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Conversation

斎藤元知事は「はめられたんだ」と思っている方に考えてほしいこと。 ◎亡くなった県民局長は、退職のわずか3週間前に外部通報を行っている。退職後の雇用先も決まっていたのに、あえてそんな時期に「県政の転覆」を狙って通報するだろうか。後輩職員を思い、自分が現職でいるうちに責任をもって何とかしたいという思いがあったのではないか。 ◎また、今回、「そんなものはなかった」と一部で言われているパワハラ等についてだが、県職員アンケートでは、あきらかにパワハラと受け止められても仕方ない記載が寄せられている。「伝聞が多い」という方もいるが、直接、県知事と接する機会がある職員は限られていることも考慮すべきだろう。 しかも、6725人から回答が集まり、うち466人が〝記名〟。かつ「委員会で証言や聞き取りに協力してもよい」という方が315人もいる。自分に不利益となる可能性もあるのに、勇気を出して回答した県職員の心情も考えてみる必要がある。 「兵庫県職員アンケート調査」 集計結果 web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/i ◎そして大事なことは、全会派一致で不信任決議が可決されたということ。兵庫県議会は、自公、維新、ひょうご県民連合、共産党、無所属とあるのに、全会派が結託して「県政の転覆」を図るなんて考えにくい。 ◎不信任決議されたいちばんの理由は、やはり公益通報者保護法に違反した可能性が高いという点。側近からも止める声があがっていたのに、疑惑を向けられている本人が、公益通報者保護法に反する「犯人さがし」を命じ、数日で処分を下してしまった。 ◎今回の選挙でも、ある候補者が斎藤氏を擁護するような発言を繰り返し、県民の分断を生むような選挙戦を行っているが、それに対して注意すらしない。こうした一連の姿勢が、はたして県のトップとしてふさわしいのか。今一度冷静に考えてみてほしい。 #兵庫県知事選挙