式が長くなると、どこから計算をすればよいのか分からなくなってしまいませんか。
意外と間違えやすい問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認をしましょう。
問題
次の計算をしなさい。
5+5+(5−5÷5)×5
足し算、引き算、掛け算、割り算が混じっており、さらにカッコまでついています。
計算の順序に注意しましょう。
解説
今回の問題の答えは「30」です。
また、途中の計算式は次のようになります。
5+5+(5−5÷5)×5
=5+5+(5–1)×5
=5+5+4×5
=5+5+20
=10+20
=30
このような四則(足し算、引き算、掛け算、割り算)の混ざった計算は、以下の順で計算をします。
(1)カッコの中の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
今回の問題「5+5+(5−5÷5)×5」の場合を確認していきましょう。
カッコ内の計算
カッコ内の式は「5−5÷5」です。
引き算と割り算があるので、こちらも優先するのは割り算となります。
5−5÷5
=5–1
=4
これでカッコの中の計算が完了しました。
掛け算→足し算の順で計算
カッコ内の計算をしたことによって、元の式は「5+5+4×5」となりました。
足し算と掛け算だけの式になったので、「掛け算→足し算」の順で計算します。
左から計算しないように注意しましょう。
5+5+4×5
=5+5+20
=10+20
=30
一つひとつの計算は簡単なものですが、途中式が長くなります。
途中の式変形を一つでも間違えてしまうと、正しい答えにたどり着かないので、注意が必要です。
まとめ
今回の問題は、小学校で学習する計算です。
間違えてしまった方は、他の記事の問題にも挑戦し、復習してみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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