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【NPB】WARで振り返る2016年ドラフト会議(12球団別)

2016年ドラフト

オリックス・バファローズ

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【総獲得WAR】50.9
【最高WAR選手】山本由伸(29.4)
【寸評】社会人№1右腕山岡泰輔を単独1位指名。山岡は。170センチ65キロと小柄ながら最速152キロの直球と多彩な変化球を駆使する本格派右腕。1年目から先発ローテに定着し、3年目の2019年には13勝を上げるなど、チームのリーグ3連覇に貢献した。
2位指名の黒木優太は、最速153キロの速球派右腕。1年目からリリーフとしてフル回転し、オールスター出場も果たしたものの、右肘の故障で2019年にトミー・ジョン手術を受ける。その後は、成績が低迷し2023年オフに日本ハムへトレードとなった。
4位指名の山本由伸は、最速151キロの本格派右腕。ドラフト時点ではポテンシャルよりも完成度が高く評価されており、素材としての評価は高くなかっった。プロ入り後は、1年目に初勝利を挙げるなど、前評判を覆す活躍をみせ、本格的に先発転向した2019年以降は球界最高の投手として君臨。2021年から3年連続「投手四冠」を達成し、チームを3度の優勝、1度の日本一に導いた後、2024年にMLB挑戦を果たした。
6位指名の山﨑颯一郎は、189センチ80キロの大型右腕。プロ入り後は、2019年にトミー・ジョン手術を受けると、2023年にリリーフに転向し、最速160キロの速球で抑え込む支配的なリリーバーとして開花。チームの優勝・日本一に貢献した。
8位指名の澤田圭佑は、最速149キロの本格派右腕。2年目の2018年にリリーフとしてフル回転、その後は怪我もあり成績が低迷。2023年にロッテへ移籍すると、ブルペンの一角を守っている。

中日ドラゴンズ

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【総獲得WAR】24.7
【最高WAR選手】柳裕也(13.9)
【寸評】2球団競合の末柳裕也を獲得。最速150キロの速球と抜群の制球力が持ち味の本格派右腕。完成度はアマ№1との評価。大きな故障のない頑健な体も魅力の一つだったが、プロ入り1年目から右肘を含め故障が頻発。球速も低下し成績を残せないでいたが、3年目の2019年以降は大きな怪我もなく先発ローテに定着。2021年には最優秀防御率と最多奪三振を受賞した。
2位指名の京田陽太は、184センチ80キロ、走攻守三拍子そろった大型遊撃手。守備・走塁は高評価も、打撃の評価は高くなかった。1年目から遊撃手のレギュラーに定着し新人王を受賞。その後も長年不動のレギュラーとしてチームを支えたが、打撃成績が年々下降し、守備力も衰えを見せると2022年からはレギュラー剥奪。2023年にはDeNAへトレード移籍となった。
5位指名の藤嶋健人は、最速146キロの素材型右腕。ドラフト時は高校通算49発の長打力が魅力の外野手としても評価されていた。3年目の2019年からリリーフとしてチームを支え、2021年と2023年は50イニング以上を投げ、防御率1点台と圧倒的な成績を残している。

