客の女性に売春の客待ちさせたか ホストクラブ従業員逮捕

東京 新宿 歌舞伎町のホストクラブの従業員が、店での飲食代に充てさせるため、客の女性に売春の客待ちをさせたとして、警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、新宿 歌舞伎町にあるホストクラブの従業員、田中大亮容疑者(24)です。

警視庁によりますと、ことし8月ごろから先月にかけて、客の24歳の女性に対しSNSでメッセージを送り、店での飲食代に充てさせるため売春の客待ちをさせたとして、売春防止法違反の疑いが持たれています。

容疑者は「あなたの稼ぎが少ないと会えない」とか、「挽回して早く会おう」などとメッセージを送信していたほか、客待ちしている様子を女性自身に撮影させ、写真を送らせていたということです。

新宿 歌舞伎町では、高額な料金の請求をホストが立て替えたことにする「売掛金」の返済のためだとして、客の女性に借金を背負わせたり、売春させたりするケースが相次いだことから、ホストクラブの業界団体が、「売掛金」の廃止を打ち出しています。

一方、容疑者は「売掛金の代わりに『立て替え金』と称して、客に料金をあとから支払わせる仕組みがあった」などと供述しているということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。

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