新潟県小千谷市に本拠を置く米菓製造の「新野製菓」は、4月12日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことが明らかになりました。
1915年に創業の同社は、堅焼きせんべいの「名作」シリーズが好評を得ていたほか、あられや餅などを扱う老舗の米菓製造業者で、近年は大手スーパーマーケットの自社企画製品(PB)の製造にも事業を拡大していました。
しかし、景気低迷による販売の落ち込みや価格競争の激化で業績が悪化。設備投資による多額の借入金が資金繰りを逼迫したことで、事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
毎日新聞(電子版)によると、「4月20日に2回目の不渡りを出した」とのこと。
2010年1月期時点の負債総額は約9億5000万円。