東北楽天ゴールデンイーグルス

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【総獲得WAR】12.8
【最高WAR選手】高梨雄平(4.9)
【寸評】1位指名の藤平尚真は、185センチ83キロの恵まれた体格をもつ、素材型右腕。まだまだ成長段階ながら、素材は抜群と評価されていた。ヤクルトの1位指名寺島成輝とは西の寺島、東の藤平と並び評されていた逸材。プロ入り後は1年目から8試合に先発し3勝を上げ大器の片鱗を示すも、その後は、伸び悩み、鳴かず飛ばずに終わっている。
2位指名の池田隆英は、最速152キロの本格派右腕。度重なる怪我もあり、楽天時代は鳴かず飛ばずだったが、2021年オフに日本ハムへ移籍すると、2023年にリリーフ転向し、セットアッパーとして活躍した。
3位指名で、高い身体能力を誇る強打のスイッチヒッター田中和基を獲得。一発長打もある打撃を評価されていたものの、確実性に課題があった。プロ入り後は2年目の2018年に18本塁打を放ち新人王を獲得。才能の片鱗を見せるも、その後は成績を維持できず鳴かず飛ばずに終わっている。
5位指名の森原康平は、最速151キロの即戦力社会人右腕。3年目の2019年にセットアッパーとして活躍。その後は成績が低迷し、2022年に右肘のクリーニング手術を受けた後、DeNAへトレードされた。
9位指名の高梨雄平は、最速145キロのサイドスロー左腕。大学時代は完全試合を達成するも、左肩痛とイップス等により指名漏れ。JX-ENEOS入社後にサイドスローへ転向し復活。プロ入り後は1年目から防御率1点台を記録するなど、左のリリーバーとして1億円プレイヤーとなった。

東京ヤクルトスワローズ

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【総獲得WAR】-0.7
【最高WAR選手】梅野雄吾(0.4)
【寸評】高校生№1左腕寺島成輝を単独1位指名。183センチ85キロ、最速150キロの大型左腕。プロ入り後は度重なる怪我により、フォームを崩し、鳴かず飛ばずで、2022年に現役引退した。
2位指名の星知弥は、最速156キロの剛腕。1年目から先発ローテに定着するも、右肘を疲労骨折し手術を受ける。その後はリリーフに転向し、2023年は勝ちパターンの一角として復活を果たした。
3位指名の梅野雄吾は、175センチ80キロと小柄ながら最速154キロの速球を投げる本格派右腕。3年目の2019年にチーム最多の68試合に登板。その後もリリーフとしてブルペンを支えたが、徐々に成績が低迷。2024年に現役ドラフトで中日へ移籍した。

埼玉西武ライオンズ

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【総獲得WAR】33
【最高WAR選手】源田壮亮(25.9)
【寸評】単独1位指名で夏の甲子園優勝投手今井達也を獲得。甲子園で150キロ越えを連発し急速に評価を高めた。3年目の2019年から先発ローテに定着。制球難から成績は安定しなかったが、2023年は10勝を上げ、エース級の活躍を残した。
3位指名の源田壮亮は、抜群の守備力を誇る遊撃手。今ドラフトの遊撃手としては、中京学院大の吉川、日大の京田に次ぐ3番目の評価。打力と若さが前述の二人より劣るとの評価だった。プロ1年目から遊撃手のレギュラーに定着。課題の打撃も毎年.270代を記録するなど、チームの中心メンバーとして活躍。リーグ2連覇に貢献した。
4位指名の鈴木将平は、高校生№1外野手と評価されており、上位指名候補だったため、この順位で獲得できた西武はドラフト巧者と称えられた。プロ入り後は、鳴かず飛ばずで1軍に定着できずにいる。
5位指名の平井克典は、最速146キロのサイドスロー右腕。1年目からリリーフとしてフル回転し、2019年には81試合に登板するタフネスぶりを発揮し、リーグ優勝に貢献した。その後もチーム事情により先発転向するなど使い勝手のいい投手としてチームを支えている。

