救急車地図間違え搬送遅れ 公表基準新たに策定 精華町
先月(10月)、精華町消防本部の救急車が119番通報で出動した際、地図の読み違えで現場への到着が2分ほど遅れたとみられることが、消防本部への取材でわかりました。
消防本部では生死への影響はなかったとみられるとしていますが、あらたにこうした事案の公表基準を策定し運用を始めました。
精華町消防本部によりますと、先月、「家族の意識状態が悪くなってきている」という119番通報を受けて救急車が出動した際、救急隊員が地図を読み違えて遠回りした結果、現場への到着が2分ほど遅れたとみられるということです。
ただ、医師による事案の検証で、生死への影響はなかったとみられるなどとされたため公表はせず、到着が遅れたことは通報者にも伝えなかったということです。
消防本部では出動した救急隊員など5人を厳重注意の処分にしました。
そのうえで、これまでこうした事案の公表基準がなかったため、あらたに、▼誤った医療行為をした場合や、▼大幅に到着が遅れ、命にかかわるような影響を及ぼした場合などに公表するという基準を策定し、先月末から運用を始めたということです。
精華町消防本部は「第三者の医師の検証結果を参考に救急活動に問題はなかったと判断した。経路の間違いはあってはならないことと受け止め、再発防止に努める」とコメントしています。