いです。というか、実際に欧州からやってきたチャリンが追走に苦労してた時点で、絶対に100％間違いなく疑いようの余地なく、欧州寄りの馬場では無かったってことでしょうし。
まぁこれも結果論だから、血統予想家が悪いわけじゃないんですけどね。

オイラはもうずっと同じことを言ってるのですけど、先々週の段階でも…
「キンカメやダンジグが来てる馬場なんて過去の京都にほとんどない、今の京都は旧京都と真逆だから来てる」
って言ってたじゃないですか？　メディアとかでもさすがにチラホラとここらへん指摘する人達が出てきてて、レース後も…
「キンカメが初のエリザベス女王杯制覇」
ってちゃんと言ってたんですよね。そう、アレ初制覇なんですよ。

だから、単純なイメージじゃなくてこういうところを認識しているかどうかで、やっぱり血統的な解釈や捉え方って違うと思うんですよね。オイラも数億回と言ってきましたけど、キンカメって直子は菊花賞も有馬も春天も1回も勝ったことないですからね？
何で勝てなかったのかって言うと、根本的にスピードに寄っていてスタミナが足らなかったからです。明確な理由があるんですよね。

じゃあ、そういう血統が何で今になって2200ｍ京都で勝てるようになったのか？ってもう結論は出てるようなものですよね。
スタミナが必要なくなったからです。

まぁ、だからと言ってさっきも言いましたけど別に血統的な解釈上で間違ってるってわけでもないので。血統的な考えなんて、100人いたら100通りあって良いと思っていますし。ただ、ここらへんの事情も血統的な解釈というか先入観が悪さしてるんだろうなーって。

例えばですけど、オイラ達のような古い血統ファンの人達って…

・欧州タイプの馬→スタミナ、馬力がある、重馬場に強い

みたいなイメージがあるんですよ。実際に昔の欧州の血統ってだいたいがこういうタイプだったから「欧州型の馬が強い」って言われるとこういうタイプに分類されちゃうことが多かったんですよね。面白いことに。
で、今の時代はそういう人達が情報発信してるもんだから、同じように新しく競馬を始めた人達も同じイメージで固まっちゃう、みたいなことも多くなっています。

でも、今の京都の重賞で走ってる血統って別にそんなことないじゃないですか？　ダンジグとか典型的な脚の速い血統だし。でも、今って欧州にもこういう脚の速くてズバッとキレる血統があるのに、こういうのを一括りにして「欧州型」って言われることが多くて、勘違いする人が増えてるんだろうなって思いますね。

オイラも、「欧州型」っていう場合はスタミナと地力があるタイプの馬を指して言うように気を付けてますし。だから、ダンジグに関してはいつもいつもいつも「脚の速い血統」って言ってるじゃないですか？　その中で、どういう発展をしてきたのか？っていうのがやっぱり面白くて醍醐味なわけで。

実際に、以前の大系統の解説の時なんかでも「同じサドラーでも欧州とアメリカは全然違うよ」ってことを言ったと思うのですけど、ああいうのを調べるのが面白いと思うんですよねー。サドラーみたいに欧州では重くて、アメリカでは軽くなっているのがある…みたいなややこしくて面白いやつ。だから、正解が1つで真実はそれしかない…みたいなの、マジで血統予想では御法度だと思うんですね。
少なくとも、オイラの中では。

キングマンボの解釈とかもそうですけど、あの種牡馬に関しても考え方って千差万別じゃないですか？　でも、あの系統を…
「ステイヤータイプの欧州型」
なんて言ってる人いないと思うんですよね。でも、キングマンボを指してやっぱり「欧州型」って言う人多いじゃないですか？
マジでクソややこしいですよねｗ　オイラでさえややこしくて混乱する。
エルコンドルパサーを欧州型って言うんなら、メチャクチャ納得できるんですけどね。

スタニングローズの血統的な解釈に関しても、バラ一族で欧州の影響もあるから欧州型だ！って解釈する人もいるでしょうけど、この馬ってアルゼンチン共和国杯を勝利したハヤヤッコと8分の7同血なんですよ。
意味わかりますかね？　つまり、実際にダート血統でダートを走ってたハヤヤッコとほぼ同じ血統構成なんです。だから、ここらへんも多分気づいていない人って結構いると思うんですよ。

じゃあ、今度はこういう事実を知ってから…
「この馬は欧州型だ！」
って言われても今度は違和感出てきますよね？　こういう疑問が生まれて、血統を理解して自分の解釈を広げるためにノメりこんで行けるのが、血統の面白さであって魅力で本当に楽しい所なんですけど、今はなんか一つの視点でしか語られない印象もあってそれが正解みたいに言われるから、結果的によくわかんねーみたいな感じになってライトユーザーが離れてるんでしょうね。いや結果と解釈が違っとるやん、と。
本当はスタニングローズもダート走っててもおかしくない血統なんですがｗ

実際に、オイラの解釈も無限にある中の1つの答えであって、これが1つの真実で森羅万象の正解ってわけじゃないですしね。だから、個人的にはもっと自由に考えて血統を見てもらったらうれしいなーと。
まぁ、言うて最近は偏った結果しか出ない馬場ばっかりだから、そういう意味じゃ誰が悪いか？っていうとJRAサイドが悪いんでしょうがｗ　もっと多種多様な血統が来てたら、それこそ幅広い考え方が出来たでしょうしね。

そんなこんなで、11月の競馬もそろそろ終わりですけど本当にそろそろ馬場傾向変わってほしいですねｗ　さすがに血統屋としては面白くないので。今週からメチャクチャ寒くなるので、適量の散水をしてくれたら絶対に変わると思うので、3％くらいは期待したいｗ

今週はJCなので、そっちも記事を投稿したいと思っています。
サボったら許して(/・ω・)/