「面象嵌(めんぞうがん)」の第一人者で、昨年3月に92歳で亡くなった広島県竹原市ゆかりの陶芸家今井政之さん。研究を重ね、独自の世界を切り開いた歴史をたどる「広島を愛した芸術家 文化勲章受章者 今井政之展」が、広島市中区の福屋八丁堀本店で開かれている。前衛的な初期作から遺作まで、作風の変遷を紹介する35点が並ぶ。