松田「○○〜〜!ほら、アンタもこっち来〜〜!写真撮るで〜〜!」

○○「……おう。」



かァ、かァ、と、カモメが鳴く。
どこか物悲しく、懐かしさを覚える海岸線。

○○たちは1泊2日で郊外の旅館へ温泉旅行に来ていた。

海鮮料理と露天風呂が人気の宿だが、大学生の特権で閑散期に来たからか、他の客はほとんどいないらしい。


丹生「見て〜〜!凄いよ旅館!!思ったよりもおっきくない!?」

金村「ほんとだ!いいね〜〜!」

△△「じゃあまず温泉行く?」

□□「まずじゃないだろ温泉は。とりあえず荷物置いて街ブラしようって言っただろ?」

松田「ほらアンタら喧嘩せんの!!……ん?あ!○○!!」

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○○「ん〜?あぁ〜〜」


一緒に旅行に来たメンバーが、今日泊まる旅館を見てそれぞれ騒がしくする中、1人立ち止まり海を見ている○○。

場を取り仕切る松田が声を張り上げて呼ぶと、ようやく歩き出す。


丹生「海も綺麗だし温泉も楽しみ!!サークルのみんなでお泊まりなんて初めてだから楽しみだね!!」

金村「ね!!……でも陽菜も来れたら良かったのにね、、、」

△△「ね!!陽菜も来れたら良かったのにね!!」

○○「うるっさいな。やめろよ。」


丹生と金村の会話を聞き、△△が煽るように○○の肩に腕を回す。


河田陽菜。
もう1人のサークルの同期だ。

本当はこの旅行にも参加する予定だったが、行き先を決める前に別の予定で来れないことになってしまった。


○○が河田のことでいじられるのはいつものことだが毎度毎度○○は不服そうに払い除ける。


金村「なに〜?アンタまだ告白してないの?」

丹生「えぇ〜〜?陽菜カワイソ〜〜」

○○「可哀想ってなんだよ!!……別に告白するつもり無いし。」


○○はヘタレな男だった。


松田「陽菜もいつまでも待ってへんで?」

○○「…………別に、、、待ってるとは限らないじゃん。」

松田「……はいはい。」

□□「はいはい。」

△△「はいはい。」

金村「はいはい。」

丹生「はいはい。」

○○「なんだよ!!」


△△が○○と再度肩を組み、周りに聞こえないように耳元で話す。


△△「俺も金村に告白したんだから、お前もしろよ。」

○○「はぁ?いつの間に?」


○○は金村を盗み見る。

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丹生とイチャついていてこちらには気にも留めていない様子だ。



