愛媛県と大分県 災害情報システムに不具合 サーバー障害か

15日夕方から愛媛県や大分県の災害情報システムに不具合が発生し、防災サイトの閲覧や避難情報の自動配信ができない状況になっているということです。各県で利用しているインターネットのシステムでサーバー障害が起きている可能性があるということで、各県では防災行政無線などから情報を得るよう呼びかけています。

このうち、愛媛県では、15日午後4時23分から県の災害情報システムに不具合が発生し、県の防災ポータルサイト「えひめの防災・危機管理」の閲覧や、避難情報や震度の情報を伝える県の防災メールの自動配信ができない状況になっているということです。

また、大分県では、15日夕方から県の防災ポータルサイトや、被害情報などを市町村と共有する際に使う災害対応支援システムがアクセスできない状況になっているということです。

各県によりますと、防災情報の収集や発信のために利用しているさまざまなクラウドサービスを提供するアメリカの「セールスフォース」のシステムでサーバー障害が起きている可能性があるということです。

午後8時の時点で復旧の見込みはたっていないということです。

各県では、突発的な災害が起きた場合、被害情報の収集は電話やFAXで対応するほか、防災メールは職員が手動で配信するとしていて「防災行政無線などで提供される情報に注意してほしい」と呼びかけています。

セールスフォース “いつ改善されるか不明”

セールスフォースのホームページによりますと、日本時間の15日午後3時ごろ、サービス障害が発生したことを確認したとして、顧客がサービスにアクセスできない状況になっているとしています。

原因調査や影響を軽減するための措置を進めているとしていますが、午後6時ごろの時点でも、いつ改善されるか分かっていないとしています。

セールスフォース・ジャパンのXのアカウントには「一部のお客様からログインできないとのご報告をいただいております。ご不便をおかけしており誠に申し訳ございません。」と投稿されています。

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