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くまクマ熊ベアー  作者: くまなの
クマさん、新しい依頼を受ける
862/862

838 ユナと大猿の戦いを見る リディア視点

 ユナちゃんがたくさんの赤猿と襲われながら、たった1人で大猿と戦っている。

 赤猿に囲まれながらも、わたしたちを逃すために。

 ユナちゃんが火の魔法を放つけど、大猿は剣で斬る。


「すげえ」


 ユナちゃんが大猿の大剣をギリギリで躱す。

 あんな大剣の一撃を喰らったら、終わりだ。

 怖い。

 わたしだったら、大猿の前に立つことさえできない。

 震えて、なにもできない。

 でも、ユナちゃんは真正面から向き合って戦っている。

 それが、どれだけ凄いことなのか、弱いわたしでもわかる

 ユナちゃんの体が回ると、大猿が吹っ飛ぶ。

 なにが起きているか分からなかった。


「なに?」

「ユナが体を捻って、大猿を蹴り飛ばした」


 マーネさんが教えてくれる。

 蹴り飛ばしたって、あの大きな体が飛ぶの?

 でも、実際に大猿は後方に蹴り飛ばされて、転がっていた。


「どれだけ鍛えれば、あんなことができるんだ」


 わたしには一生できない。

 兄さんとマーネさんは大猿の声は聞こえないけど、わたしには聞こえる。

 大猿が「キキキキィ」と声をあげると、赤猿がユナちゃんを囲むように襲いかかってくる。

 ユナちゃんは風を起こし、赤猿を空中に舞い上げる。

 あれだけの風を巻き起こすことは、わたしにはできない。

 ユナちゃんが腕を空中にいる赤猿に向けて魔法を放つ。

 赤猿はなにかが突き刺さると地面に倒れていく。


「あの魔法ってなんだ」


 ユナちゃんの手からは透明なものが出ている。

 土魔法ではない。炎でも風でもない。

 それなら水? と思ったけどマーネさんが別の言葉を発する


「氷ね」

「氷?」


 氷魔法……戦いで使う人は少ない。

 理由としては、扱いが難しいからだ。

 同じ硬いものを当てるなら、土魔法を使えばいい。

 何より、氷をイメージするより、土のほうがイメージしやすい。

 だから、氷魔法は一般的に戦闘では使われることは少ない。


「どうして、氷魔法を?」

「そんなことは戦っているユナ以外、分からないわよ」


 ユナちゃんの得意魔法が氷魔法なのかもしれない。

 赤猿がユナちゃんに再度、襲いかかる。

 ユナちゃんは先ほどと同じように風を起こし、赤猿を舞い上げる。

 あれだけの数に襲われているのに、ユナちゃんが有利に進めている。

 このままいけば、ユナちゃんが勝てるかも。

 ユナちゃんの戦いは、そんな気持ちにさせてくる。

 ユナちゃんは上空に舞った赤猿に向けて、氷魔法を放とうとしている。


「……!?」


 離れた位置にから全体を見ているわたしたちには見える。

 大猿がユナちゃんに向けて走り出している。

 ユナちゃんは上を見ている。


「ユナ!」


 マーネさんが小さい声をあげる。

 その声が聞こえるわけがないのに、ユナちゃんは腕を下げ、大猿に向けて氷魔法を放つ。

 気づいていたの?