△△「さっきだよさっき。新幹線降りて一瞬2人きりだったからさ。」

○○「はぁ?お前なにしてんだよ。普通終わり際とかだろ旅行中に告白するなら。まだ宿にも着く前に告白してフラれたら気まずいだろ。」

△△「大丈夫だ。まだ保留って形になってる。」

○○「金村は良い奴だよほんと。」



松田「ほら!もう何してんの!?写真撮るで!!」


そう言って松田はスマホを△△に手渡す。

自撮りをするとなれば写真の上手い金村よりも、一番背の高い△△がその役割を負うことが多い。


△△「あれ、ちょっと人数多すぎて画角入らないな。」

□□「もっと手伸ばせよ。」

△△「もう限界だよ!!」

松田「なんのためにアンタ今日旅行に参加してんの?カメラ撮るためやろ?」

△△「え!?俺撮影係として呼ばれたの!?」

金村「も〜、しょうがないな、もう△△向こうから撮って。」

△△「仕方ねぇなぁ……ってバカ!!あそこ行ったら俺が映らないだろ!!」

丹生「あははははっ!!」

△△「丹生笑いすぎだぞ!!」

○○「……はぁ、」


いつものくだりに○○は思わずため息が出る。

このままでは記念写真を撮ることすらままならない。

と、そこで、、、


●●「……おい。写真、撮ってやろうか?」


シン、と静まりかえる。

声をかけて来たのは40代、、、いや50代くらいの男性。

どうやら騒いでいた間ずっと6人の近くにいたらしい。

全員申し訳ない気持ちになる。

とはいえ申し出自体はありがたい。


松田「すみません、、、お願いします。」

●●「うん。」


●●はカメラを受け取り、集合写真を撮る。


松田「ありがとうございます。」


スマホを受け取り確認すると、旅館をバックに綺麗に写真は撮れていた。


●●「大学生?」

松田「あ、はい。そうなんです。」

●●「ふ〜ん、あっそ。あんまり他所様に迷惑かけるなよ。」

松田「す、すみませんでした、、、」


松田としては謝るしかない。


松田「じゃあ、ありがとうございました。」

●●「うん。」


松田を含め、6人はそそくさとその場をあとにする。


△△「あんな言い方しなくてもいいのにな〜〜!」

金村「ね〜〜、びっくりした。」

□□「お前がうるさいのが悪いんだろ。」

△△「俺のせいか!?あれ!!」


しかしまたもやぎゃあぎゃあと騒ぎ始める。

それを見送る●●はタバコを取り出し、火をつけた。


●●「ったく、、、聞こえてるぞ、っとに、、、」


と、そこで小さな電子音が鳴る。



●●「もしもし?あぁ、もういるよ。目の前に。うん。うん。はい。待ってます。」




───────────────────────




丹生「良いお湯だった〜〜!!」

金村「丹生ちゃん待って〜〜!」


温泉から上がった丹生が女湯にかかるのれんを弾いて出てくる。

やけに大きいシャンプーを持っているからか、それを追いかける金村はドタドタとなんだか間抜けな走り方だ。


松田「こら、2人とも!走らないの!」


ごめんなさ〜い、と呑気に返事する2人はおそらく反省などしていまい。

まったく、と松田も諦める。

とはいえ風呂上がりで浴衣姿の3人のテンションは随分と高い。


松田「男子らはまだ出てきてないっぽいなぁ。」

金村「このちゃんこのちゃん!向こうにコーヒー牛乳売ってるよ!!」

丹生「買いに行こ!!」

松田「女湯にも売ってたで?私そっちで買っちゃったから2人の荷物見とくよ。」


わかった!!とベンチに荷物を置いて走って行く丹生と金村。

その元気な姿に松田は思わず微笑む。


松田「ふふ……」


荷物の隣に腰掛ける。

松田が入浴後のストレッチがてら伸びをしていると、、、



●●「晩御飯、19時かららしい。今から温泉に入ったら間に合わないかもな。どうする?」

松田(あれ……?)


先程、写真を撮ってくれたおじさんだ。


松田(一緒の旅館やったんや……なんか気まずい。)


ふと、隣を歩く女性に目が行く。

50代くらいに見える●●に対して、随分と若く見える。

おそらく松田たちと同じくらいだろう。


松田(これはこれは〜?パパ活ってやつ?)


