分数を含んだ計算でも「掛け算・割り算は、足し算・引き算より優先」という計算規則は同じです。
ただし、分数の場合には他にも注意すべきポイントがあります。
今回はその中でも、「分数の掛け算を含んだ計算」の計算方法を確認してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
(16/27)×(9/10)+5−7
分数の計算が含まれていると難しく感じますが、一つひとつの計算手順はどれも小学校・中学校で学習するものです。
まずは、自分自身で答えを出してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「−22/15」です。
また、途中の計算は次のようになります。
(16/27)×(9/10)+5−7
=(8×1)/(3×5)+5−7
=(8/15)+5−7
=(8/15)−2
=(8/15)−(30/15)
=−22/15
どのように計算をしたか、順に確認していきましょう。
分数の掛け算
まずはじめに計算する部分は、掛け算です。
つまり「(16/27)×(9/10)」の部分を計算しましょう。
分数同士の掛け算の場合、分母は分母だけで掛け算、分子は分子だけで掛け算をします。
分子:16×9
分母:27×10
ここで、このまま掛け算をして「144/270」とすることも可能です。
しかし、数が大きくなってしまい、この後の約分が面倒になります。
そこで、
分子:16×9
分母:27×10
の状態で約分を考えましょう。
分子:16、分母:10は、ともに2で割れる。(分子:8、分母:5になる)
分子:9、分母:27は、ともに9で割れる。(分子:1、分母:3になる)
すると、残った数は以下の通りです。
分子:8×1
分母:3×5
したがって、「8/15」です。
このように、掛け算をする前に約分を考えると、計算ミスも少なくなるでしょう。
足し算・引き算の計算
掛け算の部分を計算したことで、元の式は「(8/15)+5−7」となります。
足し算・引き算の計算なので、左から計算することが可能です。
しかし、いちばん前は「8/15」と分数になっているので、計算しやすい後ろの方から考えます。
5−7=−2
したがって、最後の計算は「(8/15)−2」です。
「2=30/15」と考えることができるので、
(8/15)−2
=(8/15)−(30/15)
=−22/15
分母を15に揃え、分子の計算「8−30=−22」をして、答えを出します。
よって、今回の問題の答えは「−22/15」です。
まとめ
分数を含んだ計算は難しく感じるかもしれませんが、計算規則は小中学校で習ったものばかりです。
他の記事でも計算問題を紹介しているので、繰り返し練習をしてみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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