人権守る憲法の輪、広がれ 茨城県内外13の個人・団体が初の交流会 筑西で17日「地域社会づくりに貢献」
東京新聞11/15(金)8:11
13の個人・団体による憲法交流会を企画した高松義雄さん(右から2人目)ら=筑西市で
日本国憲法が掲げる「基本的人権の尊重」を守ろうと活動する茨城県内外13の個人・団体による初の交流会「生きる権利を求める憲法交流会」が17日、筑西市丙のしもだて地域交流センターアルテリオで開かれる。難民支援や原発問題、平和運動など10分野から、それぞれの活動内容を報告する。(青木孝行)
報告を予定しているのは、アフリカ・ナイジェリアから性的迫害を逃れて来日した女性を支援する「with Elizabeth(エリザベスとともに)」の翻訳家柳沢由実子さん(81)=笠間市=や、東京電力福島第1原発事故で県外避難を続ける陶芸家・画家の羽下昌方(はがあきのり)さん(77)=筑西市=ら。
企画した筑西市の市民団体「憲法学習県西地区実行委員会」の共同代表、高松義雄さん(76)は「自分たちは憲法によって守られ、生かされている。(交流会で)新たな視点での取り組みが生まれ、豊かな地域社会づくりに貢献できれば」と期待する。
同団体は地域から平和憲法を身近なものにしようと活動する。交流会で報告に立つ共同代表の国府田(こうだ)喜久男さん(78)は「新しい戦前」ともされる今の時代に危機感を募らせる。「憲法は偉い人が関わるものだと思っていたが、憲法を学ぶうちに、自分たちの手で守っていくものだと考えるようになった。だまっていては守ることはできない」
交流会では一般の参加者も募集している。午後1時半〜4時半。運営費として400円(ドリンク付き)が必要。
◇
憲法学習県西地区実行委では、専門家を招いた市民憲法講演会を開催している。30日には琉球新報の明真南斗(あきらまなと)記者が「琉球弧(りゅうきゅうこ)の軍事要塞(ようさい)化と日本の民主主義」と題して講演し、その後、参加者と意見を交わす。琉球弧とは奄美大島、沖縄から台湾までの弓状に連なる島々を指す。
同日午後2〜4時半、筑西市丙のしもだて地域交流センターアルテリオで。参加費千円。学生、身体障害者と付添者1人は無料。
憲法交流会、講演会とも、問い合わせは実行委の高松義雄さん=電090(3069)6438=へ。