「気象衛星ひまわり」の「赤外画像」で障害 復旧見通し立たず

気象庁によりますと、「気象衛星ひまわり」の「赤外画像」が11日明け方の画像から、気象庁のホームページなどで正常に表示できなくなっています。詳しい原因はわかっておらず、復旧の見通しは立っていないということです。

気象庁によりますと、気象庁のホームページなどに掲載されている「気象衛星ひまわり」の「赤外画像」が、11日5時半前後の画像から、白や黒の筋が入ったり、全体が白色や黒色になったりして、正常に表示できなくなっています。

赤外画像は、雲や地表などから放射される赤外線を観測し表示するもので、午前11時現在も正常に表示できていません。

また、同じく水蒸気から放射される赤外線を観測し表示する「水蒸気画像」でも、正常に表示されない状況が続いています。

気象庁では、現在、予報や観測業務に影響があるかどうか確認しています。

今のところ詳しい原因は分かっておらず、復旧の見通しは立っていないということです。

気象衛星「ひまわり」とは

気象庁の気象衛星「ひまわり」は現在は9号が運用され、8号は待機運用されています。

赤道の上空およそ3万5800キロを地球の自転と同じ周期で回る「静止衛星」で、人間の目で見ることのできる「可視光」から目に見えない「赤外線」までさまざまな波長で観測を行っています。

問題が起きた「赤外画像」は雲や地表などから放射される赤外線を観測するもので、太陽の光が当たらない夜でも雲や水蒸気の様子を確認することなどに活用されています。

地上からは観測が難しい海上の台風や低気圧、前線などといった気象現象を連続して観測できるのが特徴です。

また、海面や地面の温度の観測や、雲の動きから上空の風向・風速を計算することで天気予報にも活用されています。

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