戸籍の読み仮名登録、届け出は原則不要に 法務省
法務省は8日、2025年5月以降に始める戸籍の読み仮名の登録について、市区町村から通知された読み仮名が正しい場合には届け出を求めないと発表した。これまでは新たに届け出をするよう求める方針だったが、事務負担の増加を懸念する自治体側の要請を受けて変更した。
戸籍に氏名の読み仮名を記載する改正戸籍法は25年5月に施行する。施行にあわせ市区町村は住民票を参考にした読み仮名を郵送で通知する。通知に記載された読み仮名が正しければ届け出は不要となる。
読み仮名が間違っていた場合は、市区町村の窓口やマイナンバーカード所有者の個人向けサイト「マイナポータル」で届け出る。
牧原秀樹法相は8日の記者会見で「本制度の円滑な実施には全国の市区町村の理解と協力が不可欠だ。今後の運用について市区町村にできるだけ早く情報をお届けする」と述べた。