去年8月、富山県で19歳の大学生が亡くなったひき逃げ事件の判決が19日富山地裁で言い渡されます。息子を亡くした父親が語ったのは、被告への憤りと判決を前にした葛藤でした。

ひき逃げで命を奪われたのは、大学生の山田翔向さん(19)。

父親 山田倫さん「私の中で過去になってなくて、遠慮なくいつでも帰ってきてって。帰ってきても不思議じゃないんじゃないかなとか思ったり」「本当は被告には真実を語って欲しかったんですよ。なんですけど現状それすら叶わないのかな」

こう語るのは翔向さんの父親・倫さんです。

翔向さんは去年8月17日午後11時すぎ、富山市婦中町響の杜の実家に帰る途中、クルマにはねられ病院に運ばれましたが、まもなく息を引き取りました。大学2年生、19歳という若さでした。