食堂撤退の高岡法科大 地元飲食店 “出張ランチ”で学生応援
少子化の影響などで定員割れが続き、来年度以降の学生募集を停止する富山県高岡市の高岡法科大学で、市内の飲食店が学生に笑顔あふれる場を提供したいとランチとカフェの出張営業を行っています。
高岡法科大学は定員割れが続いたことから、来年度以降の学生募集を停止し、すべての在学生が卒業したら閉校することが決まっていて、学内の食堂では昨年度、食堂を運営していた委託業者が撤退していました。
そうしたなか、富山県高岡市で飲食店を営む中尾賀之さんは、食事を通して学生に笑顔あふれる場を提供して、学生生活のいい思い出を作ってもらおうと、9月末から週に3日、ランチとカフェの出張営業を行っています。
野菜カレーとキーマカレーが人気だということで、食堂では学生がさっそくカレーを買い求めて味わっていました。
2年生の男子学生は「スパイスが効いておいしいです。学食がなくなってさみしかったですが、にぎわいが戻ってうれしいです」と話していました。
店主の中尾さんは「カレーを食べておいしいと言ってもらい、学生たちの思い出に残ればうれしいです」と話していました。