本当にいるんだ、と珍しいものを見た感覚で若干興奮する松田。

しかし、チラ、と見えた女性の横顔を見て凍りつく。



△△「そういえば男湯の隣、あれ混浴らしいぜ!!後で行こう!!」

□□「馬鹿、看板見てなかったのか?なんか昔事件起きたとかで『男性の方の入浴はご遠慮下さい』って書いてたぞ。」

○○「それはもう女湯だろ……」



男湯から3人が出てくる。

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そこには驚いた表情で固まる松田が。



□□「??……松田?どうした?」

松田「あ、いや、、、さっき写真撮ってくれたおっちゃんおったやろ?あのおっちゃんがここ泊まってるぽくて、、、」

△△「マジか!!なんか気まずいな。」

松田「そんでなんやけど、、、おっちゃんが連れてた女の子が、、、その、陽菜に、、、似てて、、、」


そう。

先程の女性の横顔が、今日来れなかった河田にそっくりだったのだ。


△△「何それ!?パパ活??」

○○「……………………」

□□「馬鹿。」

△△「痛ってぇ!!」


△△の言葉に凍りついた○○。
それを見て□□が△△の頭を叩く。


松田「あ、いやいや、まだ確定ちゃうよ!?結構距離あったし、、、見れたの横顔だけやったから、、、」

□□「…………そもそも、、、実の父親じゃないのか?」

松田「ううん、○○と△△と陽菜の家遊びに行った時、陽菜のお父さんの写真見たことある。」

○○「……………………」


その場に何故か陰鬱とした空気が流れ始める。


丹生「見て見て〜〜!!コーヒー牛乳バナナ味売ってた!!珍しくない!!?」

金村「コーヒー牛乳だけでいっぱい種類あった!みんなで行こうよう!」


そこに空気を読まない2人が登場。

両手に瓶を持ち満面の笑みである。



松田「アンタら……ホンマに助かるわ。」




───────────────────────




●●「…………陽菜。そろそろ晩御飯の時間だぞ。」

河田「……うん。」

●●「夜はビュッフェらしいから、早めに行って席を取ろう。」

河田「……うん。」

●●「ここは魚が美味いらしいな。煮付けが絶品とガイドブックに書いていた。」

河田「……うん。」

●●「…………そういえば今日トランプを持って来ているんだ。晩御飯の後は夜の大富豪大会を開催しよう。」

河田「“お父さん”。……無理に会話しようとしなくてもいいよ。」

●●「…………そうか、、、」


河田陽菜は、父親との旅行に来ていた。

実の父親と2人きりの旅行である。
部屋の中は恐ろしいほどに気まずい。

スマホばかり触る河田に●●は話しかけるが、ついに文句を言われてしまった。


●●「……お父さんと旅行に来ているんだから、スマホばかり触るんじゃない。」

河田「でもお父さんと話すことなんかないもん。」




ショックである。




●●「……………………そろそろ、食堂に向かおう。」

河田「……うん。」





───────────────────────



△△「○○、向こうに唐揚げあったよ。」

○○「いいな唐揚げ。どこ?」

松田「あぁもうアンタそんなバランス悪いのばっか取らんと野菜も食べや〜?」

○○「俺は息子か。」

□□「丹生、お前そんないっぱいつけて大丈夫か?」

丹生「う、うん、、、……や、やっぱりタルタルチキンやめようかな……」

金村「丹生ちゃん!!向こうに唐揚げあったよ!!」



食堂。

6人は旅館のビュッフェに並んでいた。

近くに海があり、海鮮が有名な宿である。

焼き魚や煮付けに刺身、目の前で様々な種類の貝類を焼いてくれるサービスも行っており、クオリティは高い。


松田「……陽菜、おるかな。」

□□「……今のところは、見当たらないな。」

○○「もういいよ河田の話は。それより唐揚げどこ?」

金村「ねぇ○○いつになったら陽菜に告白するの?」

○○「しないよ!!」

丹生「なんでしないの!?」

○○「なんでって、、、そりゃあ、、、」

金村「陽菜も待ってるんだけどなぁ〜〜」

○○「……それだってお前らが勝手に言ってるだけだろ、、、」

△△「あ、河田。」

○○「もういいって……」


△△が指差す方向を全員が見る。

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そこにはのれんをくぐって食堂に入って来る河田の姿。

それは間違いなく本人だった。


△△「おい、、、あれ、、、」


そして、やはり隣には宿の前で出会った男。


○○「……………………」


2人は二手に分かれ、●●は席を取りに、河田はそのまま列に並ぶ。

すぐさま松田と金村、丹生が動く。


丹生「やっほー陽菜!!」

河田「えぇ……!?みんなもここの宿だったの?」

松田「あの人って、、、もしかしてやけど、、、パパ、的な……?」

河田「うん。そぉ。」

丹生「や、やっぱり、、、」

金村「その、、、いくらくらい、貰えるもんなの……?その、お小遣い的なのは……」

河田「お小遣い?……え〜、月に3万くらい?」

金村「つ、月に3万!?サ、サブスクみたいな感じで!?」

河田「サブスク?」

丹生「その、、、そういうこととかも、するの……?いわゆるそのぉ……夜の、、、とかは……」

河田「??……あ〜、するよ。なんかしたいらしいから。」

金村「そ、そそそそうなんだ、、、」


松田「あ、いや、これ私らの勘違いぽいな。」



河田は3人の登場に驚きこそするが、動揺している様子はない。

松田はそれを見てなにか勘違いがあるらしいと気付く。


松田「……あの人って……誰なん?」

河田「ん〜?私のお父さんだよ?」

松田「実の?」

河田「実の。」

松田「え、でも陽菜の部屋にお父さんとお母さんと陽菜の写真飾ってたやん。あれあの人じゃなかったやろ?」

河田「???……あぁ〜あれなんかお母さんが好きな演歌歌手さんらしい。私はあんまり知らないんだけど近所に来てたとかで。」

松田「…………なんやそれ、、、」


松田は腰が抜けそうになるほどの脱力感に襲われる。


金村「えぇ〜お父さんならじゃあ私らとの旅行の方来れば良かったじゃ〜ん!」

河田「ん〜〜でも、、、実はね、、、」



───────────────────────



松田「まぁ、というわけで結論パパ活では無かったわ。」

△△「良かったな○○〜〜〜」

○○「やめろよ!頭わしゃわしゃするな!!」


旅館のすぐ外の海岸。

○○たちは浴衣姿で花火をしに来ていた。


丹生「わぁー!花火キレー!!」

金村「うわぁ!!丹生ちゃんの凄いね!!」

丹生「えへへぇ」

□□「こら丹生。あんまりふらふらするな。」

松田「………………」


手持ち花火を振り回す丹生。
それに感動する金村と、注意する□□。