阪神タイガース

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【総獲得WAR】38.1
【最高WAR選手】大山悠輔(21.4)
【寸評】1位指名の大山悠輔は、大学日本代表で4番を務めた右の長距離砲。4年春に所属する関甲新学生野球連盟のリーグ記録となる、8本塁打を放って注目を集めるも、地方リーグでの成績ということもあり、当時の評価は高くなかった。1位指名時に会場で驚きの声が漏れるなど、悪い意味で話題を集めていたが、プロ入り後は、リーグ有数の長距離打者として活躍。内外野を守るユーティリティー性も発揮し、チームの優勝・日本一に貢献した。
2位指名の小野泰己は、最速152キロのパワーピッチャー。ストレートの球質は抜群だが制球に難ありとの評価。プロ入り後も制球難は改善されず、2022年オフに戦力外となった。
3位指名の才木浩人は、187センチ79キロの長身細身の素材型右腕。恵まれた体格と、無名の中学生時代からの急成長ぶりが高評価。プロ入り後は、2020年にトミー・ジョン手術を受けるも、復帰後の2022年以降は球界を代表するパワーピッチャーへと成長。チームの優勝・日本一に貢献した。
5位指名で打撃が持ち味の小柄な三塁手で、即戦力候補の糸原健斗を獲得。1年目から1軍に帯同し、2年目以降は主に二塁手としてレギュラーに定着。2018・2019年には全試合に出場したが、近年は自慢の選球眼が衰え、それに伴い打撃成績も下降線をたどっている。

千葉ロッテマリーンズ

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【総獲得WAR】7.8
【最高WAR選手】種市篤暉(5.9)
【寸評】外れ1位指名で競合の末、佐々木千隼を獲得。最速153キロ、多彩な変化球を投げ分ける右の本格派。所属する首都大学リーグでは菅野智之以来の年間7完封を記録。今ドラフトでは、田中正義に次ぐ評価も、プロ入り後は、伸び悩んだ。リリーフ転向し臨んだ2021年は、8勝を上げる活躍でチームのCS進出に貢献。その後は成績が低迷し、2023年オフに現役ドラフトでDeNAへ移籍となった。
2位指名の酒居知史は、最速148キロ、安定感と完成度が売りの即戦力右腕。プロ3年目にリリーフ転向。その後はリリーフとして安定した成績を残している。
6位指名の種市篤暉は、切れ味鋭いフォークが魅力の素材型右腕。3年目の2019年に先発ローテに定着し8勝を上げるも、2020年にトミー・ジョン手術を受ける。2023年には10勝を上げ復活を果たした。

横浜DeNAベイスターズ

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【総獲得WAR】18.8
【最高WAR選手】濱口遥大(8.8)
【寸評】外れ外れ1位で173センチの小柄なサウスポー濱口遥大を獲得。力強い真っすぐを投げ込むが、制球に難ありとの評価だった。プロ入り後は、ルーキーイヤーの2017年に先発ローテに定着し、10勝を上げる。その後も好成績とはいかないまでも、先発ローテの一角としてチームを支えている。
5位指名の細川成也は、高校通算63発、推定飛距離140メートルの本塁打を放った右のロマン砲。プロ入り後は、課題の確実性が改善せず伸び悩んだが、現役ドラフトでの中日移籍後に長距離砲として開花。2023年にはチームトップの24本塁打を放っている。
9位指名の佐野恵太は、長打が魅力の左のスラッガー。大学3年の秋からレギュラーに定着し、打撃成績は目を見張るものがあったが、守備位置が一塁手ということもあり、評価は低かった。だが、プロ入り後は、持ち前の打撃で3年目の2019年から1軍に定着。2020年には首位打者を獲得するなど、リーグ有数のスラッガーへ成長し、打線の中軸としてチームを支えている。

福岡ソフトバンクホークス

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【総獲得WAR】5.2
【最高WAR選手】三森大貴(5.1)
【寸評】5球団競合の末、ドラフトの目玉だった田中正義を獲得。186センチ90キロの恵まれた体格から最速156キロの速球を投げ込む将来のエース候補。右肩痛により高校時代は外野手だったが、大学入学後に投手へ転向。球質が良く、速球で押し込めるパワーピッチャーであり、3年生時にはU21日本代表に選ばれ、プロの若手を中心としたNPB選抜戦に登板し7者連続三振を奪い、一躍注目を集めた。「10年に一人の逸材」「菅野、大谷、ダルビッシュと並ぶ」と評価され、12球団が田中を一位指名する可能性が浮上するほど、頭一つ抜けた評価だった。だが、4年生時に右肩を痛め、若干評価を落としていた。プロ入り後は、右肩痛と度重なる怪我などで、1軍ではほとんど投げられずに6年が経過。FAの人的補償で2023年から日本ハムへ移籍しリリーフ転向後は、当初の期待とは比ぶべくもないが、まずまずの成績を残している。
4位指名の三森大貴は、185センチ70キロの長身細身の大型遊撃手。巧みなバットコントロールと脚力が魅力の素材型内野手という評価だった。5年目の2021年から、主に二塁手としてレギュラーに定着した。

