2013年03月31日

京王バス東 甲府線1501便

中央高速バス甲府線で対面通行運用中の笹子トンネルを通過した記録となります。
CIMG9828


乗車したのは1月12日。笹子トンネルの上り線がまだ通行止めで、下り線を利用した対面通行を行なっていた時期となります。新宿の京王バスターミナルには朝7時前に到着。
CIMG9825
この日は3連休初日ということもあり長距離便を中心に満席表示が目立ちましたが、今回乗車する7:00発の甲府行は座席に余裕があるみたいですね。7:00には高山・松本・甲府の3路線が出発。この日は、2号車が設定された松本行が26番乗り場からの出発となり、ターミナル側からの出発は高山行と甲府行の2本となっていました。

6:55頃に高山行の濃飛バスが2番乗り場に入り、甲府行は1番乗り場へ入線。
CIMG9828
甲府行の車両は京王バス東世田谷営業所のセレガR60401号車でした。
CIMG9927
車内はこのような感じ。車両中央の4番と5番の計8席が女性専用席となっていました。新宿からの乗車は8名。連休にしては寂しい乗車率ですね・・・。
CIMG9835
ドアが閉まったところで、モニターが展開。中央道のバス停に細かく停車していくのが甲府線の特徴となります。この時、中央道甲斐大和バス停は笹子トンネル対面通行の影響で通過扱いとなっていました。

同時刻出発の高山行はキャンセル待ちの扱いで出遅れたため、こちらが先行。
CIMG9831
西口の降車場所付近で四国高速バスのエアロキングを目撃しました。また、甲州街道に入る直前で松本行の2号車に追いつきましたが、よく見てみると車両が西東京バスのセレガですね。
CIMG9833
西東京バスは中央高速バス松本線の運行会社ではありませんが、新高速バス制度で新たに導入された「貸切バス型管理の受委託」を活用して運行されています。甲州街道を2台並んで進み、初台ランプから首都高へ。
CIMG9837
松本行は貸切登録の車両のためETCが使えず、一般ゲートを利用していました。ゲートではETCを利用するこちらが先行しましたが、首都高に入るとすぐに松本行に追い越され、すぐに姿が見えなくなりました。西東京バスは早いですねぇ・・・。

首都高は交通量も少なく流れは順調。しかし、この日は八王子JCT付近で事故渋滞が発生しており、三鷹料金所の表示もこの通り。
CIMG9841
笹子トンネルに行き着く前にかなり遅れそうですね・・・。
首都高から中央道へと移り、中央道三鷹・中央道深大寺と停車するものの乗客の姿は無くすぐに出発。
CIMG9844
稲城ICの先で「新宿―松山」と表示した西東京バスに抜かれました。高速を使うとはいえ、新宿―八王子の回送も大変でしょうねぇ・・・。
7:33に到着した中央道日野で1名乗車。日野までは定刻ピッタリに走って来ましたが、八王子本線料金所を通過した先で渋滞に捕まりました。
CIMG9853
ここでは停滞してしまうことはなく、ノロノロと前に流れる状況。

この甲府線は途中休憩が設定されていませんが、乗務員席の運行表には「上野原バス停で1時間以上遅延時は談合坂SAで20分間休憩を設定する」との文字が。どうせ遅れるなら途中休憩を体験したいなぁと不届きなことを考えていると、そういう時に限って徐々に流れがスムーズになっていきます(苦笑)。

中央道八王子には10分遅れて7:52に到着。ここでも乗車はなく、すぐに出発となります。
CIMG9857CIMG9859
中央道八王子バス停の先は山岳区間へと進入。早朝の新宿バスターミナルで「事故車の積荷が散乱している」なんて情報が流れていた八王子JCTですが、処理も完了した模様で事故の痕跡は見当たりませんでした。ただ、この付近から再び流れが悪くなり始めます。小仏トンネルへ向けた上り勾配区間が混雑していましたが、比較的空いていた登坂車線を使って一気に前へと詰めていきます。
CIMG9861
登坂車線をスルスルと前へ進み、新宿を10分前に出た名古屋行に追いついてしまいました。

