反捕鯨ワトソン容疑者、5回目の勾留延長 12月まで 日本は身柄引き渡し求める

ポール・ワトソン容疑者(ゲッティ=共同)
ポール・ワトソン容疑者(ゲッティ=共同)

デンマーク自治領グリーンランドの警察は13日、7月に拘束した反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者ポール・ワトソン容疑者について、裁判所が12月4日までの勾留延長を決めたと明らかにした。13日が勾留期限だった。延長は5回目となる。

ワトソン容疑者は日本の調査捕鯨を妨害したとして、日本の要請に基づき国際刑事警察機構(ICPO)が国際手配。グリーンランド中心都市ヌークへ船の給油などで立ち寄った際、警察に拘束された。

日本政府が身柄の引き渡しを求めているが、日本とデンマークは犯罪人引渡条約を結んでいない。デンマーク当局が引き渡しの是非を判断するため、勾留が続いている。ワトソン容疑者は勾留に対して裁判所に不服を申し立て、釈放を求めている。(共同)

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