比地川が氾濫した国頭村 住民たちが片付けに追われる
沖縄本島北部の記録的な大雨で、比地川が氾濫した国頭村では、11日も住民たちが片付けに追われていました。
国頭村によると、比地地区では、比地川の氾濫で、少なくとも床上浸水が10棟、床下浸水が20棟確認されているということです。
11日も、住民たちが、水につかった家具や冷蔵庫などを住宅から運び出し、村が設けた災害廃棄物置き場へ運んでいました。
自宅が顔の高さまで浸水したという50代の男性は、「一気に水が入ってきて、何も持たずに窓越しに逃げました。家財はすべて使えない状態で、いまは何も考えられない状況です」と話していました。
仕事を休んで手伝いに来たという同級生の女性は、「被害にあった地域の方々が大変な思いをしていて、手助けしないといけないと思いました」と話していました。
また、川沿いの畑も泥水に覆われる被害が出ています。
観葉植物を生産している大城政志さんによりますと、農業用ハウス2棟が倒壊したほか、倒壊を逃れたほかのハウスでも浸水して泥で覆われたため、出荷はできないということです。
大城さんは、「全部、水につかってしまったので、倒産に近い状態だ。植物が生きているとしても畑が死んでいる状況で、何も考えられない」と話していました。
比地地区では、環境省の「やんばる野生生物保護センターウフギー自然館」でも館内に浸水する被害がありました。
改修工事のため設けられているプレハブの現場事務所も壁の一部を残して流されたということです。
このほか、林道が崖崩れで通れなくなり、民宿の宿泊客や従業員合わせて5人が一時、孤立しましたが、11日午前8時すぎに救助され、けがや体調不良はないということです。