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【NPB】WARで振り返る2015年ドラフト会議(12球団別)

2015年ドラフト

東北楽天ゴールデンイーグルス

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【総獲得WAR】22.6
【最高WAR選手】茂木栄五郎(21.9)
【寸評】外れ1位で甲子園のスターオコエ瑠偉を獲得。抜群の身体能力とアグレッシブなプレースタイルが魅力の外野手。プロ入り後は度重なる怪我もあり一軍に定着できていない。
2位指名の吉持亮汰も身体能力抜群の遊撃手。守備・走塁は即戦力レベルとの評価も、度重なる怪我と打撃の非力さにより一軍出場はルーキーイヤーの2016年のみに終わった。
3位指名の茂木栄五郎は、171センチ75キロと小兵ながら、大学3年秋のリーグ戦では首位打者(.541)、4年春には5本塁打を放つなど、打撃センス抜群の三塁手。プロ入り後は1年目から遊撃手としてレギュラーに定着。その後は出塁能力の高い中距離打者としてチームを牽引した。

横浜DeNAベイスターズ

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【総獲得WAR】21.1
【最高WAR選手】今永昇太(19.1)
【寸評】1位指名の今永昇太は、最速148キロの本格派左腕。大学1年時より東都リーグで登板し、3年秋にはMVPにも輝くなど実績は十分だが、登板過多による左肩痛を抱えていたため若干評価を落としていた。プロ入り後は1年目から先発ローテに定着し、エース級の活躍でチームを牽引。2024年からはMLB挑戦も果たし快投を続けている。
2位指名の熊原健人は、最速152キロの速球と落差のあるフォークが魅力の本格派右腕。プロ入り後は制球難に悩み、フォーム改造に着手するも効果なく2020年に現役引退。
3位指名の柴田竜拓は、167センチ70キロの小柄な遊撃手。広い守備範囲を誇り「アマ球界№1遊撃手」との声もあったが、プロ入り後は内野のユーティリティー枠におさまった。

オリックス・バファローズ

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【総獲得WAR】37.7
【最高WAR選手】吉田正尚(32.3)
【寸評】1位指名の吉田正尚は、173センチと小柄ながら長打を量産する左のスラッガー。4年秋のリーグ戦では三冠王、大学通算17発、大学日本代表では4番を務めるなど実績十分。小柄な体格と外野手専の守備力が忌避されたのか、競合指名とはならなかった。プロ入り後数年は怪我に苦しむも、在籍7シーズンで打率3割を6度記録するコンタクト能力と抜群の選球眼を武器に球界を代表する打者に成長。2023年にはMLB移籍を果たした。
2位指名の近藤大亮は、最速151キロの即戦力右腕。2年目からリリーフとしてフル回転しチームを支えたが、2020年にトミー・ジョン手術を受ける。復帰した2022年は、セットアッパーとしてチームの優勝・日本一に貢献した。
10位指名の杉本裕太郎は、今ドラフトで指名された本指名選手88名のうち87番目での指名となった。190センチ88キロの恵まれた体格から生み出されるパワーで鋭い打球を連発する右の長距離砲。運動能力も抜群でセンター守備もこなし、肩も強いが、スカウトからの評価は低かった。プロ入り後は、6年目の2021年に32本塁打を放ち本塁打王を獲得し大ブレイク。その後成績は下降気味だが右の大砲として、一定の成績は残している。

中日ドラゴンズ

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【総獲得WAR】22.8
【最高WAR選手】木下拓哉(8.6)
【寸評】夏の甲子園優勝投手小笠原慎之介を外れ1位で獲得。最速152キロの本格派左腕。プロ入り後は、6年目の2021年から、先発ローテに定着しチームを支えている。
2位指名の佐藤優は、身長187センチ、最速151キロの大型右腕。将来性を高く評価されての上位指名。その期待に応え、3年目の2018年にはリリーフとしてブルペンを支えたが、その後は怪我もあり成績が低迷。2022年に引退した。
3位~6位までは、全て即戦力候補の社会人。3位の木下拓哉は、強肩強打の大型捕手。プロ入り後は中々レギュラーに定着できなかったが2021年から正捕手の座をつかむ。4位の福敬登は、高卒5年目、最速150キロの本格派左腕。2019年から3年連続で50登板以上を記録するなど、左のリリーバーとしてフル回転しブルペンを支えた。5位の阿部寿樹は、大卒4年目の苦労人。広角に打ち分ける打撃が持ち味の内野手との評価だった。プロ4年目の2019年に二塁手のレギュラーに定着、右の中距離打者としてチームに貢献。2023年にトレードで楽天へ移籍した。