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その光景を見ながら少し離れたところに座る松田は微笑む。


△△「俺も花火やって来る〜」

○○「お〜」

松田「ん〜」


野次馬根性の強い△△は、●●が河田の実の父親だったと聞いて途端に興味を無くしたようだった。

金村たちの方へ歩いて行く。


その場には○○と松田だけになった。


松田「…………なぁ、○○?」

○○「ん?」

松田「ホンマに陽菜に告白せんの?」

○○「なっ!!」


慌てて松田の方を向くと、松田は○○の方へは視線を向けず、花火を楽しむ4人に向けている。


○○「……別に、、、今の関係で満足してるし。そりゃ、付き合えたら最高だけど、、、万が一断られでもしたら、、、」

松田「はぁぁ?アンタホンマヘタレやな。」

○○「うるせぇ。」

松田「…………頑張ってよ。あの4人は1組も成立しそうにないし。」


松田の視線の先には金村の隣で懸命に話しかけている△△。

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金村に若干めんどくさそうにされていても気付かない。


松田「ホンマ厄介な子好きになるわアイツも。」


金村の好きな人を知っている松田は、苦笑する。


○○「…………別に、、、俺が河田と付き合ってもお前にメリット無いだろ。」

松田「そんなことないよ。同期にカップル1人もおらんとか面白くないやん。」

○○「そんな理由かよ、、、」


○○は苦笑する。


松田「………………今日な、陽菜がウチらとじゃなくてお父さんと旅行に来た理由な、」

○○「うん。」

松田「海外行くんやって。お母さんが海外にいて一緒に住むって。」

○○「え……?」


ポツポツと語りかけるように話す。

ここでようやく松田は○○を見る。



松田「ホンマに、告白せんでいいん?」


○○「………………」



○○はギュッと拳を握る。


○○「…………河田は?」

松田「晩御飯の後お父さんが温泉行く言ってたからそれに付き合うって言ってた。今頃向かってるくらいちゃう?」

○○「ありがとう。」


○○はかけ出そうとして、

1度戻って線香花火を2本掴むと、旅館の方へ走り出した。









松田「…………………」

□□「良い女ムーブが、よいしょっと、、、板についてるな。」


隣に腰掛けながら□□が言う。

松田はぶっきらぼうに返す。


松田「しゃあないやろ。良い女なんやから。」

□□「ふ、そうだな。」

松田「あ〜あ、、。……厄介な子好きになるわ、私も。」

□□「違いない。」


□□は苦笑する。

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声が震える松田の顔を見ないように、花火を眺めながら。



───────────────────────



●●「じゃあ、ここでまた集合にしよう。」

河田「うん。」

●●「シャンプーは持ったか?あと石鹸も。リンスもあった方が良いんだろ、女の子は。」

河田「持ってるよ。子ども扱いしないで。あとリンスじゃなくてコンディショナーね。」

●●「そうか……じゃあ……」


●●が男湯に入って行くのを見送る。

そしてベンチにゆっくりと座った。

足をプラプラ揺らす。

そこに、大きな足音が近付いて来る。

河田は、そちらに視線を向けるとふんわり微笑んだ。



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河田「よっ」

○○「よ、よっ」

河田「来たんだ。」

○○「…………来てみた。」

河田「座る?」


自分の隣をぽんぽんと叩く。

○○は恐る恐るそこに座った。


河田「元気?」

○○「うん、、、そっちは?」

河田「ん〜〜、まぁまぁ。」

○○「そっか、、、」


沈黙が流れる。


河田「そういえば、みんなで花火してたんでしょ?いいなぁ」

○○「あ、持って来たよ!」


そう言うと、○○はポケットから線香花火を2つ取り出す。


河田「おぉ〜、いいね。流石。」

○○「だろ?」

河田「ん〜、でもどこでしよう。」

○○「そ、外に行くとか?」

河田「ん〜〜、、、でも、みんないるんでしょ?」


にこりと微笑む河田の表情に、ドキリとしてしまう。

いつもふわふわしていて天然な河田の、時々見せるあまりにも妖艶な微笑み。

○○はこれに惚れたのだと自分でも思う。


河田「じゃあ、ここ、入ろうか。」

○○「こ、ここ混浴だけど、、、」


河田が指差すのは、混浴ののれんだ。

いくら相手が河田と言えど、いや、河田だからこそ、一緒に入るのはハードルが高い。


河田「まぁ浴衣着てれば大丈夫だよ。」

○○「浴衣、、、あ、あぁそうだよね!!そうだね、じゃ、じゃあ、、、入ろうか、、、」

河田「うん。」


勘違い。

なんだか凄く恥ずかしい気がした。



───────────────────────




河田「おぉ〜綺麗。」

○○「ね。」

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混浴温泉の露天風呂。

△△から拝借してきたライターで火をつけ、2人向かい合って花火を見る。


パチパチと小さな火花が弾ける様子を河田は嬉しそうに見ているが、○○は横目でそんな河田を盗み見ていた。


沈黙が流れる。

○○は、松田たちの煽りを信じ、切り出してみた。


○○「か、河田はさ、、、その、、、好きな異性のタイプとかあるの?」

河田「好きなタイプかぁ〜、、、そうだなぁ、、、」

○○「……………………」

河田「ヘタレな人かな?」

○○「……………………そんな人がいいの?」

河田「うん、それでもちゃんとやることはやるし、みんなに愛されてる人かな?」

○○「……………………」

河田「……………………」

○○「…………そ、それってさ、、、俺のこと、、、だったりする……?」




パチパチと、火花の音だけが響く。




河田「…………そうだよ。」

























河田「って言わないと、言えない?」


にこにことした笑顔が途端にからかっているように見える。

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○○「河田……」

河田「ん〜〜?」

○○「俺とさ、、、」

河田「あっ……」


すると、2人の火花が同時に落ちる。


河田「あ〜〜、一緒だったねぇ。」

○○「…………だね。」


空気の読めない灯りは、地面で少し光って消えていく。

用意していたバケツに花火を放り込む河田を見て、○○もそれにならった。


○○(これは、、、言えないかもな、、、)


