自ら運営するインターネットの販売サイトで女児の裸体が写った動画を公開したとして、埼玉県警は12日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)などの疑いで愛媛県東温市牛渕の医師、立石憲彦容疑者(63)を逮捕した。同様の画像や動画の販売で「約2000万円を売り上げた」と供述しており県警が捜査している。
県警によると、立石容疑者は動画を公開していたとされる時期に、長崎県立大の教授を務めていた。今年3月に一身上の都合を理由に教授を辞めており、同大は「詳細な内容を把握していないのでコメントを差し控える」としている。
県警によると、立石容疑者は「児童ポルノサイトを運営したことは間違いないが、無修正の動画を公開したとは思っていない」と容疑を一部否認している。「小児性愛者が児童に対して性犯罪を行うのを抑止する目的だった」とも供述している。