埼玉西武ライオンズ

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【総獲得WAR】10.3
【最高WAR選手】多和田真三郎(6.5)
【寸評】1位指名の多和田真三郎は、最速152キロの本格派右腕。大学4年秋のリーグ戦は右肩痛により登板機会は無かったが、大学1年時の全国大会でノーヒットノーランを達成するなど実力は折り紙付きだった。3年目の2018年に16勝を上げ最多勝を獲得し、チームの優勝に貢献。しかし、翌2019年以降は自律神経失調症を患ったこともあり、成績が低迷。そこから復調することなく2021年に戦力外となった。
2位指名の川越誠司は、大学時代は投手と野手の二刀流。プロ入り後は外野手に転向も、大成せず。
7位指名の呉念庭は、全国的にはほぼ無名の選手で、隠し玉的指名となった。走攻守三拍子そろった台湾人野手。プロ入り後は、2021年に内野のユーティリティーとしてレギュラーに定着するも、その後は鳴かず飛ばずに終わり、2023年に自由契約となった。

広島東洋カープ

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【総獲得WAR】19.6
【最高WAR選手】西川龍馬(15.6)
【寸評】1位指名の岡田明丈は、最速153キロの速球派右腕。大学時代は、絶対的エースの近藤大亮(オリックス・ドラフト2位)がいたため3年春まで登板機会は、ほぼ無かったが、4年時のリーグ戦からエースとしてチームを牽引、最優秀投手賞を受賞するなど、評価を高めた。プロ入り後は、ルーキーイヤーから先発ローテに定着。2年目の2017年に12勝を上げるなど、チームのリーグ三連覇に貢献。その後は、イップスや右肘の故障でトミー・ジョン手術を受けるなどキャリアは暗転。2020年以降、1軍登板は無しとなっている。
2位指名の横山弘樹は、最速150キロの即戦力右腕。右肩の故障により、1軍での登板はわずか6試合に終わる。
3位指名の高橋樹也は、最速146キロの素材型左腕、制球力と投球術を高く評価されていた。左投手不足のチーム事情もあり上位指名されたが、中々芽が出ず、2021年にリリーフとして開花するも、その矢先に肘の故障で選手生命を絶たれた。
5位指名の西川龍馬は、走攻守三拍子そろった遊撃手。ドラフト時点では平凡な俊足好打の遊撃手という評価だったが、プロ入り後に打撃能力が開花。レギュラー定着後の2018年から4度、3割を記録するなど類まれなバットコントロールでヒットを量産。リーグ有数のスラッガーに成長した。

千葉ロッテマリーンズ

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【総獲得WAR】0.2
【最高WAR選手】東條大樹(1.6)
【寸評】1位指名で高校生№1野手平沢大河を獲得。プロ入り後は、打撃が伸び悩み、1軍に定着できずにいる。
2位の関谷亮太と4位の東條大樹は、ともにJR東日本出身。関谷は完成度の高い即戦力右腕との評価も大成せず、2019年に引退。東條は、シュート気味の速球を武器とするサイド右腕。3年目の2018年後半からリリーフとして1軍に定着し2022年にはオールスター出場を果たした。

阪神タイガース

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【総獲得WAR】14.8
【最高WAR選手】青柳晃洋(12.8)
【寸評】大学№1野手髙山俊を2球団競合の末獲得。東京六大学記録の通算131安打を放った打撃はもちろん、守備・走塁も高く評価されていた。ルーキーイヤーから1軍に定着し、新人王を受賞。しかし2年目以降に伸び悩み、出場機会が減少。2023年オフに戦力外となった。
2位の坂本誠志郎は、巧みなインサイドワークに定評のある捕手。大学通算打率.231の打撃が課題との評価。プロ入り後は不動のレギュラーとは、いかないまでも捕手併用の一角を担っている。
5位指名の青柳晃洋は、最速144キロの変則サイド右腕。プロ入り後は課題であった制球力が徐々に改善。4年目の2019年に先発ローテに定着すると、2021年から2022年まで2年連続で最多勝を獲得。球界を代表するグラウンドボールピッチャーへと成長した。