つくづく自分のヘタレっぷりに嫌気がさす○○。

小さくため息をついた。


河田「それで?」


河田が下を向く○○の顔を覗き込む。


河田「さっきの続きは?」

○○「ッッ……!」


まっすぐ見つめて来る河田。

あまりに可愛らしくて視線を逸らしてしまう。


河田「ちゃんと目見て。」

○○「ご、ごめん。」




息を吸う。

河田がにこにこしてるのが見える。

息を吐く。

なんだか、いけるような気がした。




○○「河田、好きだ。俺と付き合ってください。」

河田「うん、いいよぉ。」




あっさりと返されて拍子抜けしてしまう。

だがその内容には反応せざるを得ない。


○○「え、え、い、いいの?」

河田「うん、いいよ。」


付き合えてしまった。

大学に入って、同じサークルに入って、一目惚れした。

1年片想いし続けた。


河田陽菜と、付き合えてしまった。


河田「えへへ、なんか、恥ずかしいね。」

○○「ッッ……!!」


口元を押さえて頬を染める。

○○はその表情を見てさらに真っ赤になる。


河田「へへ、顔赤くなりすぎだよ。」

○○「そ、そんなことない、」


河田は○○のことをからかうように近付く。

○○は何故か反射的に逃げ出そうとしてしまう。


と、そこで、、、



○○「うわっ!!」

河田「あ」





───────────────────────





カランカランカラン、と洗面器が転がる音が響く。

後ろに仰け反った勢いで倒れてしまった○○。

幸い、背中を強く打ち付けたが頭は無傷だ。

しかし、問題はそこでは無い。


河田「ん……んんぅ……」


咄嗟に転ぶ○○を助けようとした河田。

しかし河田の細腕では男の体重など支えきれない。

結果○○の上に河田も倒れてしまった。


○○「………………」

河田「…………えへへ、」

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2人の顔が10cmほどの距離まで近付く。


河田「………………」

○○「!!!??」


河田が目をつぶる。


○○には意図がわからなかった。

2人の距離は10cm以下。

河田が○○の上にまたがるような形になっており、河田が動かなければこの体勢のままだ。

そんな時に目をつぶる。

まるで、キスしてくれとでも言っているようだ。


○○は恐る恐る手を河田の右頬に触れる。

河田はぴくん、と身体が揺らすが、目を開く様子はない。

聞いてしまおうか。
どういうつもりなのかと。


それは野暮な気がした。



河田「んッ……/////💕」


触れるだけの短いキス。

離れると、河田が目を開いた。


河田「えへ……キスしちゃった︎‪💕」

○○「うん、、、」

河田「もう1回、する?💕」

○○「……うん」


今度はためらわず、唇を重ねる。


河田「ちゅ💕ちゅ💕へへ💕」


可愛い。

胸の奥が熱くなるのを感じる。


○○「……なぁ河田。」

河田「ん〜?」

○○「脱がせていい?」


言って気付く。


○○(まだ早いだろっっ!!!)


意図せず口に出た。
完全に○○にとっても誤算だった。


○○「あ、い、今のは、、、」

河田「いいよ。」


河田が起き上がる。

騎乗位のような体勢。


河田「脱がせて?」


喉が鳴る。

恐る恐る河田の着る浴衣に手をかける。

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ゆっくりと開くと、そこには下着など無く綺麗な乳房があった。


