愛知・豊橋で路面電車の専用信号導入 交差点の事故防止
路面電車が市内を走る愛知県豊橋市で、交差点で車と路面電車が衝突する事故などを防ぐため、15日夜から路面電車専用の信号が新たに設けられます。
豊橋鉄道の路面電車が走る豊橋市の交差点では、路面電車も車と同じ信号を使用してきました。
このため車が右折して電車の軌道を横断する際、交差点に進入してきた路面電車と接触するなどの危険性が指摘されていました。
平成31年には交差点を右折しようとした軽トラックと路面電車が衝突する事故が起きています。
こうした中、愛知県警察本部は事故を防ぐため、15日から市内7か所の交差点で、路面電車専用の信号を設けることにしました。
これに合わせて車の右折専用の矢印信号も設けられ、車の矢印信号が表示されているあいだは、路面電車は交差点に進入できなくなる仕組みになるということです。
切り替え作業は15日午後8時から始まり、翌朝の路面電車の始発の時間には完了する予定だということです。
警察は「最初は戸惑うこともあるかと思うが、信号をよく見て運転するようにして欲しい」と呼びかけています。