渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

日本刀の見方

2024年11月19日 | open




日本刀には見方がある。
当て鑑定形式の鑑賞法では
なくとも。
刀はまず刀姿を観る。
刀姿全体から作られた時代
を探る。刀剣鑑賞法の第一
条項だ。
以降は私独自の方法。
・全体像から棟等の各部を
 観る。
・研ぎの仕上がり具合を観る。
・帽子(鋩=切先)の造形を
 観る。
・鎬の線を観る。
・鎬幅を観る。
・地鉄(じがね)を観る。特に色。
 良質古刀は青い。新刀は総じ
 て
・鎬地と平地の鍛え方を観る。
・鎬地の鉄変態状態を観る。
・平地の鉄変態状態を観る。
・焼き刃の頭=刃文を観る。
・焼き刃の中の鋼の働きを観る。
・区(まち)部分を観る(鎺/はばき
 を取り外している場合)
・茎(なかご)全体の姿を観る。
・茎の錆色を観る。
・茎のやすり目を観る。
・茎の厚みを観る。
・銘の鏨運び具合を観る。
・全体の研ぎ技法の詳細を観る。

という具合。
研ぎについては達人が研ぐと
下地研ぎが抜群に良い。
逆に言うと、下地研ぎが巧み
でなくば、絶対に仕上げ研ぎ
もついて来ない。
観た瞬間に即分かるのが研ぎ
の良し悪しだ。

日本刀には見方がある。
そして、精査するように見る
には、日本刀に関する基礎知
識が無いと、刀を観ても全く
何が何だかわからない。
ポイントとしては、徹底的に
地鉄(じがね)の具合を観る事
だ。
極言すると、「刀を見るには
鉄を見る」なのである。


 



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