○○「なっ、あっ、し、下着は……!?」

河田「えー、このまま温泉入るつもりだったし、、、持って来てないや。」


あっけからんと答える河田に対して○○の心臓は早鐘のように鳴るばかりだ。

だがこうなったらもう止めるわけには行かない。

そのまま浴衣をズラす。


河田「…………/////💕」


綺麗だった。

作り物のように美しい素肌。
着痩せするのだろう、思っていたよりも大きな胸。
恥ずかしそうに照れる河田はいつもより可愛く見えた。


○○「触っていい……?」

河田「うん……💕」


胸を揉む。

しっとりとした滑らかな肌が指の形に沈む。

もちっ、という擬音が適切であろう感触。


河田「あっ……💕」


思っていたより良い反応が帰って来る。
感度が高いのだろうか。


○○「河田……」

河田「あん💕」


乳首に吸い付く。

口の中を真空状態にして、赤ちゃんのように吸う。


河田「はぁっ💕あっ💕んッ……/////💕吸い過ぎ💕」


ふるふると小刻みに震えながら手の甲で口元を隠す河田。

その仕草が可愛くて、○○は頬を紅潮させる。


河田「んへへ💕○○くん、、、赤ちゃんみたい……💕」

○○「……やめろよ」


恥ずかしそうに視線を逸らす○○。

河田は、そんな○○の大きくなった股間に触れる。


河田「おっきくなってる……💕苦しそう💕」

○○「ッッ……!」


浴衣の上から撫でる。

裏筋をフェザータッチで下から上へ。
亀頭を中指でくすぐる。


○○「はぁっ、はぁっ、」

河田「○○くんって、、、初めて?」

○○「…………うん、」

河田「そっか……💕」


○○としては童貞であるというのは少しコンプレックスだ。

だが河田からすればそんなこと気にしない。

リードしてくれる方が助かりはするが、そんなもの後々でいい。


せっかく付き合ったのだ。


河田「○○くんの、、、大きいね💕」

○○「………………」


河田は1年の時、当時4年の先輩としばらく付き合っていた。

その時に経験があるのだろう。
あるいは高校時代には既に経験済みかもしれない。

○○のネガティブは部分が刺激される。


河田「脱がせていい?💕」

○○「うん……」


浴衣を開いてパンツを脱がせる。

張り詰めた怒張は、バネ仕掛けのように大きく弾けた。


河田「あは……💕凄い、、、匂い……💕温泉入らなかったの……?💕💕」


河田はクスクスと笑いながら○○のものに触れる。

○○は匂いを笑われているようでショックだが、そんなことよりあの河田が自分のものに触れているという衝撃が頭を占めていた。


河田「ちゅ……💕」


亀頭にキスをする。


河田(可愛い……💕ピクピクしてる……💕)

河田「ぢゅぷ💕ちゅっ💕ちゅうぅぅっ💕💕れろぉ💕」

○○「はっ、はっ、河田、、、」

河田「ん〜?💕」


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上目遣いで○○の顔を見つめる。

余裕がないのか、いつもみたいに河田の顔から視線を逸らすことすら出来ないようだ。


河田(可愛い……💕)

河田「ずぢゅうぅぅぅっ💕💕ぢゅぅ💕ちゅっ💕れろぉ💕はっ💕んちゅ💕ぢゅるるっ💕ぐぽっ💕ぐぽっ💕ぐぽっ💕んぐっ💕ぐっ💕」

○○「うぅっ、!か、河田……!はげし……」


口をすぼめて思い切り吸い付くひょっとこフェラ。

清楚で、可憐で、どちらかと言うと幼い印象すらある河田陽菜の下品な顔。


○○「くっ……出るっ、!河田……!出る!」


○○はすぐに限界に達してしまった。


河田「んんっ💕んっ💕ん💕ちゅぷ……💕んふ💕……ごく💕」


○○のものをしっかり全て吸い取り、口を離すと、なんのためらいも無く飲み下す。


河田「えへへ💕飲んじゃった💕」

○○「ッッ……!」


無邪気な笑顔で報告してくる河田に、○○のものに再び芯が通る。


○○「俺も、、、舐めてもいい?」

河田「💕💕……いいよ?💕」


河田は一度立ち上がり、上半身だけはだけている浴衣を完全に脱ぎ去る。


○○「お、おぉ……」

河田「……/////……恥ずかしいから……💕」


小柄ながらも男を惑わせる肉感的な身体を見て、○○は思わず感嘆の声を漏らす。


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河田は恥ずかしがりながらも、○○を誘うように露天風呂の縁に座る。


○○「………………」


息を飲む。

ヒクヒクと物欲しそうに震える河田の媚肉は、○○のものを早く早くと求めているように愛液を漏らす。


○○(初めて見た……)

河田「んッ……/////💕」


誘われるままそこに触れると、温泉に負けないほど熱い。

くちゅくちゅとまさぐる○○の指に合わせて河田の吐息を吐く。


河田「んふぅ……💕んッ💕はぁ💕はぁ💕あっ💕」

○○「ここ擦ってるだけで気持ち良いんだ。」

河田「んぅ……/////💕気持ちぃよ?💕💕」


だがそれでは足りない、というような表情の河田。

実際公共の露天風呂というシチュエーションで興奮している河田からすれば、○○の手淫は少々物足りない。

もう少しだけ激しくして欲しい、という気持ちがあった。


○○「爪は、切ってるから、、、」

河田「んふ💕」


気を遣ってくれるのが嬉しい。


河田「んはぁぁ💕💕」


○○の指が入ってくる。

河田は甘い快感にくすぐられ、○○の腕にしがみつく。


○○「河田のナカ、、、熱くて、ふわふわだ、、、」

河田「えへへ💕」


○○の指が動き始める。

激しくしてはいけない、という知識はあるのだろう。

撫でるような力加減でゆっくりと動く。


河田「あっ💕んんぅ💕○○くん💕」


河田のウィスパーボイスが耳元に漏れる。

フェロモンを内包するような吐息がかかる。

名前を呼ばれただけで○○は背筋にゾクゾクとしたものを感じる。

もっと河田に感じて欲しかった。


ぷちゅっ、と、

果実を押し潰す。


河田「ひぅうぅぅッッ!!?💕💕」


○○の無知がゆえの軽い行動。
親指でクリトリスを押しただけだ。

そこは致命的なまでに河田の弱点だった。


河田「ふぅぅぅ💕💕ふぅぅぅ💕💕○○くん……💕💕」

○○「え、い、今河田、イッた……?」


ガクガクと全身を震わせ、顔は紅潮し、潤んだ瞳で○○を見つめてくる。

○○から見ても、絶頂に達したのは明白だった。



河田「どう、💕だろ……?💕……もう1回、、、試してみたら?💕💕」



だが河田はペロリと唇を舐め、挑発するような言葉を発する。


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普段の、天然で、ほわほわしている河田陽菜からは想像も出来ない姿。