 でも、大猿はユナちゃんが放った氷を剣で斬る。

 防がれた。

 そう思ったときにはユナちゃんは大猿の前にいた。

 ユナちゃんは振り下ろされた大猿の剣を踏み、大猿の頭に蹴りを入れた。

 ユナちゃんの蹴りが大猿の頭に入ったと思ったら、大猿が手で受け止めていた。

 ユナちゃんの体が片手で軽々と持ち上げられる。

 叩きつけられると思った瞬間、ユナちゃんは大猿の手から抜け出す。

 一瞬のことで、何が起きたか分からない。

 ユナちゃんと大猿の攻防が速すぎる。

 でも、ユナちゃんの動きは止まらない。

 舞い上げられていた赤猿が地面に落ちると、すぐにユナちゃんに襲いかかる。

 ユナちゃんもすぐに風魔法を使い、再度、赤猿を舞い上げる。

 竜巻が点滅するように黄色に光ったように見えた。

 ユナちゃんが攻撃していないのに、地面に落ちた赤猿は動かなくなる。


「なにをしたの?」

「分からない。なにか、魔法を使ったぐらいしか」

「っていうか。なんだ、あの戦いは」

「これが、一流冒険者の戦い」


 わたしが頑張っても辿り着けない領域。

 一部の者だけが、辿り着ける領域。

 ユナちゃんと大猿の戦い。

 大猿は剣を振り回し、ユナちゃんは躱す。

 ナイフが先ほどの竜巻のように点滅しているように見える。

 今はそんなことを気にしている場合じゃない。

 ユナちゃんが大猿の攻撃に追い込まれている。

 ユナちゃんは躱すのが精一杯だ。

 ユナちゃんは後方へ逃げる。


「そっちは!」


 ユナちゃんは気づいていない。

 崖だ。と思ったときには、ユナちゃんの姿が消えてた。


「ユナちゃん!」


 ユナちゃんは崖の下に落ちた。

 それを追うように大猿も跳んだ。

 わたしは駆けつけようと立ちがろうとするが、腕を掴まれる。


「兄さん」

「動くな」

「赤猿がいるわ」


 2人に言われて、気づく。

 ユナちゃんが倒したと言っても、10匹ほどの赤猿がいる。


「「くぅ~ん」」


 くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんが立ち上がり、胸を張る。


「どうしたの?」

「自分たちが、倒すと言っているみたいね」

「ユナが心配だ。向かおう」


 兄さんの言葉に全員が頷く。

 わたしたちはユナと大猿が戦っていたところに向かう。

 ユナちゃん、無事でいて。

 わたしたちがユナちゃんと大猿が戦っていた場所に向かっていると、赤猿が逃げるように崖に向かって飛び降りはじめる。

 わたしたちは走る。

 崖の近くまでくると、くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんが悲しそうな声で二度「くぅ~ん」と鳴く。

 もしかして、ユナちゃんが。

 わたしたちは、慌てて崖の下を見る。

 ユナちゃんが赤猿と戦っている。

 その姿を見て、安堵する。

 さっきのくまゆるちゃんとくまきゅうちゃんの悲しい鳴き声はなんだったの?


「おい、大猿がゴブリンキングを食べているぞ」


 わたしは大猿を探す。

 本当だ。大猿がゴブリンキングを食べている。

 気持ち悪い。

 目を逸らそうとしたとき、大猿の体内が光る。


「今、大猿の体の中が光らなかったか」


 わたしも見た。

 でも、大猿の体の中が光る?


「マーネさん……」


 わたしと兄さんは望遠鏡を覗いているマーネさんを見る。


「光は2つあった。だから、あくまで想像だけど。光ったのは大猿とゴブリンキングの魔石」

「魔石……」

「それがどんな影響を与えるか分からないけど、大猿の肉体が大きくなったように見えたわ」

「肉体が大きく……」

「それって、つまり……」

「今まで以上に強くなった可能性があるわ」


 それでなくても強いのに、さらに強くなったの?

 マーネさん言うとおりに、大猿の動きが速くなる。

 あんなの人が対応できるわけがない。


「まずい」


 ユナちゃんが大猿に掴まり、放り投げられる。

 ユナちゃんは地面を転がり、木にぶつかって止まる。

 誰しもが、その光景に絶望する。

 ユナちゃんはふらつきながらも立ち上がる。

 生きていることに安堵するけど、もう無理だ。

 ユナちゃん、逃げて。


「わたしが連れてきてほしいと頼んだから」


 マーネさんが歯を食いしばりながら、傷つきながら戦うユナちゃんを見ている。

 もう、戦わないで、逃げてと叫びたい。

 逃げたとしても、あの大猿から逃げられるとは思えない。

 ユナちゃんは戦う。

 小さい体で巨大な猿と戦う。

 たった一人で。

 小さいナイフで何度も斬りつける。


「マーネさんの責任じゃないです。わたしも一緒についてきたいと言ったから、もし、マーネさんとユナちゃんの2人だけだったら、くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんに乗って、逃げられたはず。わたしたちがいたから、足手まといになって、ユナちゃんは大猿と戦うことになって……」


