サッカー試合後 イスラエル人サポーター暴行され5人けが

オランダの首都アムステルダムでオランダとイスラエルのプロサッカーチームの試合のあと複数の場所でイスラエル人のサポータ-たちが暴行される事件があり、少なくとも5人がけがをしました。オランダの首相は「反ユダヤ主義の攻撃だ」と非難し、警察が事件の詳しい背景を調べています。

現地の警察などによりますとオランダのアムステルダムで7日夜、オランダとイスラエルのプロサッカーチームの試合が行われたあと、複数の場所でイスラエル人のサポーターたちが花火を投げつけられるなど暴行されたということです。

この事件で少なくとも5人がけがをして病院で手当てを受けました。

警察は、事件に関わった疑いでこれまでに62人を拘束したと発表し、イスラエルメディアはユダヤ人を標的にした組織的な攻撃だなどと大きく報じています。

こうしたなか、オランダのスホーフ首相は8日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談したとSNSで明らかにしたほか、記者団に対し、「このようなひどい反ユダヤ主義の攻撃があったことは容認できない」と述べ、オランダ国内にいるイスラエルの人々の安全確保に取り組む考えを示しました。

一方、ロイター通信などは、イスラエル人のサポーターたちはアラブ人を中傷する叫び声を上げていたと伝えていて、警察が事件の詳しい状況や背景を調べています。

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