兵庫知事選「斎藤元彦ブーム」の虚構と現実。有権者にバレ始めた仕掛け人、立花孝志の危険な正体とは?

2024.11.15
by 東山ドレミ
 

立花氏だけではない。旧統一教会も斎藤氏を熱烈に支持

仮に立花氏がウソだらけだったとしても、現に人々が「斎藤支持」を訴えるネット上での人気ぶりや街宣の盛況ぶりは否定できない事実ではないか、と考える向きもあるかもしれない。

そこでもう1つ、有権者がぜひ知っておくべき事実をご紹介しよう。

「なぜか、ふしぎなことに、旧統一教会が斎藤さんを熱烈に支持しているんですよ。わが国の選挙において、これほど危険かつ、わかりやすいシグナルはありませんよね(笑)。彼らはネット工作も大得意です。兵庫県の有権者が、某八王子のように“カルトシティ”と呼ばれたくなかったら、斎藤さんをゴリ押ししているのはいったいどこの何者なのか、そこをよくよく考えたほうがいいと思います」(前出の政界ウォッチャー)

斎藤氏と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の“ただならぬ関係”については、『やや日刊カルト新聞』代表の藤倉善郎氏が9日時点で指摘している。『やや日刊~』というカジュアルな媒体名ではあるが、TVでもお馴染みのジャーナリスト、鈴木エイト氏が主筆を務めるカルト宗教問題の専門メディアとして信頼性は高い。

そして興味深いことに、統一教会系メディアの『世界日報』も、「兵庫県知事選 『告発はクーデター』説バズり“パワハラ知事”斎藤元彦氏、逆転か」なる14日の記事で、斎藤氏をこれでもかとヨイショしまくっていた。これもぜひ押さえておきたいポイントだ。

斎藤支持を叫ぶ“6本指の支持者”たち

魑魅魍魎が跋扈するなか、奇妙なほどの盛り上がりを見せる「斎藤元彦ブーム」。だが10日には、十八番であるはずの“SNSをフル活用した選挙運動”において、AI加工による“ヤラセ街頭演説画像”を拡散した疑惑が浮上した。

「『さいとう元彦応援アカウント』が投稿した街頭演説の写真は、人人人の大盛況!かと思いきや、聴衆の顔がのっぺらぼうになっていたり、サイクロプスのような単眼になっていたりとかなり不自然で、写真加工による“聴衆水増し”疑惑が取沙汰されました。個人的には、聴衆の指の本数が気になりましたね。指が4本というのはたまにある話で、反社の方かしら?で一応済むのですが、指が6本あるようにみえる聴衆というのは、斎藤さんならではの新機軸と言えるでしょう」(前出の政界ウォッチャー)

現在の画像生成系AIは、人間の「手」や「指」を正確に描くのを苦手とする。これは単なる偶然なのだろうか?

また、斎藤氏の誕生日である15日に日付が切り替わった瞬間には、Xで「 #さいとうさん生まれてくれてありがとう」のハッシュタグが急拡散する一幕も。この「生まれてくれてありがとう」は“推し活”の文脈ではよく使われるフレーズだが、今回は端的に言って「気持ち悪い」「カルトくさい」との声が多く聞かれた。

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