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【Like~an~Angel ライヴ映像配信記念 特集(全3回)】 L’Arc~en~Ciel、Like~an~Angel、TETSUYA すべてをクリエーションするtetsuya にソロインタビュー

音楽

インタビュー

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tetsuya

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ラルクの新曲「YOU GOTTA RUN」そして東京ドーム

――さきほどラルクのお話が出ましたが、新アー写に続いて、3年ぶりの新曲「YOU GOTTA RUN」(テレビ東京系アニメ『BAYBLADE X』)が配信リリースされましたね。

tetsuya (突然)夕方に僕、ランニングしてるんですよ。最近。

――えっ? あ、はい…。

tetsuya いや、これマジで本当なの(微笑)。本当にランニングしてるの! 朝だと日焼けしちゃうんで、夕方。暗くなってからランニングしてるんだけど。それは、ガッツ(ラルクのステージディレクター)が最近シュってなって痩せてたから「何やってるの?」って聞いたら「毎日走ってます」っていってて。じゃあ俺も走ろうかなと思って走り出したの。それで、今回ラルクの曲をレコーディングして、歌詞がhydeからあがってきました。見たら“ゆうがたらん(YOU GOTTA RUN)”って。なんでhyde、俺のマイブーム知ってるんやって。

――なるほど! そういうオチ(笑)。

tetsuya ここもつながってるでしょ?(笑)

――たしかに。ちなみにどのくらいの距離を走ってるんですか?

tetsuya 距離は分からないけど、時間でいうと30分ぐらい。意外とそれ以上は時間をとるのが難しい。忙しいからね。僕は、ジムに2時間も3時間も行くのは無理。

――「YOU GATTA RUN」はいつ頃作った曲なのですか?

tetsuya 原型は結構前。もう何年か前には作ってて。それは、いまのとは全然形が違ってて、テンポも遅かったんですよ。元々はミディアムテンポで。ちょっとアメリカンでけだるい感じのロックだったんです。そうしたら、今回のタイアップのお話しをいただいて。先方に曲を提出したら「もう少しテンポを上げてやってもらえないか」という話がきまして。それと同時に、ただ単にテンポをあげただけのデモが戻ってきたんですね。それを聴いてみたら「なくはないな」と思って。ただ、テンポを上げるのであれば、アレンジはいろいろ微調整しなきゃなというのはあったので、それでテンポとアレンジを変えたのがいまの形です。

――曲中、tetsuyaが歌っている“Burn it out!”,”Shout it out!”などのコーラスも曲を作っている段階から。

tetsuya 最初から全部ありました。ああいうコーラスとか、(主メロを)追っかけるメロディーがないと僕の曲っぽくならない。あれが入ることによって”ラルク!“って感じになるから。

――ですね! そうして、この新曲に続いて、2025年1月18日、19日の2日間に渡って<L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION-hyde誕生祭->を東京ドームで開催することも発表されました。

tetsuya 個人的にはもっとたくさん動きたいんですよ。

――ラルクとして?

tetsuya うん。これも、本来はもう少し色々なプランがあったんですけど、なかなか意見がまとまらないし。まとめるのにも時間がかかるからね。ラルクは。それで、東京ドームはとれてたんで、今回はこのタイミングで東京ドームをやる意味も含めて、hydeから「自分から言うのもなんなんだけど“hyde誕生祭”っていうのはどうかな?」というアイデアが出たので、それでいくことになりました。

――前回、ラルクのツアーはtetsuyaさんがステージの総合演出も担当されていました。あれは実際やってみてどうだったんですか?

tetsuya 大変だけど向いてるなと思ったし、実際向いてると思います。これも、これまでのライクとかを含め、自分で演出をやるようになって。色々そういうものがあったからこそ、ラルクにつながったの。

――なぜこれまでラルクの演出はやらなかったんですか?

tetsuya ラルクに関しては、別に誰が演出を担当するとか、決まりはなかったんだけど。ずっとバンドを長くやるなかで、僕はやっぱりヴォーカリストが1番進行しやすい形。ライヴのテーマなり、セットリスト、演出的なことも含めて、ヴォーカリストがやりたいことを具現化するのがいいと思ってたんですね。とくに、僕もソロ活動をやり始めて、ヴォーカリストになってみたら余計にそう思うようになったんです。

やっぱり歌って、自分の声、体が楽器なので、例えば「頭のところの曲順はいいけど、あの曲とこの曲をつなげてそこに持ってくるのはツラいな」とか「ここは歌っててやりにくいな」とかあるんですよ。ヴォーカリスト的には。ライヴ全体を支配するのはヴォーカリストだと思うので、そこも踏まえて、ヴォーカリストがやりたいようにするのがいいと思ってたんです。だから、これまではずっとhydeに任せてたんですよね。

――そんな明確な理由がtetsuyaさんのなかにはあったのですね。

tetsuya うん。別に僕はそんなにライヴに対してこうしたい、ああしたいという意見は元々なかったし。僕が興味があること。僕が得意なことは映像の編集のほうなんですよ。大体、ラルクでライヴをやると、ツアーのファイナルや単発公演も映像化されるじゃないですか? その映像をどう撮るかとかという事前の打ち合わせや、撮った映像をどう編集するかっていうところにはすごく興味があるから、そういうところは、僕は監督と一緒に話をしたり。スタジオでの編集作業にも立ち会ってきたんですよ。

――そうなんですね!

tetsuya うん。編集作業に立ち会って、家で観たときに、飽きないような作りの編集にしていくんですけど。スタジオで編集作業をするときに「この曲はこういう照明だったんだ」とか「後ろにこんな映像が流れてたんだ」みたいなことに初めて気づくことも多いし。編集していくなかで「ここは間が長すぎたから短くしたほうがいいな」とか、いろいろ気づくの。「この映像、なんかよくなかったな」とか「オープニングの映像があれなのに、曲中に統一感がないな」とか。

そういうものを映像編集で体験してたから、ラルクで今回ライブの総合演出をやったときも、それがリアルタイムでライヴを演出するというのに変わっただけで。別に違うことをやってるという感覚は僕の中にはなかったんですよ。これまでやってたことがすごく役に立ちましたね。

――そこも、これまでtetsuyaさんがやってきたこととちゃんとつながってたんですね。

tetsuya うん。だから、すんなりできたし。やってみて楽しかったし、自分には向いてるなと思いました。楽しいけど、大変は大変ですよ。毎回ライヴが終わったら、1本分のステージ映像をスタッフと見る訳ですから。それをチェックして、ダメなところを全部修正してブラッシュアップを繰り返していくんです。

――次の日にライヴがあるときも。

tetsuya 僕は楽屋に残ってチェックをしてるんです。事前に小さい映像でチェックしたものでも、実際ステージに大画面で映し出されるといまいち伝わりにくいなってもあるから。そういうものがあったら映像を作り直したり。ここの照明は変えた方がいいからこうしようとか、毎回やってました。

――今回もステージ演出はtetsuyaさんが?

tetsuya “ hyde誕生祭”なのでhydeですね。

――ライヴで新曲は聴けそうですか?

tetsuya 「YOU GATTA RUN」でしょ? やりますよ。もちろん。

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