 わたしたちが一緒にいたから、ユナちゃんが死にかけている。


「くまゆるちゃん、くまきゅうちゃん、わたしたちのことはいいから、ユナちゃんを助けに行って」

「「くぅ~ん」」


 くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんは首を横に振る。


「どうして? くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんの大切な人が危険なんだよ」

「やめなさい。この子たちだって、ユナのところに行きたいと思っているはずよ。でも、ユナの命令はわたしたちを守ること。その言葉に従っているだけよ」

「でも、このままじゃユナちゃんが……」

「泣くのはやめなさい。ユナはわたしたちを逃すために戦っているのよ」


 大猿が襲いかかってきたとき、ユナちゃんは迷うこともなく、わたしたちを逃すことを優先し、ユナちゃんは大猿に向かって行った。

 人の心は緊急時ほど出る。

 危険になれば、身を守るために、他人を蹴落とす人もいる。

 それが大半だと思う。

 でも、ユナちゃんは違った。

 一瞬の迷いもなく、行動した。


「ユナを助けたいと思うなら、あなたが助けなさい」

「わたしが……」


 わたしは弱い。

 戦うことなんてできない。

 怖くて、近寄ることもできない。

 自分の言葉が情けないことに気付く。

 くまゆるちゃんとくまきゅうちゃんに頼んで、わたしはなにもしない。

 ただ、怖がっているだけ。


「なら、俺が」

「あなたが行っても、死に行くだけよ」

「それは、わたしだって」


 同じだ。

 わたしが大猿のところに行っても、なにもできずに殺される。


「あなたには風魔法と弓があるでしょう。ここから狙いなさい」


 マーネさんがわたしの腕に触れる。


「ここから」


 崖の上から大猿を狙う。

 遠い。何より大猿の動きが早い


「無理、できない」

「それじゃ、このままユナが殺されるところを黙って見ているしかないわよ」


 ユナちゃんが死ぬ。


「あなたには風魔法の才能がある。音を聞き、風の音を聞きなさい。矢に風を纏わり付かせなさい」


 マーネさんの言葉が心の中に入り込む。

 わたしは深呼吸する。

 できるか分からない。

 でも、見捨てるよりはいい。

 もし、引きつけることができればユナちゃんが逃げることができるかもしれない。

 決めた。


「やる」


 わたしは弓を持つと同時にユナちゃんが吹っ飛ばされる。

 大猿は尻尾を使って、ユナちゃんを吹っ飛ばした。

 それでも、ユナちゃんは立ち上がる。

 泣くな。

 泣いたって、ユナちゃんを助けられない。

 泣けば、目が濁る。

 わたしは泣くのを耐えて、風魔法を使ってユナちゃんに声を伝える。


「ユナちゃん、大猿をこっちに誘って」


 伝わったか分からないけど、わたしは弓を構える。

 一瞬だ。チャンスを逃すな。

 ユナちゃんと大猿の攻防が始まる。

 ユナちゃんが少しずつ移動する。

 目を逸らすな。

 ちゃんと見ろ。

 ユナちゃんはナイフを振るう。

 まだだ。

 2人の動きが速い。

 矢に風を纏わり付かせる。

 ユナちゃんが大猿の尻尾を斬った。

 大猿が怒る。

 大猿はユナちゃんに攻撃を仕掛ける。でもそれさえもユナちゃんは躱す。

 大猿の腕が上がる。

 その瞬間、わたしの弓から矢が放たれていた。

 わたしは矢の結果を確認することもなく、次の矢をセットして、大猿に目を向ける。

 1本目の矢は大猿の目に刺さっていた。

 それでも大猿はユナちゃんを襲う。

 わたしは無心で2本目の矢を放つ。

 動き回れたら、二度目はない。

 ユナちゃんが、大猿をその場から移動させていない今しかない。

 ユナちゃんは大猿の首を斬るが大猿は動きを止めない。

 大猿に向けていた風魔法で矢の方向を調整する。

 当たって。

 風を纏った2本目の矢も大猿の目に突き刺さる。

 もう終わりだ。

 ユナちゃんが大猿の胸にナイフを突き刺した。


ちなみに、風の向きが違うのでリディアはユナの「了解」は聞こえていません。

外伝3巻12/20発売日予定です。


※投稿日は4日ごとにさせていただきます。

※休みをいただく場合はあとがきに、急遽、投稿ができない場合は活動報告やX(旧Twitter)で連絡させていただきます。

※PASH UPにて「くまクマ熊ベアー」コミカライズ128話(11/13)公開中(ニコニコ漫画123話公開中)

※PASH UPにて「くまクマ熊ベアー」外伝20話(9/25)公開中(ニコニコ漫画17話公開中)

お時間がありましたら、コミカライズもよろしくお願いします。


【くまクマ熊ベアー発売予定】

書籍20.5巻 2024年5月2日発売しました。(次巻、21巻予定、作業中)

コミカライズ12巻 2024年8月3日に発売しました。(次巻、13巻発売日未定)

コミカライズ外伝 2巻 2024年3月5日発売しました。(次巻、3巻12/20発売日予定)

文庫版11巻 2024年10月4日発売しました。(表紙のユナとシュリのBIGアクリルスタンドプレゼントキャンペーン応募締め切り2025年1月20日、抽選で20名様にプレゼント)(次巻、12巻発売日未定)


※誤字を報告をしてくださっている皆様、いつも、ありがとうございます。

 一部の漢字の修正については、書籍に合わせさせていただいていますので、修正していないところがありますが、ご了承ください。

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