読売ジャイアンツ

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【総獲得WAR】14.3
【最高WAR選手】吉川尚輝(6.4)
【寸評】外れ外れ1位で今ドラフト№1遊撃手吉川尚輝を獲得。走攻守三拍子揃った遊撃手で、脚力を生かした機敏な守備で高評価を受けていた。プロ入り後は、度重なる怪我もあり出場機会を得られなかったが、2020年からは二塁手のレギュラーに定着し、チームを支えている。
2位指名の畠世周は、186センチ74キロの長身細身右腕。最速152キロの角度ある速球が武器。ドラフト指名直後に右肘の手術を受けるも、1年目から先発登板を果たし6勝を上げる。その後は度重なる怪我もあり成績が低迷。2021年からはリリーフに転向している。
育成5位指名の松原聖弥は、広い守備範囲が魅力の中堅手。プロ入り4年目の2020年に外野手としてレギュラーに定着。2021年には12本塁打を放ち、育成出身者としては、甲斐拓也に続いて2人目の二けた本塁打達成者となった。その後は打撃不振に陥り出場機会は激減している。

北海道日本ハムファイターズ

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【総獲得WAR】0.4
【最高WAR選手】玉井大翔(1.3)
【寸評】外れ外れ1位で最速150キロ左腕堀瑞輝を獲得。U18日本代表のエースとしてアジア選手権大会においては、チームを優勝に導く快投を演じた。プロ5年目の2021年に最優秀中継ぎ投手賞を獲得し一瞬の輝きを見せるも、その後は鳴かず飛ばずに終わっている。
2位指名の石井一成は、181センチ76キロ、一発長打が魅力の遊撃手。プロ入り後は、レギュラー候補として積極的に起用されるも大成せず。
8位指名の玉井大翔は、最速147キロの即戦力右腕。1年目からリリーフとしてフル回転。2021年からは3年連続で50登板を記録するなど、頑丈で安定した成績を残せるリリーバーとしてチームに貢献している。

広島東洋カープ

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【総獲得WAR】20
【最高WAR選手】坂倉将吾(12.9)
【寸評】1位指名の加藤拓也は、最速153キロの剛腕投手。速球については田中正義に次ぐ評価を受けていたが、制球に難があり、課題とされていた。プロ入り後も制球難は改善されず、鳴かず飛ばずだったが、2022年にセットアッパーとして開花。2023年はクローザーとしてチームに貢献している。
2位指名で高校BIG4の一角高橋昂也を獲得。最速152キロの速球派左腕で、制球にばらつきがあるものの素材は一級品との評価だった。プロ3年目の2019年にトミー・ジョン手術を受けると、球速が大幅に低下。以降、球速は戻らず、2022年からは1軍登板無しに終わっている。
3位指名の床田寛樹は、最速148キロのサウスポー。地方大学リーグ出身のため全国的には無名ながら、傑出した成績を残していた。1年目から開幕ローテーション入りするも、肘を痛め、トミー・ジョン手術を受ける。復帰後の2019年からは先発ローテに定着。2023年には11勝を上げ、エースとしてチームを5年ぶりのCSへ導いた。
4位指名の坂倉将吾は、高校2年まで外野手だった打てる捕手。プロ入り5年目の2021年から、高い打撃能力を生かすべく、捕手以外のポジションも守りながら、レギュラーに定着。2023年は正捕手として固定され、日本代表入りも果たした。

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