ゴクリ、と喉が鳴るのが自分でもわかる○○。


河田「んふぅぅッ💕💕ひぐぅ💕あっ💕ダメっ💕そこばっかぁ💕💕」


○○は河田のクリトリスを執拗に責め始める。

舌先でくすぐり、押し潰し、
唇ではむようにしながらちゅうちゅうと吸い付く。
前歯と舌先で甘噛みする。

そのたびに河田は面白いくらい反応した。


河田「おふっッくっ、💕💕ひゃん💕あっ💕ぁん💕💕くふぅぅぅ💕💕ぃいいぃぃッッ💕💕」

○○「はぁ、はぁ、河田、、、」

河田「はぁ💕はぁ💕……えへへ💕」


再び絶頂に達した河田。

ふるふると身体を震わせると、いつもの柔らかい微笑みをたたえる。

汗と涙に濡らした顔に浮かぶその微笑みは、いつもと変わらないのに何故か○○の情欲を刺激した。


○○「か、河田、、、入れたい、、、」

河田「……うん💕いいよ💕」


そう言うと河田は立ち上がる。

壁に手をつき、お尻を突き出した。


河田「後ろから……💕ちょうだい?💕」


○○は蜜に惹き付けられる虫のように本能的に河田の方へ向かって行く。

お尻を突き出し、自ら自分の膣口を広げる河田。

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まるでAVかのような状況と、そこにいる河田陽菜とのアンバランスさに興奮する。


○○「あ、ゴム……」

河田「……そんなの、用意してるの?💕」


ようやく気付く○○だったが、当然そんなものここにはない。

それをわかっているかのように、河田はチラリと○○を見る。

体勢は変えない。

「このままちょうだい。」と、訴えかけているようだ。


○○「…………入れるよ。」

河田「ん……💕」


膣口に亀頭が触れる。


河田「はっ💕はっ💕はっ💕」


河田の甘い吐息に、○○の理性は焼き切れそうだ。

だが、無茶をして河田に負担をかける訳にはいかない。

○○はヘタレではあったが、人を思いやれる人間なのだ。


河田「💕💕……ねぇ、○○くん💕」


首を捻った河田が○○を見る。



河田「我慢とか、、、しなくていいからね……?💕💕」



理性が焼き切れた。


○○「はぁっ、はぁっ、」


一番奥まで、届く。



河田「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!💕💕」

○○「ヤバい……河田のナカ、、、締め付け過ぎっ、、、」

河田「???💕💕??💕💕ッお?💕」


バチバチと、視界で花火が舞っているような感覚。

河田は手をついていた壁に上半身を寄りかからせる。


○○「はぁ、河田っ!河田!!」

河田「お゛っ💕💕ふぅーッ💕💕○○くん💕💕はげしっ💕💕お゛っ💕」


河田を気持ちよくさせたいという気持ちの現れなのか、あるいは犯している雌を逃がさないようにという雄の本能なのか、


いつしか○○は河田を壁に押し付けるようにして動いていた。


○○「河田っ!河田!!気持ち良いよ!!河田!!」

河田「う゛ん゛!💕💕う゛れ゛し、💕嬉しいっ!!💕💕お゛っ💕ッッあっ💕深いぃっ💕ふか゛い゛よぉッ!!💕💕おっ💕おく゛ッ💕💕ダメぇぇッ💕💕」


と、そこで、


「ん?陽菜!そこにいるのか?」

○○河田「「!!?」」


カラカラという軽やかな音と共に、低い男の声が聞こえて来る。


河田「お゛💕お父さん……だ」

○○「マジか……」

●●「あれ?そっち女湯か?」


●●はたまたま今露天風呂に出てきたばかりのようで、○○の存在に気付いている様子はない。


●●「おい、陽菜?大丈夫か?」

○○「な、何か返さないと……!」

河田「ん゛💕だ、大丈夫だよ……!💕」

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○○に急かされるように、河田は声を張り上げて●●に返す。


