18歳人口の減少や若者の都市部流出で入学者が減少し存続が危ぶまれている津山市の美作大学の公立化を求めて、津山市医師会が11月13日、津山市の谷口市長に要望書を提出しました。
津山市医師会の大谷公彦会長らが13日朝、津山市役所を訪れました。
要望書によりますと美作大学は地域に根差していて、存続は地域の発展にとって重要であるとしています。そのうえで地域医療体制を支えるため公立化した大学に医療や看護分野の人材を育成する新たな学部の設置を提案しています。
(津山市医師会 大谷公彦会長)
「医療や介護は裾野が広い。津山にとって大きな産業。美作大学は以前から社会福祉学科などがあり、それに加えて地域医療に根ざした学科などをつくってほしい」
美作大学を巡っては、少子化などの影響で年々、入学者が減っていて、短期大学部の2025年度以降の募集を停止しています。
大学を運営する学校法人は、2024年1月、公立化を求める要望書を津山市に提出。24年8月には大学の同窓会が公立化を求め、約3万人分の署名を提出しています。