わいせつ行為や盗撮の元臨床検査技師に懲役2年8か月実刑判決

県内の病院で検査を装って女性にわいせつな行為をしたり性的な写真を盗撮したりした罪に問われた元臨床検査技師に対し、徳島地方裁判所は「立場を悪用した卑劣で悪質なものである」として懲役2年8か月の実刑判決を言い渡しました。

県内の病院に勤務していた元臨床検査技師、筒井康平被告(38)は去年10月とことし2月、検査を装って当時14歳の少女にわいせつな行為をして、その様子を盗撮したり女性の胸の性的な写真を盗撮したりするなどあわせて5人の女性にわいせつな行為や盗撮などをしたりした罪に問われました。

判決で徳島地方裁判所の細包寛敏裁判官は「臨床検査技師の立場を悪用したうえ、被害者の多くは年少者で未熟さにつけ込んでいる点でも卑劣で悪質な犯行だ」と指摘しました。

そのうえで「医療従事者として責任をもって患者に対応すべきであり重く厳しい非難が妥当だ」などとして懲役2年8か月の実刑判決を言い渡しました。

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