「100人中100人がそう思う」支部長が明かす本音

本田支部長
「昼飯食べていたでしょ。一人1000円か1500円の弁当なら20人前やったら3万円かかるから」

村瀬キャスター
「その90万円はもちろん、選挙活動のために使われたというのか」

本田支部長
「実際に支払いをそこからしている」

支部長はこの金は、当然、高木氏の選挙活動の資金と思って使っていたと話した。

村瀬キャスター
「今回の非公認というのが『形だけの非公認』とか、『偽装非公認』というような言い方をされてますよね?」

本田支部長
「誰が見ても100人中100人がそう思う。2000万円も出したらね。選挙期間中であればそういう風に考えざるを得ないよな」

さらに、武生支部には130万円が振り込まれた。

その支部長というのは、福井県議会議長の宮本俊氏だ。高木氏の選挙期間中には…

自民党武生支部長(福井県議会議長) 宮本俊氏
「黒い猫も白い猫もネズミ捕る猫はいい猫だという言葉があります。大切なことはネズミを捕るかどうかなんです。その仕事をきちんとしてもらうためには、他の方になっていただいたんでは困るんです」

高木氏を強く支援していた宮本氏。130万円は何に使ったのか?電話取材に応じた。

村瀬キャスター
「武生支部は福井県第二選挙区支部から選挙の資金は来てるんですか?」

自民党武生支部長(福井県議会議長) 宮本俊氏
「来てると思います。活動費ということで」

宮本氏は振り込まれた金は、前回の衆院選前に配られた活動費と同額だったため今回も選挙活動に使ったと話す。

宮本氏
「お金に色はついてないですから、(2000万円との)繋がりと言われたらそれは分からないです」

村瀬キャスター
「第二選挙支部が選挙支部から来たお金は、選挙活動の費用として使われた?」

宮本氏
「そうですね」

村瀬キャスター
「党勢拡大のための費用として使われたわけではない?」

宮本氏
「そうですね、その選挙の前の話ですし」

高木氏の支部からの金を選挙活動に使ったと証言する支部は他にもある。高木氏を支援した三方支部だ。40万円が支給されたという。支部長は県連の副会長でもある。

自民党三方支部(福井県連副会長)松本孝雄氏
「(活動資金は)選挙しかないわな。ただでくれるわけじゃないんだし。高木事務所からか本人かも知らんけど、選挙資金に使ってくれという事になった」

「事務所を借りるにしてもただでは借りられないし、電気代もただじゃない。事務所の選挙資金だと我々としてはどんなことがあっても認識している」