●●「なら良いんだが、、、お前は昔温泉に浸かり過ぎて倒れたことがあったからな、、、」

○○「くっ、、、河田、締め付け過ぎっ……!!」

河田「ん゛ん゛ッ💕💕いつのぉ💕話してるのっ💕💕」


●●が壁一枚隔てたすぐそばにいるということに緊張しているのか、あるいはそれにすら興奮しているのか、

河田の膣がちゅうちゅうと○○のものを強く締め付ける。

●●が温泉に入ったのだろう。
お湯が溢れ出る音が聞こえて来る。


●●「改めて、、、陽菜には苦労をかけた。悪かったな。俺はお前に父親らしいことなどひとつも出来てない。」

河田「!!?……○○くっ、んぅ💕︎!?動かないで💕💕」

○○「だって、、、腰がっ、勝手に……!」


●●は感傷に浸りながら河田に語りかけるが、河田はそれどころでは無い。

すぐそばに父親がいるというのに○○が動き始めたのだ。


●●「母さんが海外に行った時から、、、俺はお前とどう接したらいいのかわからなくなってしまった。……いや、元からわかっていなかったんだろうな。俺は育児を全て母さんに任せ切りだった。」

河田「ふぅぅぅっ💕💕ふぅぅぅっ💕💕」

○○「河田っ!声っ我慢してっ!」

河田「んんぅぅ💕」


自分が腰を振っておきながら何を言うのか。

○○を睨みつけるが可愛いだけだ。


●●「俺は父親失格だ。」

河田「ッッ……!!そんなこと、ない……!💕お父さんはっ💕ふぅぅ💕ちゃんと、💕やってくれてたぁ💕ぁ💕よ?💕💕」

●●「陽菜…………」


●●は感激したように河田の名前を呟く。


●●「それはそうとなんか喋り方変じゃないか?」

河田「……こんなもんだよぉ?💕💕」

●●「??……そうか。」

河田「ダメぇ💕○○くん💕もうイクっ💕」

○○「我慢してっ!」


と、河田が絶頂に達しようとした時、再びお湯が溢れる音が聞こえる。


●●「じゃあ、俺はもう上がる。陽菜も早く出なさい。」

河田「ん゛んっ!💕💕私もぉっ💕もうイクからぁ💕お父さんはっ!先出ててぇっ!💕💕」

●●「??……あぁ。」


カラカラと、軽い音が響く。

どうやら露天風呂から中の風呂に入ったようだ。


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河田「んぁぃくいくいぐッ!!💕💕○○くん!💕イクイクイクイクぅぅ💕💕」


その瞬間もう声を抑えなくていいのだとばかりに河田は嬌声をあげる。

普段の河田からは想像がつかないほど下品な声で絶頂を迎える。


河田「はあっ💕はあっ💕はあ……ひぎぃぃっ!💕💕待ってぇぇッ💕💕○○くんっ💕ダメっ💕イッたのにぃ💕💕」

○○「ごめん!でも、俺、イケてないからっ!!」


河田のことなど何も考えていないかのような激しいピストン。



河田の豊満な胸が激しく揺れる。


河田「ふぁ💕はぁっ💕○○くんっ💕○○くんっ💕」


河田は後ろから犯されながら首を大きく捻り、○○の唇を求める。


河田「ぢゅ💕ぢゅるるっ💕ぢゅっ💕んちゅう💕💕れろぉ💕はっ💕○○くんっ💕💕はむ💕ちゅ💕」

○○「はっ、河田っ、河田っ!好き、、、好きだ!河田っ!好きだっ!!」

河田「えへ💕💕へっ💕はっ💕ちゅ💕ひなもぉ💕💕ひなもっ!💕んんぅッ💕💕○○くんのこと好きぃっ!💕💕んちゅっ💕💕ちゅっ💕○○くんっ💕💕好きっ!💕💕」


お互いに愛を叫びながら交じり合う。


○○「くっ……河田っ、、、イキそう……!俺もイキそうっ!!」

河田「出してぇぇぇッ💕💕そのままぁっ💕ぃぐ💕んぁイクイクイクぅぅぅッッ!!💕💕💕」




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○○「そういえば、河田はいつ頃海外行くんだ?てか、どこの国?」

河田「ん〜〜?」


混浴温泉から出て、

河田は●●と、○○は松田たちと合流した。

しかし深夜、自動販売機で待ち合わせ、と再び集まってお話していた。


○○「どこに行くにしても、、、俺は絶対、、、」

河田「ん〜?私行かないよ?海外。」

○○「へ?え、でも、松田が、、、」


松田が嘘をつくのは考えにくい。


河田「海外に行くのはお父さんだよ?お母さんがエジプトにいるから、追いかけて。」


購入した紙パックの牛乳を呑気にちゅー、と吸う河田。

しかし○○としては全身から力が抜ける思いだ。

その場に座り込む。


○○「そっか、、、良かった、、、」

河田「えへへ……💕」


河田も○○と目線を合わせるように座り込む。



河田「○○くん。」

○○「ん?」

河田「ちゅ……💕」

○○「ッッ……!!」

河田「えへ💕……これからも、一緒にいようね?」