旧サーバ(NT)の仮想マシンにWIndows 10 Proでアクセスしようとしたところ、ユーザーIDとパスワードが合っているのに接続できない現象が発生しました。
NTサーバとクライアントでの認証方法が一致していないのでしょう。クライアントのローカルセキュリティポリシーを変更して接続できるようにします。
これで、Windows 10 ProからNTサーバにアクセスすることができます。
Windowsのアップデートによって古いNASなどにアクセスできない場合も、この方法でアクセスができるようになることがあります。
なお、設定を変えると、セキュリティレベルが変わります。設定値 5が最も高いセキュリティレベルです。設定値 2でもアクセスできることがありますので、環境に合わせてできるだけ高いセキュリティレベルを設定してください。
Windows 10 Homeでは、「secpol.msc」がインストールされていないため、この手順でローカルセキュリティポリシーを変更することはできません。
複数台のマシンに同様の設定を行いたい場合、.regファイルを使ってレジストリ値を追加することもできます。
テクストエディタやメモ帳に下記のテキストをコピペし、拡張子を「.reg」として保存してください。
↓↓↓↓この下から↓↓↓↓↓
できあがったファイルをダブルクリックすると、レジストリエディアが起動してレジストリ値が追加されます。
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NTサーバとクライアントでの認証方法が一致していないのでしょう。クライアントのローカルセキュリティポリシーを変更して接続できるようにします。
これで、Windows 10 ProからNTサーバにアクセスすることができます。
Windowsのアップデートによって古いNASなどにアクセスできない場合も、この方法でアクセスができるようになることがあります。
なお、設定を変えると、セキュリティレベルが変わります。設定値 5が最も高いセキュリティレベルです。設定値 2でもアクセスできることがありますので、環境に合わせてできるだけ高いセキュリティレベルを設定してください。
設定値 | 認証レベル |
---|---|
0 | LM と NTLM 応答を送信する |
1 | LMとNTLMを送信する(ネゴシエートした場合NTLMv2セッションセキュリティを使う) |
2 | NTLM 応答のみ送信する |
3 | NTLMv2 応答のみ送信する ※ 未定義またはLmCompatibilityLevelがない場合も該当 |
4 | NTLMv2 応答のみ送信 (LMを拒否する) |
5 | NTLMv2 応答のみ送信 (LMとNTLMを拒否する) |
Windows 10 Homeでは、「secpol.msc」がインストールされていないため、この手順でローカルセキュリティポリシーを変更することはできません。
そのため、レジストリを直接変更する必要があります。レジストリの書き換えは自己責任でお願いします。
- スタートメニュー → [ファイル名を指定して実行]を選択します。
名前欄に「regedit」と入力して[OK]をクリックします。 - レジストリエディタで、「LmCompatibilityLevel」を開きます。階層は以下のとおり。
「HKEY_LOCAL_MACHINE」
→「SYSTEM」
→「CurrentControlSet」
→「Control」
→「Lsa」 - 「LmCompatibilityLevel」の値を設定します。
設定値 認証レベル 0 LM と NTLM 応答を送信する 1 LMとNTLMを送信する(ネゴシエートした場合NTLMv2セッションセキュリティを使う) 2 NTLM 応答のみ送信する 3 NTLMv2 応答のみ送信する
※ 未定義またはLmCompatibilityLevelがない場合も該当4 NTLMv2 応答のみ送信 (LMを拒否する) 5 NTLMv2 応答のみ送信 (LMとNTLMを拒否する) - 「LmCompatibilityLevel」が存在しない場合は、新規のキー「LmCompatibilityLevel」をDWORD32ビット値で追加して値を直接入力します。
複数台のマシンに同様の設定を行いたい場合、.regファイルを使ってレジストリ値を追加することもできます。
テクストエディタやメモ帳に下記のテキストをコピペし、拡張子を「.reg」として保存してください。
↓↓↓↓この下から↓↓↓↓↓
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa]
"LmCompatibilityLevel"=dword:00000000
↑↑↑↑↑この上まで↑↑↑↑↑
できあがったファイルをダブルクリックすると、レジストリエディアが起動してレジストリ値が追加されます。
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