終端ギリギリまで登坂車線を進み、小仏トンネルには8:07に進入。
CIMG9862
小仏トンネルの入口が渋滞の先頭になっており、トンネル内に入ると流れが回復。
s-CIMG9867
結局、チェックポイント(?)となる中央道上野原バス停には17分遅れて8:17に到着となりました。大月JCT手前の左右分離区間では左ルートを進みます。
CIMG9871CIMG9873
大月JCTを8:30に通過。大月JCTを通過した後も順調に流れていましたが、5分ほど走ったところで渋滞に突入となりました。
CIMG9874
この渋滞では数分間完全に流れが止まってしまうような状態が何度も発生。遅れが積み上がっていきます。乗務員氏はこの区間でも登坂車線を活用。
CIMG9877
西東京バスの松本行を登坂車線側から追い越しました。また、降車合図はありませんでしたが、降車専用のバス停となる中央道笹子バス停に入り渋滞をショートカットする場面も。中央道笹子には約40分遅れて9:01に到着。降車無しでしたが、停車してドアの開閉までしっかりと行っていました。
CIMG9879CIMG9881
中央道笹子バス停を出ると、目の前には松本行の京王バス1号車の姿が。京王グループの阿吽の呼吸で車間を調整し、こちらが松本行の前に割り込みました。

ここから先でも進んだり止まったりを繰り返し、9:20頃にようやく車線の絞り込み部分へと到達。
CIMG9885
絞り込まれた後は流れが改善してきますが、それでも何度か止まってしまう場面も見られました。

80.1キロポスト付近で上り線が下り線側に合流。
CIMG9887
CIMG9889
CIMG9890
80.2キロポスト付近から対面通行区間へ入りました。30~40km/h程度でユルユルと進み、上り線側にクレーン車が林立しているのが見えてくると、いよいよ笹子トンネルとなります。
CIMG9891
笹子トンネルには9:26に進入。
CIMG9895
CIMG9898
CIMG9899
中央ライナーで通った時も実感しましたが、天井版が撤去されたためえらく天井の高いトンネルに感じてしまいます。また、トンネル内にはアナウンスが流れており、仮設の照明や表示板も見られて、ゆっくりとした流れと相まって工事現場を通行しているような雰囲気でした。

8分ほどで笹子トンネルを抜けると、休止扱いとなっている甲斐大和バス停を通過。
CIMG9903
レッカー車の待機場として召し上げられてたみたいですね。
CIMG9906
笹子トンネルを抜けた後も上下線の高架橋に高低差があるため、しばらくは対面通行区間が続きます。
CIMG9907
トンネルをもう1本抜けた所で上り線が分離。勝沼ICの看板が見えてきた所で、下り線も2車線へ復帰となります。
CIMG9910
2車線区間に復帰した途端、松本行の1号車が抜いて行きました。

こちらの便は勝沼ICで中央道を流出。勝沼ICの通過は9:38でした。
CIMG9911CIMG9914
勝沼ICからは国道20号線を甲府へと下って行きます。勝沼バス停を約1時間遅れの9:40に通過。
CIMG9915
勝沼バス停の先で、甲府から羽田空港へ向かう京急のリムジンバスとスライド。対面通行期間中は勝沼ICの上り線入口が閉鎖されたため、新宿線は一宮と勝沼のバス停を閉鎖して一宮御坂ICから中央道へ入る迂回措置がとられていましたが、羽田と成田へ向かう路線は各バス停で通常通り乗車扱いを行い、国道20号線で笹子峠を越えて大月ICから中央道へ入るという迂回となっていました。極力遅れを小さくしたい新宿線と、多少の遅れが出たとしても乗降場所を変えない空港連絡線という、路線の性格の違いが迂回経路にも現れていますね。

石和・山梨学院大学・善光寺と降車バス停が続きますが、この便ではいずれのバス停でも降車無し。
CIMG9920CIMG9922
CIMG9923CIMG9925
甲府市内のクランクを進み、中央三丁目バス停を通過すると次が終点の甲府駅。

終点の甲府駅には定刻より1時間5分遅れて10:15に到着となりました。
CIMG9930
降車場所には山梨交通の係員氏が待ち構えており、京王の乗務員氏から道路状況の聞き取りをしていたのが印象的。笹子トンネル上り線の開通まで、運行各社は大変だったみたいですね。

ヨッシー at 11:00│Comments(0)TrackBack(0)乗りバス 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