重要なお知らせ
現在、労使問題が起こっていると多くの関係者の方が思っていますが実際は違います。労使問題ではなく、使用者問題です。現在、理事長は労働基準監督署から是正勧告を受けており、是正期限が11月末になっています。しかし、理事長は是正を進めておらず、処罰される可能性が出てきています。コンプライアンスが重視される現代において、度重なる法令違反は致命的です。学校存続に関わる重大な問題です。
労基法第32条違反・労基法第36条第6項第2号違反・労基法第36条第6項第3号・安衛法第18条第4項違反・労基法第34条第1項違反。使用者には労働時間を適正に把握する責務があるが、勤怠管理ができていない。教職員に聞き取りを行うなどの実態調査を行って労基署に9月30日までに報告。最終報告期限が11月30日。(→すべて是正できていない)
管理職を含めた多くの教職員が、労基法違反は使用者である理事長(理事会)が是正をしなければならないということを1年以上にわたって、説明し、説得をしてきました。労働基準監督署の監督官も長時間説得をしてきました。しかし、先日、理事長と話し合いを持ち、管理職の先生方も一緒になって、是正を進めることを説得しましたが、「教員に問題がある」「教員に責任がある」ということを繰り返し理事長は主張し、話し合いを打ち切りました。(もちろん証拠があります)
理事長は、36協定を教職員会が締結しないと保護者の皆様に説明していますが、事実とは異なります。副校長・教頭先生をはじめ、多くの先生方は、事実を知っています。ただし、そういった事実関係を話をすることを<処罰><学年主任を外す>という言葉を用いて禁止しようとしています。私たちは、こういった不当な扱いにずっと耐えてきました。
しかし、私たちに事実関係を説明させないようにしても、法令違反をしている事実を労働基準監督署等が見逃してくれることはありません。問題の本質は、理事長が是正勧告の是正を進めないこと、に変わりはありません。
11月16日の保護者説明会で、理事長はおそらく「組合に問題がある」という主張をすると思いますが、そのように主張したところで、法令違反が是正されるわけでもなく、先ほど記述しましたが、法令違反を見逃してもらえるわけではありません。
保護者説明会で、理事長が保護者の皆様に説明すべきは、教職員への責任転嫁ではなく、理事長の法令違反とその是正策であり、教育の充実策です。
<11月16日の保護者説明会について>
副校長・教頭が理事長兼校長に対して「保護者の皆様に客観的な事実を伝える」ように説得をしました。
また副校長・教頭は、理事長兼校長と見解が異なる場合は、それを保護者の皆様に伝えると理事長に言いました。
その結果、理事長兼校長は、副校長・教頭に保護者説明会への出席を禁じました。(11月11日現在)
管理職の先生方は、心身ともに疲弊しています。
皆様にご理解いただきたいのは、これは労使の対立ではないということです。対立というのは、お互いが対等の立場で意見がぶつかり合っている状態のことです。対立ではなく、理事長兼校長の不適切な言動によって教職員がさまざまな被害にあってきました。私たちの主張にはすべて裏付けとなる証拠があります。(弁護士の方と証拠となる資料を共有し、相談を進めています。)
<過半数であることについて:保護者の方から質問がありました。>
4月に労働者代表選挙を実施して、過半数を得ています。また労働委員会でも証明を受けています。
大手前丸亀教職員会の活動方針
大手前丸亀教職員会は、大手前丸亀中学・高等学校の教職員が中心となって結成した労働組合です。
学校法人倉田学園は、労働基準監督署から3度是正勧告を受けていますが、
是正を拒否し、長時間労働、賃金未払いなどの問題を放置しつづけています。
さらに法人側は、憲法に保障された団体交渉において誠実に対応しないなど
不当労働行為(違法行為)を繰り返しています。
私立学校は、公的な教育機関であり、その教育機関において「法令違反」が常態化してしまえば、
生徒に法律を守ることを教えるはずの学校教育そのものが成り立ちません。
そのため大手前丸亀教職員会の活動方針は、当たり前のことですが、「法令遵守」です。
私たち教職員も法令を遵守し、また学校法人倉田学園に対しても「法令遵守」を求めていきます。