「遊興費に使った」老人ホーム入居109人の預かり金2千万円超を着服、40代職員を解雇

岡山県津山市の養護老人ホーム「市立ときわ園」で、40代男性職員が入居者109人からの預かり金を着服していたと、市と運営法人が12日発表した。被害額は少なくとも2300万円以上とみられる。

運営法人によると、職員は日用品購入などに充てる預かり金の管理を担当していた平成30年4月~今年7月、入居者の通帳などを使って不正に引き出した。「遊興費に使った」と認め、同9月に懲戒解雇された。

入居者ら66人には既に返済し、亡くなった入居者のうち遺族が調査を求めた26人分については引き続き被害額を調べる。

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