北海道日本ハムファイターズ

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【総獲得WAR】19.4
【最高WAR選手】加藤貴之(15.6)
【寸評】外れ外れ1位で上原健太を獲得。身長190センチ、最速151キロ、の大型左腕。プロ入り後は、鳴かず飛ばずだったが、2022~2023年は先発ローテに定着し一定の成績を残した。
2位指名の加藤貴之は、高卒5年目の即戦力左腕。入社時は内野手で投手に再転向したのは社会人3年目からという遅咲きの選手。球速は140キロ前後も、制球力と球持ちの良さが評価されての上位指名となった。プロ入り後は、抜群の制球力で1年目から先発ローテに定着し、毎年安定した成績を残し続けている。
4位指名の平沼翔太は、春の選抜甲子園優勝投手。野手としてプロ入りするも中々芽が出ず。2021年途中に西武へトレードとなった。

読売ジャイアンツ

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【総獲得WAR】9
【最高WAR選手】中川皓太(5.5)
【寸評】1位指名の桜井俊貴は、最速150キロの本格派右腕。即戦力投手が欲しいチーム事情と、ドラフト直前に延長14回を206球で完投したタフさを買われての1位指名だった。プロ入り後は、初登板で右ひじに違和感を覚え途中降板すると、その後は鳴かず飛ばず。2019年にキャリアハイの8勝を上げるも2022年オフに戦力外となった。
4位指名で強肩強打の捕手宇佐見真吾を獲得。打撃に定評も中々芽が出なかったが、2022年以降打撃が開眼。球界でも数少ない「打てる捕手」として存在感を増している。
7位指名の中川皓太は、最速145キロの軟投派左腕。プロ入り前の評価は高くなかったが、プロ4年目の2019年に腕の位置を下げるフォーム改造に着手し、これがハマって支配的なリリーバーへと成長した。
育成指名で独立リーガーを大量に青田買いするものの、増田大輝が代走要員として戦力化されたくらいで、それ以外はほぼ全滅となっている。

福岡ソフトバンクホークス

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【総獲得WAR】4.9
【最高WAR選手】小澤怜史(1.8)
【寸評】3球団競合の末髙橋純平を獲得。今ドラフト最大の目玉の素材型右腕だったが、プロ入り後は怪我や制球難に苦しみ、2019年にリリーフとして一瞬の輝きを見せるも、その後は鳴かず飛ばずで2023年オフに戦力外となった。
2位指名の小澤怜史は、最速152キロの速球派右腕。ソフトバンクでは芽が出ず、2020年オフに戦力外となると、移籍先のヤクルトで開花。2023年は先発兼リリーフとしてチームを支えた。
4位指名の茶谷健太もソフトバンクから戦力外となった後に移籍したロッテで活躍の場を見出した選手。プロ入り後すぐに野手転向し、ロッテ移籍後は内野のユーティリティーとしてチームに貢献している。

東京ヤクルトスワローズ

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【総獲得WAR】12
【最高WAR選手】原樹理(7.5)
【寸評】外れ1位で最速148キロ右腕原樹理を獲得。プロ入り後は年度ごとに好不調の波が激しいものの、先発ローテの一角としてチームを牽引している。
2位指名の廣岡大志は、183センチ80キロの大型遊撃手。将来性を高く評価されての上位指名となった。プロ5年目の2019年に二けた本塁打を放ち、開花の兆しを見せるも、その後は成績が低迷。チームを転々としつつ、現在は内外野を守れるユーティリティー枠におさまっている。
3位指名の高橋奎二は、ダイナミックなフォームが特徴の素材型左腕。高校時代最速145キロだった球速はプロ入り後に155キロまで向上。2021年から先発ローテの一角を担っている。
5位指名の山崎晃大朗は、173センチ67キロ、俊足巧打が売りの小柄な外野手。プロ4年目の2019年以降は、不動のレギュラーではないものの外野手としてチームのリーグ2連覇に貢献した。

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